discourse

  • ()論文、論説、講演
  • ()言説、談話、議論
  • ()論述する、講演する
UK/ˈdɪskɔrs/

発音のコツ

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discourse は最初の音節「dis」にアクセントを置きます。「ディ」は口をリラックスさせて短く発音し、続く「course」の母音は口を丸めて「オー」と長く伸ばしながら、舌を丸めて「r」の音を響かせてください。動詞として使う場合、後ろの「course」にアクセントを置く人もいますが、現代では前に置くのが一般的です。

活用形

三単現
discourses
進行形(-ing)
discoursing
過去形
discoursed
過去分詞
discoursed
複数形
discourses

コアイメージ

特定のテーマについて、論理的かつ本格的に言葉を交わしたり書き記したりすることがコアイメージです。学術的な論文や講演、社会的な議論など、少し硬い場面で使います。

discourseの意味・例文

名詞

可算

論文、論説、講演

A formal discussion of a subject in speech or writing.

アカデミック

The professor published a brilliant discourse on modern history.

教授は現代史に関する素晴らしい論文を発表しました。

特定のテーマを深く掘り下げた学術的な文章を指します。

フォーマル

He delivered a discourse upon the nature of justice.

彼は正義の本質についての講演を行いました。

格式高い場での本格的なスピーチや講話にも使われます。

ニュース

The book is a fascinating discourse on environmental issues.

その本は環境問題に関する魅力的な論説です。

社会的な課題について論理的に書かれた書籍などを表現できます。

uncountable / countable

言説、談話、議論

Written or spoken communication or debate.

ニュース

We need to improve the quality of public discourse.

私たちは公的な議論の質を向上させる必要があります。

public discourse は社会全体の世論や議論を意味する定型表現です。

アカデミック

The concept is widely used in political discourse.

その概念は政治的言説において広く使われています。

政治や社会学の分野で、ルールや権力を含む言葉のやり取りを指します。

ビジネス

Healthy discourse is essential for a successful team.

健全な意見交換は、成功するチームにとって不可欠です。

単なるおしゃべりではなく、意味のある意見の交わし合いを表します。

動詞

自動詞

論述する、講演する

To speak or write authoritatively about a topic.

アカデミック

She discoursed at length on the origins of the universe.

彼女は宇宙の起源について詳細に論じました。

discourse on/upon の形で「〜について論じる」と表現します。

フォーマル

The guest speaker discoursed eloquently about human rights.

ゲストスピーカーは人権について雄弁に語りました。

権威ある立場で専門的なテーマを話すニュアンスが出ます。

日常会話

They sat by the fire and discoursed on various subjects.

彼らは暖炉のそばに座り、さまざまな話題について語り合いました。

文語的な表現ですが、深く語り合う様子を描写する際に使えます。

語源

discourse は接頭辞 dis-(あちこちへ)と currere(走る)から成り立っています。思考や言葉があちこちへ走り回るように、一つのテーマを多角的に深く論じるという成り立ちから、現在の意味に発展しました。同じ currere(走る)の語根を持つ関連語には、course(進路、講座)があります。

派生語・ファミリー

形容詞discursive
副詞discursively

discourseの使い方

よく使う組み合わせ

public discourse (公的な議論)political discourse (政治的言説)academic discourse (学術的談話)a discourse on (〜に関する論文)engage in discourse (議論に参加する)

使い分け

discourse は特定の主題についての本格的な論述や言説を、discussion は複数の人が意見を交わす議論を、conversation は日常的で気軽な会話を指します。

The theory changed the academic discourse.

学術的な議論の方向性を変えるような本格的なニュアンスです。

We had a discussion about the new project.

特定のトピックについて意見を出し合うニュアンスです。

I had a long conversation with my friend.

友人同士の気軽で日常的なやり取りのニュアンスです。

よくある間違い

× She discoursed the topic. ○ She discoursed on the topic. → 動詞の discourse は自動詞なので、対象を示す場合は on や upon などの前置詞が必要です。

× I had a discourse with my mom. ○ I had a conversation with my mom. → discourse は学術的で硬い表現です。家族や友人との気軽なやり取りには conversation を使います。

コラム

豆知識

フランスの哲学者ミシェル・フーコーが提唱した「言説(discourse)」という概念は、言語学や社会学に大きな影響を与えました。単なる言葉のやり取りではなく、「社会のルールや権力関係が言葉を通してどのように作られるか」という深い意味を持っています。学問の世界では非常に重要なキーワードです。

リアルな使われ方

ニュースや政治の話題で public discourse(公的な議論、世論)というフレーズがよく登場します。例えば「SNS is changing the public discourse.(SNSが社会の議論のあり方を変えている)」のように、社会全体でどのような意見が交わされているかを示す際に便利な表現です。

映画・音楽での使われ方

SF映画の金字塔『スター・ウォーズ』シリーズなどの熱狂的なファンの間では、作品のテーマや哲学について深く語り合うことを「fandom discourse(ファンダムの言説)」と呼ぶことがあります。単なる感想を超えた、ファン同士の真剣な考察や議論を指す現代的な使われ方です。

イディオム・定型句

定型句civil discourse

礼儀正しく建設的な議論

We need to promote civil discourse in our society.

定型句public discourse

公的な議論、世論

The scandal dominated the public discourse for weeks.

イディオムuniverse of discourse

議論の前提となる対象領域

That topic is outside our current universe of discourse.

discourseを使った会話例

大学の研究室で、教授と学生が

A

Have you read the latest paper on climate change?

B

Yes, it is a fascinating discourse on global warming.

A

The author really changed the academic conversation around this topic.

B

I agree. We need more civil discourse like that in our society.

A

Exactly. Are you planning to focus on a similar theme for your thesis?

B

Yes, I want to analyze the political discourse surrounding renewable energy.

A

That sounds like a great idea. Let's have a deeper discussion about it next week.

B

Thank you, professor. I will prepare my notes.

文化的背景

欧米の大学や社会では、異なる意見を持つ者同士が論理的かつ礼儀正しく意見を交わす「civil discourse(市民的対話)」が民主主義の基盤として強く意識されています。英米間で発音や意味に大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. discourse とは?

特定のテーマについて、論理的かつ本格的に言葉を交わしたり書き記したりすることです。『He wrote a discourse on art.(彼は芸術に関する論文を書いた)』のように、学術的・フォーマルな文脈でよく使われます。

Q. discourse と discussion の違いは?

discussion は日常やビジネスで「話し合い」を意味しますが、discourse はより専門的で体系的な「論説」や「言説」を指します。『political discourse(政治的言説)』のように、社会的な広がりを持つ議論にも使われます。

Q. public discourse とはどういう意味ですか?

社会全体で共有される「公的な議論」や「世論」を意味する定型表現です。『Social media influences public discourse.(SNSは公的な議論に影響を与える)』のように、ニュースや社会問題の文脈で頻出します。

Q. 動詞として使う場合の注意点は?

discourse を動詞として使う場合は「〜について論じる」という意味の自動詞になり、前置詞の on や upon を伴います。『He discoursed on philosophy.(彼は哲学について論じた)』のように使います。

Q. discourse を日常的な言葉に言い換えると?

会話や議論の文脈であれば、conversation や discussion に言い換えるのが自然です。『academic discourse』を少し平易に言いたい場合は、『academic discussion(学術的な議論)』と表現できます。

CHECK QUIZ

Q: 日常の気軽な「会話」を表すのに最適な単語は?

Q: 「彼は哲学について講演した」の自然な英語は?

Q: 「The quality of political discourse has declined.」の意味は?