competence

  • ()能力、適性、力量
  • ()権限、適格性
UK/ˈkɑmpətəns/

発音のコツ

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competence は最初の母音「カ」にアクセントを置きます。「カ」と「コ」の中間のような音で「カァム」と発音してください。続く「pe」と「tence」は力を抜いた曖昧な母音にし、「ピタンス」のように軽く素早く発音します。「コンピテンス」と平坦なカタカナ読みにならないよう、最初を強く、後は弱く発音するのがコツです。

活用形

複数形
competences

コアイメージ

特定の任務や要求を十分にこなせる能力や適性があることがコアイメージです。基準を満たす十分なスキルや知識を持っていることを仕事や学業で評価する時に使います。

competenceの意味・例文

名詞

uncountable / countable

能力、適性、力量

The ability to do something successfully or efficiently.

ビジネス

We have confidence in her professional competence.

私たちは彼女の専門的な能力を信頼しています。

プロフェッショナルとしての力量を示す定番の表現です。

アカデミック

Students must demonstrate their competence in English.

学生は英語の能力を証明しなければなりません。

特定の科目や分野での適性を評価する際に使われます。

フォーマル

The manager questioned his competence for the job.

マネージャーは彼のその仕事に対する適性に疑問を持ちました。

職務を遂行するのに十分な力があるかどうかが焦点になります。

日常会話

I am trying to improve my digital competence.

私はデジタルのスキルを高めようとしています。

現代社会で要求される新しい基準の能力にも使えます。

不可算

権限、適格性

Legal authority or power to deal with a particular matter.

ニュース

This matter falls outside the competence of the court.

この件は裁判所の管轄権の枠外にあります。

法的な権限や管轄が及ぶ範囲を表す専門的な用法です。

ビジネス

The committee has the competence to make final decisions.

その委員会には最終決定を下す権限があります。

組織内での決定権や適格性を示す時に使われます。

フォーマル

They questioned the legal competence of the witness.

彼らはその証人の法的な適格性に疑念を抱きました。

法的に有効な能力や資格を持っているかを表します。

語源

competence は、接頭辞 com-(共に)と petere(求める、向かう)に由来します。「共に同じものを求める」ことから「競争する」という意味が生まれ、そこから「競争に勝つだけの十分な力があること」へと変化し、現在の「能力・適性」という意味に発展しました。同じ petere の語根を持つ関連語には、petition(請願)があります。

派生語・ファミリー

形容詞competent
副詞competently

competenceの使い方

よく使う組み合わせ

professional competence (専門的な能力)demonstrate competence (能力を証明する)lack of competence (能力不足)evaluate competence (能力を評価する)linguistic competence (言語能力)

使い分け

competence は基準を満たす十分な適性や力量を、ability は生まれつきや後天的に備わった実行能力全般を、skill は訓練によって習得した具体的な技術を指します。

The job requires a high level of competence.

要求される基準を満たす十分な適性や力量のニュアンスです。

She has the ability to solve complex problems.

実行できる能力そのものに焦点を当てるニュアンスです。

He learned the skill of computer programming.

訓練によって身につけた具体的な技術のニュアンスです。

よくある間違い

× He has a high competence in playing the piano. ○ He has great skill in playing the piano. → 個別の具体的な技術については skill を使います。competence は職務などを遂行する総合的な力量を指します。

× She showed her competence of leadership. ○ She showed her competence in leadership. → 「〜における能力」と言う場合は、前置詞 in を使うのが自然な英語の表現です。

コラム

豆知識

経営学で有名な「コア・コンピタンス(core competence)」は、他社には真似できない企業独自の強みや中核技術を指します。1990年代に提唱され、現代のビジネス戦略において非常に重要なキーワードとして定着しました。

リアルな使われ方

ネイティブは、誰かがその仕事に全く適性がないと批判する際に、対義語の incompetence をよく使います。「gross incompetence(重大な無能・過失)」は、解雇の正当な理由として法的な文脈でも登場する強い表現です。

映画・音楽での使われ方

心理学における「学習の4段階モデル」では、無意識的無能から意識的有能(conscious competence)、そして最終的に無意識的有能へと至るプロセスが説かれています。自己啓発や教育の分野で人の成長を説明する際によく引用される概念です。

イディオム・定型句

定型句core competence

中核能力、他社に真似できない強み

The company should focus on its core competence.

定型句beyond one's competence

自分の能力や権限を超えて

This technical issue is beyond my competence.

定型句conscious competence

意識的有能(意識すればできる状態)

He reached the stage of conscious competence.

competenceを使った会話例

人事評価の面談で、マネージャーとアシスタントが

A

How do you evaluate John's performance this year?

B

He has shown great competence in managing the new project.

A

I agree. However, his communication skills could be improved.

B

True. We should help him develop his ability to lead team meetings.

A

Do you think he has the competence for a promotion?

B

Not just yet, but he is definitely on the right track.

文化的背景

欧米のビジネス社会では、competence(職務遂行能力)が非常に重視され、採用や昇進の絶対的な基準となります。個人の実力主義を重んじる文化を反映した単語です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. competence とは?

特定の任務や要求を十分にこなせる能力や適性のことです。『He demonstrated his competence.(彼は自分の能力を証明した)』のように、ビジネスや学術の場面で頻出します。

Q. competence と capacity の違いは?

competence は要求される基準を満たす「力量」に焦点が当たります。一方の capacity は「収容力」や「潜在的な能力」を表し、『the capacity to learn(学ぶ潜在能力)』のように未来の可能性を含みます。

Q. competence はどんな場面で使いますか?

採用面接や人事評価、学業の成績など、人の実力や適性を評価する場面でよく使われます。『professional competence(専門的な能力)』はビジネスで非常に頻繁に使われる表現です。

Q. competence をもっと簡単な言葉で言い換えると?

ability や capability に言い換えることができます。『He lacks the ability to do the job.(彼にはその仕事をする能力がない)』のように、日常会話では ability の方がより一般的に使われます。

Q. competence の後に続く前置詞は何ですか?

「〜における能力」と言う場合は in を使います。『competence in foreign languages(外国語の能力)』のように、特定の分野やスキルを指定する際によく用いられる組み合わせです。

CHECK QUIZ

Q: 「プログラミングの技術を学ぶ」という文脈で最適な名詞は?

Q: 「英語における能力」の自然な表現は?

Q: 「This matter is outside the competence of the court.」における competence の意味は?