coherent
- (形)首尾一貫した、筋の通った
- (形)理路整然とした、はっきり話せる
発音のコツ
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coherent は第2音節の「híər」にアクセントを置きます。最初の「co」は「コウ」と二重母音で発音し、続く「híər」は口を横に引いて「ヒア」としっかり音を響かせます。最後の「ent」は力を抜いて曖昧な「ənt」にします。「コヒーレント」と平坦なカタカナ発音にならず、真ん中を強調してリズムを作ることがポイントです。
コアイメージ
各部分がしっかりと結びつき、全体として論理の筋道が通っていることがコアイメージです。文章や主張、計画などが矛盾なく理路整然としている状態を表現したい時に使います。
coherentの意味・例文
形容詞
首尾一貫した、筋の通った
Logical and consistent with all parts fitting together well.
The essay presents a coherent argument from start to finish.
そのエッセイは最初から最後まで首尾一貫した主張を展開しています。
論文やレポートの論理構成を評価する際によく使われます。
We need to develop a coherent strategy for the new market.
新市場に向けて筋の通った戦略を立てる必要があります。
各施策がバラバラでなく、一つの目標に向かっている状態を指します。
The government failed to provide a coherent policy on climate change.
政府は気候変動に対する首尾一貫した政策を打ち出せませんでした。
政策や方針に矛盾がないことを表す報道表現です。
Her explanation was not very coherent.
彼女の説明はあまり筋が通っていませんでした。
話のつじつまが合わない時に否定形で使います。
理路整然とした、はっきり話せる
Able to speak clearly and logically.
He was so upset that he was barely coherent.
彼はひどく動揺していて、まともに話せる状態ではありませんでした。
感情の乱れで言葉がまとまらない状況を描写します。
The patient was awake and fully coherent.
患者は目を覚ましており、完全に理路整然としていました。
医療現場などで、意識がはっきりしていることを示します。
The witness gave a coherent account of the incident.
目撃者は事件について理路整然とした説明をしました。
目撃証言などが時系列に沿って分かりやすいことを表します。
語源
coherent は、接頭辞 co-(共に)とラテン語の haerere(くっつく、粘着する)から成り立っています。「複数の要素が共にしっかりとくっついている」という成り立ちから、論理や考えがバラバラにならず「首尾一貫している」という現在の意味に発展しました。同じ haerere(くっつく)の語根を持つ関連語には、adhere(固守する、付着する)があります。
派生語・ファミリー
coherentの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
coherent は各部分が結びつき全体として筋が通っていること、logical は前提から結論への推論が妥当であること、consistent は時間の経過や状況が変わっても矛盾やブレがないことを表します。
よくある間違い
× He is coherent in his daily routine. ○ He is consistent in his daily routine. → 習慣や態度が変わらず一貫している場合は consistent を使います。coherent は論理の筋道に関する表現です。
× The essay lacks coherent. ○ The essay lacks coherence. → lack は他動詞なので、直後には形容詞ではなく名詞の coherence(一貫性)を目的語として置きます。
コラム
豆知識
物理学の分野では、光の波長や位相が揃っている状態を「コヒーレント(coherent)」と呼びます。この性質を利用した代表的な技術がレーザー光線です。光の波が「しっかり結びついて」強いエネルギーを生み出す様子は、論理の筋が通っているという日常的な意味と語源的に通じ合っています。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、ひどく酔っ払った人やパニック状態の人を指して「He is not coherent.(彼はまともに話せる状態じゃない)」と否定形でよく使います。思考がまとまらず、言葉がしどろもどろになっている様子を的確に表す便利な実用表現です。
映画・音楽での使われ方
クリストファー・ノーラン監督の映画『インセプション(Inception)』のような複雑なSF作品では、設定やルールが「coherent(矛盾がない)」であることが重要視されます。作品のレビューでも「a highly coherent narrative(非常に筋の通った物語)」のように、脚本の完成度を称賛する言葉として頻繁に登場します。
イディオム・定型句
まとまりのある全体
“The individual chapters form a coherent whole.”
論理的に辻褄が合っている
“The theory must be logically coherent.”
coherentを使った会話例
水曜の午後、オフィスで同僚と
Did you read the draft of my proposal?
Yes, I did. However, the structure felt a bit incoherent.
Really? Which part lacks coherence?
Chapter three doesn't connect well with the rest. It doesn't form a coherent whole.
I see. I guess my argument wasn't logical enough there.
Exactly. If you rewrite that section, the entire proposal will be much more coherent.
文化的背景
欧米のアカデミックな環境やビジネスシーンでは、意見や論文が coherent である(論理的で筋が通っている)ことが非常に高く評価されます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも知的なコミュニケーションにおいて広く使われます。
よくある質問
Q. coherent とは?
各部分が結びついて全体として論理の筋道が通っている状態を指す形容詞です。『The plan is highly coherent.(その計画は非常に筋が通っている)』のように、主張や方針の完成度を評価する際に使います。
Q. coherent と consistent の違いは?
coherent は「全体として筋が通ってまとまっている」こと、consistent は「時間や状況が変わっても態度にブレがない」ことです。『He is consistent.』とは言えますが、性格に対して coherent は使いません。
Q. 人に対して coherent は使えますか?
はい、使えます。ただし性格ではなく「思考や話し方が理路整然としているか」を表します。『He was barely coherent.(彼はかろうじて言葉が通じる状態だった)』のように、怪我や泥酔、パニック時の状態描写として頻出します。
Q. coherent を簡単な言葉で言い換えると?
日常会話では make sense(意味をなす、筋が通っている)や clear(明確な)に言い換えられます。『His explanation is coherent.』は『His explanation makes sense.』とするとカジュアルに伝わります。
Q. coherent の名詞形は何ですか?
名詞形は coherence(一貫性、まとまり)です。『lack coherence(一貫性を欠く)』や『social coherence(社会的結束)』などのフレーズで、アカデミックな文章やビジネス文書に頻繁に登場します。
CHECK QUIZ
Q: 「彼の説明は時間が経ってもブレがない」に最適な単語は?
Q: 事故直後の被害者の状態を表す「She was barely ___ .」に入るのは?
Q: 「その論文は一貫性を欠いている」の自然な表現は?