coal
- (名)石炭
- (名)燃えている炭、石炭の塊
発音のコツ
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coal は「コウル」のように発音し、二重母音の /oʊ/ をしっかり響かせます。口を丸めて「オ」と言いながら、徐々に口をすぼめて「ウ」の音へ移行します。最後の /l/ は舌先を上の前歯の裏に当てて「ウ」や「ル」に近い暗い音(ダークL)を出します。「コール」と平坦に伸ばさないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- coals
- 個々の石炭の塊や燃えさしを指す場合
コアイメージ
燃やしてエネルギーを得るための黒い鉱物がコアイメージです。化石燃料やエネルギー資源、または暖炉の燃料などについて話す時に使います。
coalの意味・例文
名詞
石炭
A hard black rock that is dug from the earth and burned as fuel.
Coal is still a major source of energy worldwide.
石炭は今でも世界中で主要なエネルギー源です。
エネルギー資源として言及する最も一般的な用法です。
The government plans to close all coal power plants.
政府はすべての石炭火力発電所を閉鎖する計画です。
coal power plant(石炭火力発電所)は環境問題の文脈で頻出します。
The company heavily invests in the coal mining industry.
その企業は石炭鉱業に多額の投資をしています。
産業やビジネスの対象としての石炭を表します。
燃えている炭、石炭の塊
A piece of coal, especially one that is burning or glowing.
We cooked the meat over the hot coals.
私たちは熱い炭火の上で肉を焼きました。
個々の燃える炭を指す場合は複数形を使います。
Don't step on the hot coals from the campfire!
キャンプファイヤーの熱い炭を踏まないでね。
火が残っている危険な状態を警告する時に使えます。
The blacksmith heated the iron in the glowing coals.
鍛冶屋は赤々と燃える炭の中で鉄を熱しました。
glowing coals(赤々と燃える炭)という表現で熱気を強調します。
語源
coalの語源は、古英語の「col」に由来し、もともとは「燃えている炭」や「木炭」を意味していました。そこから、地中から採掘される燃料用の黒い鉱物(石炭)を指すように意味が発展しました。同じゲルマン語系の語源を持つ関連語には、オランダ語のkoolやドイツ語のKohle(石炭)があります。
派生語・ファミリー
coalの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
coalは地中から採掘される天然の石炭、charcoalは木材を蒸し焼きにして作る木炭、fossil fuelは石炭や石油などの化石燃料全般を指します。
“We bought some charcoal for the barbecue.”
→ バーベキューなどで使う人工的な木炭というニュアンスです。
よくある間違い
× We need to buy a coal for the barbecue. ○ We need to buy some charcoal for the barbecue. → バーベキューで使う「炭」は charcoal を使います。coal は通常、地中から掘り出す石炭を指します。
× Japan imports many coals from other countries. ○ Japan imports a lot of coal from other countries. → 資源としての石炭は不可算名詞です。many coals ではなく a lot of coal と表現します。
コラム
豆知識
産業革命期、coal は「黒いダイヤ(black diamond)」と呼ばれ、経済発展の原動力となりました。現代では環境問題の観点から使用を減らす動きが主流ですが、歴史上、人類の生活を根本から変えた最も重要な地下資源の一つです。地質時代の一つ「石炭紀(Carboniferous)」もこの鉱物に由来します。
リアルな使われ方
欧米のクリスマス文化では、サンタクロースが良い子にはプレゼントを、悪い子には靴下に a lump of coal(石炭の塊)を入れるという言い伝えがあります。日常会話でも「悪いことをすると石炭をもらうよ」と子どもを諭す時に使われ、クリスマスの時期には定番のジョークとして頻繁に登場する表現です。
映画・音楽での使われ方
映画『メリー・ポピンズ』には、煙突掃除人が登場し、顔や服を coal のすす(soot)で真っ黒にして踊る有名なシーンがあります。当時のロンドンでは、各家庭の暖炉で石炭が燃やされていたという時代背景がよく分かる作品です。石炭の煙は「ロンドンの霧」の主な原因でもありました。
イディオム・定型句
無駄なことをする、余計な世話を焼く
“Selling snow to Eskimos is like carrying coals to Newcastle.”
厳しく叱責する
“My boss raked me over the coals for the mistake.”
(悪い子への)残念な贈り物
“Naughty children will get a lump of coal for Christmas.”
coalを使った会話例
月曜の朝、オフィスの休憩室で
How was your weekend? Did you have a barbecue?
Yes, but I accidentally bought coal instead of charcoal.
Oh no! You can't cook food over regular coal.
I know. My wife almost raked me over the coals for that mistake.
So, what did you do?
I rushed to the store to get the right one. The fossil fuel stays in the garage!
文化的背景
イギリス北部のニューカッスルはかつて石炭の主要な産地でした。そのため、不必要で無駄なことをする例えとして「ニューカッスルに石炭を運ぶ」という表現が使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. coal とは?
石炭や燃えている炭を指す名詞です。『The factory burns coal to generate electricity.(その工場は発電のために石炭を燃やします)』のように、エネルギー資源の文脈で頻出します。
Q. coal と charcoal の違いは?
coal は地中から採掘される天然の石炭で、主に工業用燃料として使われます。一方の charcoal は木を燃やして作る木炭で、『cook over charcoal(炭火で調理する)』のようにバーベキューなどに使います。
Q. 「炭火焼き」は英語でどう言いますか?
料理に使う炭は charcoal を使うのが一般的です。『charcoal-grilled chicken(炭火焼きの鶏肉)』のように表現すると、香ばしく焼かれた美味しい料理のニュアンスが自然に伝わります。
Q. coal は数えられますか?
資源や燃料としての石炭全体を指す場合は数えられない名詞(不可算名詞)です。しかし、個々の燃えている炭の塊を指す場合は『hot coals(熱い炭)』のように複数形にして数えることができます。
Q. クリスマスに coal をもらうとはどういう意味ですか?
欧米の伝統で、サンタクロースは良い子にはおもちゃを、悪い子には罰として石炭の塊を靴下に入れると言われています。『He got a lump of coal.』は「悪いことをした報い」を表す定番フレーズです。
CHECK QUIZ
Q: バーベキュー用の「炭」を買う時に適した単語は?
Q: 「He will get a lump of coal.」が意味する状況は?
Q: 「rake someone over the coals」の意味は?