clause
- (名)条項、箇条
- (名)節(主語と動詞を含むまとまり)
発音のコツ
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clause は最初の母音「ɔː」にアクセントを置きます。口を縦に大きく開け、喉の奥から「オー」と長く伸ばしてください。最初の「cl」は子音を連続させ、母音を挟まないように注意します。最後の「se」は有声音の「z」になります。「クローズ」と発音すると close(閉じる)と混同されるため、「クラーズ」に近い口の開きを意識すると自然です。
活用形
- 複数形
- clauses
コアイメージ
全体の一部として意味を成す「区切り」がコアイメージです。契約書の特定の条項や、文法において主語と動詞を含む節を指す時に使います。
clauseの意味・例文
名詞
条項、箇条
A separate section of a legal document or contract.
Please read the penalty clause carefully before signing.
署名する前に罰則条項を注意深く読んでください。
契約書や合意書の特定の項目を指す最も一般的な用法です。
The new trade agreement includes a strict environmental clause.
新しい貿易協定には厳格な環境条項が含まれています。
国や企業間の公式な取り決めの文脈で頻出します。
We decided to remove that clause from the final document.
最終的な文書からその条項を削除することに決定しました。
条項の追加や削除を交渉する場面でよく使われます。
節(主語と動詞を含むまとまり)
A group of words containing a subject and a verb.
An independent clause can stand alone as a sentence.
独立節はそれ自体で一つの文として成立します。
文法用語として、文の構成要素を説明する時に使います。
You need to add a subordinate clause to explain why.
理由を説明するために従属節を追加する必要があります。
英語学習や文章の添削をする際によく登場する表現です。
The relative clause provides additional information about the noun.
関係詞節は名詞に関する追加情報を提供します。
関係代名詞などで導かれる特定の節を指します。
語源
clause はラテン語の claudere(閉じる、締めくくる)に由来します。文章や契約の中で「一つの意味のまとまりとして閉じられた部分」という成り立ちから、法律の条項や文法の節という意味に発展しました。同じ「閉じる」の語根を持つ関連語には、身近な単語である close(閉じる)や include(中に閉じ込める→含む)があります。
派生語・ファミリー
clauseの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
clause は契約書などの個別の具体的な条項を、article は法律や条約の全体を分ける大きなくくりである条を、provision は特定の状況に備えて設けられた規定や条件を表します。
よくある間違い
× This sentence has two phrase. ○ This sentence has two clauses. → 句(phrase)は主語と動詞を含みませんが、節(clause)は両方を含みます。
× We must change the condition. ○ We must change the clause. → condition は一般的な条件を指し、契約書の具体的な文面を指す場合は clause を使います。
コラム
豆知識
語源であるラテン語の claudere(閉じる)は、修道院などの「閉ざされた空間」を意味する cloister(回廊)とも同じ語源を持ちます。文章や契約の文面が、他から独立して一つの意味として「閉じられている」という空間的なイメージが背景にあります。
リアルな使われ方
ビジネスの契約交渉では、escape clause(免責条項)という言葉がよく登場します。これは特定の状況下で義務を免れるための抜け道を示すもので、予期せぬトラブルから自社を守るために頻繁に議論される重要な表現です。
映画・音楽での使われ方
1994年のコメディ映画『The Santa Clause(サンタクロース)』のタイトルは、巧妙な言葉遊びになっています。主人公がサンタの服を着たことで「サンタになる契約条項(clause)」を受け入れたことになるという設定で、本来の Santa Claus とスペルが違う点に注目です。
イディオム・定型句
既得権保護条項、祖父条項
“The new rule does not apply to us because of the grandfather clause.”
免責条項、逃げ道
“They included an escape clause in the agreement.”
例外条項、救済条項
“The document has a saving clause for emergencies.”
clauseを使った会話例
水曜の午後、会議室で同僚と
Did you review the new contract?
Yes, but I have a question about the penalty clause.
Which part are you concerned about?
The provision regarding late deliveries seems too strict.
We can ask the legal team to revise that clause.
That would be helpful. I want to avoid any future issues.
文化的背景
英語圏のビジネスでは、契約書の細かな clause(条項)が訴訟の勝敗を分けるため、非常に厳密に確認されます。口約束よりも明文化された条項が絶対的な効力を持つ文化です。英米間で使い方に大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. clause とは?
契約書の「条項」や、文法において主語と動詞を含む「節」のことです。『Please read the first clause of the contract.(契約書の第1条項を読んでください)』のように使います。
Q. clause と phrase の違いは?
主語と動詞の有無が異なります。clause(節)は『because it was raining』のように主語と動詞を含みますが、phrase(句)は『in the morning』のように含みません。
Q. ビジネスシーンで clause はどのように使いますか?
契約書や合意書の内容を細かく指定する場面で使われます。『We added a confidentiality clause.(秘密保持条項を追加しました)』のように、特定の条件を明記する際に頻出します。
Q. grandfather clause とはどういう意味ですか?
新しい規則を導入する際、既存の対象者には古い規則を適用し続けるという「既得権保護条項」のことです。『My old plan has a grandfather clause.』のように日常やビジネスで使われます。
Q. 契約交渉で clause を変更したい時はどう言いますか?
条項の修正や削除を求める場合は revise や remove を使います。『We would like to revise this clause.(この条項を修正したいです)』と提案するのが一般的です。
CHECK QUIZ
Q: 法律や条約の大きなくくりである「第5条」を指す自然な表現は?
Q: 文法用語で「主語と動詞を含まない単語のまとまり」を指すのは?
Q: 契約書に「秘密保持条項を追加する」の自然な表現は?