but
- (接)〜だが、しかし
- (前)〜を除いて、〜以外に
- (副)ほんの、〜にすぎない
- (名)「しかし」という言葉
発音のコツ
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but の母音 /ʌ/ は、日本語の「ア」よりも口を少しだけ開き、短く鋭く「ア」と発音します。口を大きく開けすぎないのがコツです。語尾の /t/ は、舌先を上の歯の裏につけて息を止め、軽く破裂させますが、会話の中では音が飲み込まれてほとんど聞こえなくなる(ストップT)ことがよくあります。
活用形
- 複数形
- buts
- 「言い訳」という意味で使われる場合
コアイメージ
前の内容と対立する事柄を伝えたり、何かを除外したりすることがコアイメージです。予想と違う結果を伝えたり、例外を示したりする時に使います。
butの意味・例文
接続詞
〜だが、しかし
Used to introduce an added statement, usually something that is different from what you have said before.
I want to go, but I am too tired.
行きたいですが、疲れすぎています。
前の文と対立する内容を繋ぐ、最も一般的な逆接の表現です。
The design is good, but the cost is high.
デザインは良いですが、コストが高いです。
利点と欠点を対比して述べるビジネスシーンでよく使われます。
The theory is interesting, but it lacks evidence.
その理論は興味深いですが、証拠に欠けています。
論文や議論で、ある主張に対する反論を前置きする時に適しています。
前置詞
〜を除いて、〜以外に
Used to state that someone or something is not included; except.
Everyone but me knew about the surprise.
私以外の全員がサプライズを知っていました。
all や everyone などの全体を表す語と一緒に使われます。
We have no choice but to accept the offer.
私たちはその申し出を受け入れる以外の選択肢がありません。
have no choice but to 〜(〜するしかない)という定型表現です。
All flights but one were canceled due to the storm.
嵐のため、1便を除くすべてのフライトがキャンセルされました。
特定の例外を強調して報道する際に便利な表現です。
副詞
ほんの、〜にすぎない
No more than; only or just.
She is but a child.
彼女はほんの子供にすぎません。
only と同じ意味で使われる、やや硬いフォーマルな表現です。
We can but try our best.
私たちはただ最善を尽くすことしかできません。
限定的な状況や行動を強調する際に使われます。
This is but one example of the phenomenon.
これはその現象のほんの一例にすぎません。
数ある中の一つであることを文語的に表現します。
名詞
「しかし」という言葉
An argument against something or an objection to something.
No ifs, ands, or buts!
つべこべ言わない!
言い訳を許さない時の決まり文句として頻出します。
I want this done today, with no buts.
言い訳なしで、今日中にこれを終わらせてほしい。
複数形の buts として、言い訳や異議を表す名詞として使われます。
He always has a but for everything.
彼はいつも何にでも「でも」と言い訳をします。
否定的な態度ばかりとる人を描写する時に使えます。
語源
but の語源は、古英語の「be-(〜の側に)」と「ut(外へ)」が合わさった言葉に遡ります。もともとは「外側に置く」という成り立ちから「〜を除外して」という意味になり、そこから「前置きとは違うけれど(しかし)」という逆接の意味へ発展しました。同じ「ut(外へ)」の語根を持つ関連語には、out(外へ)があります。
派生語・ファミリー
butの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
but は日常会話で最も一般的に前後の対立を表し、however はフォーマルな文章で論理的な対比を客観的に強調し、yet は予想外の結果や驚きの感情を伴う逆接を印象的に表します。
よくある間違い
× It is hard, but, I will try. ○ It is hard, but I will try. → 接続詞 but の直後にはカンマを置かず、そのまま次の文を続けるのが正しいルールです。
× But, it is true. ○ However, it is true. → フォーマルな文章で文頭に置いて「しかし」と伝える場合は、but ではなく however を使います。
コラム
豆知識
but の語源は古英語の「be-(〜の側に)」と「ut(外へ)」が合わさった言葉です。もともとは「外側に」や「〜を除いて」という空間的な意味でしたが、時代が下るにつれて「前置きとは違うけれど」という逆接の接続詞として広く使われるようになりました。
リアルな使われ方
ネイティブは会話の中で、文末に but を置いて文を終わらせることがあります。「I'm not sure but.(よく分からないけどね)」のように、オーストラリアやイギリスの一部地域でよく見られるくだけた表現で、余韻を残して相手に同意を求める効果があります。
映画・音楽での使われ方
1990年代のヒット曲、バックストリート・ボーイズの『I Want It That Way』の歌詞には「Ain't nothin' but a heartache(ただの心の痛みにすぎない)」というフレーズが登場します。ここでの but は「〜にすぎない」という限定の意味で使われています。
イディオム・定型句
降れば土砂降り(悪いことは重なる)
“I lost my keys and wallet. It never rains but it pours.”
つべこべ言わない、言い訳無用
“Finish your homework right now, with no ifs, ands, or buts!”
〜がなければ
“But for your help, I would have failed the exam.”
butを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you finish the report over the weekend?
I tried, but I needed more data from the sales team.
That is frustrating. Everyone but them seems to be on time.
Exactly. I have no choice but to wait for their reply.
Well, however long it takes, we need it by tomorrow.
I know. I will call them right now, with no buts.
文化的背景
but は英語圏の日常会話で非常に頻繁に使われますが、相手の意見を否定するニュアンスを持つため、ビジネスの場では「Yes, but...」と直接反論するのではなく、「Yes, and...」と言い換えて建設的な対話を促すコミュニケーション手法が好まれる傾向があります。
よくある質問
Q. but とは?
前の内容と対立する事柄を伝えたり、何かを除外したりする接続詞・前置詞です。『I like cats, but I am allergic.(猫は好きですが、アレルギーです)』のように使います。
Q. but と however の違いは?
but は日常会話でよく使われるカジュアルな接続詞です。一方の however はフォーマルな副詞で、『I was sick; however, I went to work.』のように文頭やセミコロンの後に置かれます。
Q. 前置詞としての but はどう使いますか?
「〜を除いて」という意味で、all, every, no などの言葉と一緒に使われます。『Everyone but him agreed.(彼以外の全員が同意した)』のように例外を示す時に便利です。
Q. but を文頭に使ってもいいですか?
日常会話やカジュアルな文章では文頭で使っても問題ありません。『But why did you do that?』のように自然に響きます。ただし、学術的な論文や公式な文書では避けるのが無難です。
Q. nothing but と anything but の違いは?
nothing but は「〜にすぎない」、anything but は「決して〜ではない」と逆の意味になります。『It is nothing but a joke.(単なる冗談だ)』のように使い分けます。
CHECK QUIZ
Q: フォーマルな文章で文頭に置いて「しかし」と伝える語は?
Q: 「私以外の全員が賛成した」の自然な表現は?
Q: 「It is anything but a joke.」の意味は?