boss
- (名)上司、雇い主、実力者
- (動)指図する、牛耳る
発音のコツ
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アメリカ英語では「ア」と「オ」の中間のような音で口を大きく開け「バース」のように響かせます。イギリス英語では唇を丸めて短く「ボス」と発音します。語尾の「s」は濁らず、前歯の隙間から息を摩擦させて「ス」と抜くように発音しましょう。日本語の「ボス」のように平坦にならないよう注意が必要です。
活用形
- 三単現
- bosses
- 進行形(-ing)
- bossing
- 過去形
- bossed
- 過去分詞
- bossed
- 複数形
- bosses
コアイメージ
組織やチームをまとめ、指示を与えて責任を持つトップの存在であることがコアイメージです。職場の直属の上司から会社の社長まで、上に立つ人を指す時に使います。
bossの意味・例文
名詞
上司、雇い主、実力者
A person in charge of a worker, group, or organization.
I need to discuss this issue with my boss.
この問題について上司と話し合う必要があります。
直属の上司を指す最も一般的な表現です。
Her boss gave her a day off.
彼女の上司は彼女に休みを与えました。
職場での上下関係を示す際によく使われます。
The union leaders met with the company bosses.
労働組合のリーダーたちは会社の経営陣と面会しました。
複数形にして会社の幹部や経営層全体を指すこともあります。
動詞
指図する、牛耳る
To give someone orders in a domineering manner.
Stop trying to boss me around!
私にあれこれ指図しようとするのはやめて!
boss around の形で「こき使う、偉そうに命令する」という意味になります。
My older sister always bosses me.
姉はいつも私に威張って命令します。
家族や友人関係で上の立場から偉そうに振る舞う様子を表します。
He likes to boss the whole team.
彼はチーム全体を牛耳るのが好きです。
集団を思い通りに支配しようとするネガティブなニュアンスを含みます。
語源
boss は、オランダ語で「親方、主人」を意味する baas に由来しています。17世紀のアメリカにおいて、master(主人)という言葉が奴隷制を連想させるため敬遠され、代わりにこの言葉が使われるようになりました。そこから、現代の「上司、雇い主」という意味へ発展しました。同じ語源を持つ関連語には、bossy(威張る、横柄な)があります。
派生語・ファミリー
bossの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
boss は口語的で一般的な上司や雇い主を、manager は特定の部門や実務を管理する役職者を、chief は組織や集団の最高責任者や長を表します。
よくある間違い
× He is the boss of this company. ○ He is the president of this company. → boss は「直属の上司」を指すことが多く、会社のトップを明確に表すには president や CEO を使います。
× He is a boss to me. ○ He is my boss. → 「私の上司」と言う時は my boss と所有格を使います。a boss to me とは言いません。
コラム
豆知識
アメリカの伝説的なロックミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンは「The Boss」という愛称で親しまれています。若い頃、バンドメンバーにギャラを配る役割を担っていたことから、敬意と親しみを込めてそう呼ばれるようになりました。
リアルな使われ方
ネイティブは、頼み事や指示を引き受けた時に「Yes, boss!」とおどけて返事することがあります。これは本当の上司に対してだけでなく、友人や家族が仕切りたがる時に「はいはい、分かりましたよ」と冗談めかして服従を示すカジュアルな表現です。
映画・音楽での使われ方
2017年のアニメーション映画『The Boss Baby(ボス・ベイビー)』は、見た目は可愛い赤ちゃんなのに中身はおっさんのようなビジネスマンという設定が大ヒットしました。スーツを着て威張る姿は、まさに典型的な boss のイメージをコミカルに描いています。
イディオム・定型句
独立して仕事をする、自営する
“She quit her job to be her own boss.”
あれこれ指図する、こき使う
“Don't boss me around.”
誰が主導権を握っているか思い知らせる
“I need to show this computer who's boss.”
bossを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Have you heard? We are getting a new boss next month.
Really? I hope he is better than our current manager.
I heard he is strict, but he doesn't boss people around.
That is a relief. I want to be my own boss someday, though.
Me too. But for now, we have to impress the new boss.
Agreed. Let's finish this report before he arrives.
文化的背景
欧米の職場では、上司(boss)であってもファーストネームで呼ぶのが一般的です。日本の「部長」や「課長」のように、役職名で直接呼びかける習慣はありません。
よくある質問
Q. boss とは?
組織やチームをまとめ、指示を与える立場にある人のことです。『I have a meeting with my boss.(上司と会議があります)』のように、直属の上司を指す際に日常的に使います。
Q. boss と manager の違いは?
boss は立場が上の人を指すカジュアルな表現で、manager は業務を管理する具体的な役職名です。『the store manager(店長)』のように、役職を明確にする場合は manager を使います。
Q. boss は動詞としても使えますか?
はい、「あれこれ指図する」という意味の動詞として使えます。『Don't boss me around.(私をこき使わないで)』のように、around を伴ってネガティブな文脈でよく使われます。
Q. be one's own boss とはどういう意味ですか?
「自分の上司になる」、つまり「独立して自営する」という意味です。『I want to be my own boss.(独立して自分のペースで働きたい)』のように、フリーランスや起業を目指す時によく使います。
Q. boss は社長に対して使ってもいいですか?
社長をカジュアルに呼ぶ際に使うこともありますが、フォーマルな場では不適切です。『The president will visit our office.(社長がオフィスを訪問します)』のように、公式には president や CEO を使います。
CHECK QUIZ
Q: 「彼女は当社の営業部長です」の自然な表現は?
Q: 「いつか独立して起業したい」を表すフレーズは?
Q: 「Stop bossing me around.」の意味は?