beef
- (名)牛肉
- (名)不満、揉め事
- (動)強化する、増強する
- (動)不平を言う
発音のコツ
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beef の母音「iː」は日本語の「イ」よりも口を横に引き、少し長めに「イー」と発音します。語尾の「f」は上の前歯を下唇に軽く当てて、隙間から息を摩擦させて「フ」と音を出します。日本語の「ビーフ」のように唇を丸めて発音しないよう注意してください。
活用形
- 三単現
- beefs
- 進行形(-ing)
- beefing
- 過去形
- beefed
- 過去分詞
- beefed
- 複数形
- beefs
- 不満や揉め事の意味で使う場合のみ
コアイメージ
牛の食肉という「牛肉」がコアイメージです。食事のメニューについて話す時や、スラングとして不満や揉め事を表したい時に使います。
beefの意味・例文
名詞
牛肉
Meat from a cow.
I usually eat beef for dinner on weekends.
週末の夕食にはたいてい牛肉を食べます。
肉の種類を指定する一般的な表現です。
Our country imports a lot of beef from Australia.
我が国はオーストラリアから多くの牛肉を輸入しています。
貿易や産業の文脈でも不可算名詞として扱います。
The chef prepared a special beef dish for the guests.
シェフは招待客のために特別な牛肉料理を用意しました。
料理の材料やメニューを説明する際に使います。
不満、揉め事
A complaint or a disagreement with someone.
I have a beef with the new company policy.
会社の新しい方針に不満があります。
不平不満を持っている状態をカジュアルに表します。
There is a big beef between the two rappers.
その2人のラッパーの間には大きな揉め事があります。
対立や喧嘩を意味するスラングとして若者によく使われます。
What is his beef with me?
彼は私に何の不満があるのですか?
相手がなぜ怒っているのか尋ねる時に便利です。
動詞
強化する、増強する
To make something stronger or more effective.
We need to beef up our security system immediately.
私たちはすぐにセキュリティシステムを強化する必要があります。
beef up の形で、機能や組織を強化する時に使います。
The government plans to beef up the military forces.
政府は軍事力を増強する計画です。
人員や装備を増やして強くするニュアンスがあります。
You should beef up your essay with more examples.
もっと多くの例を挙げて小論文を充実させるべきです。
文章や内容に説得力を持たせる際にも使えます。
不平を言う
To complain about something.
He is always beefing about his low salary.
彼はいつも給料が安いと不平を言っています。
beef about の形で不満を口にすることを表します。
Stop beefing and just do your homework.
文句を言うのはやめて、とにかく宿題をやりなさい。
文句ばかり言う相手をたしなめる時に使います。
They were beefing over a minor misunderstanding.
彼らは些細な誤解で言い争っていました。
口論や文句の言い合いをしている状態を示します。
語源
beef はラテン語の bos(牛)に由来し、古フランス語の buef を経て英語に入りました。11世紀のノルマン・コンクエストにより、支配階級のフランス人が食べる「食肉」を指す言葉として定着し、飼育する動物とは別の単語に発展しました。同じラテン語の語根を持つ関連語には、bovine(牛の)があります。
派生語・ファミリー
beefの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
beef は食肉としての牛肉、cow は生きている雌牛そのもの、meat は牛や豚などを含む食肉全般を指します。
よくある間違い
× I saw a beef on the farm. ○ I saw a cow on the farm. → 生きている動物には cow を使います。beef は食肉になった状態を指すため不自然です。
× I ate two beefs for dinner. ○ I ate some beef for dinner. → 食肉としての beef は不可算名詞なので -s は付きません。数える時は slices of beef などとします。
コラム
豆知識
1066年のノルマン・コンクエスト以降、イギリスを支配したフランス系貴族はフランス語で牛を buef と呼び、農民は英語で cow と呼んでいました。これが定着し、現在でも「食べる肉=フランス語由来」「飼う動物=英語由来」という面白い二重構造になっています。
リアルな使われ方
ヒップホップなどの音楽シーンやSNSでは、ラッパー同士の対立や揉め事を beef と呼びます。「They have a beef.(彼らは揉めている)」のように使い、現代の若者文化において欠かせないスラングとして日常会話でも頻繁に登場します。
映画・音楽での使われ方
1984年のウェンディーズのテレビCMで使われた「Where's the beef?(肉はどこ?)」というフレーズは大流行しました。他社のハンバーガーの肉が小さすぎることを皮肉ったもので、現在でも「中身(実体)がない」と批判する時の決まり文句として使われます。
イディオム・定型句
中身・実体はどこにある?
“Where is the beef in this proposal?”
〜に対して不満や揉め事がある
“I have a beef with my boss.”
〜を強化する、増強する
“They need to beef up security.”
beefを使った会話例
金曜日の夕方、レストランで友人と
What are you going to order? I might get the beef steak.
I am cutting down on meat, so I will have a salad.
Really? You usually love a good steak.
I have a beef with the new supplier they use here.
Oh, I see. Did they change the ingredients to cut costs?
Yes. They need to beef up their quality control.
文化的背景
英語圏では宗教や健康上の理由から肉の種類を気にする人が多いため、beef などの肉の名前を正確に伝えることが重要です。また、イギリス料理のローストビーフは伝統的な日曜日のごちそうとして親しまれています。
よくある質問
Q. beef とは?
牛の食肉を指す不可算名詞です。『I like beef for yakiniku.(焼肉には牛肉が好きです)』のように、食事や料理の話題で日常的に使われます。
Q. beef と cow の違いは?
cow は牧場などにいる生きている牛を指し、beef はその牛が食肉として加工された状態を指します。『Look at that cow!(あの牛を見て!)』のように使い分けます。
Q. 「beef up」とはどういう意味ですか?
筋肉がつくイメージから「〜を強化する、増強する」という意味で使われます。『We must beef up our security system.(セキュリティシステムを強化しなければならない)』のようにビジネスでも頻出します。
Q. スラングとしての使い方はありますか?
「不満」や「揉め事」という意味で使われます。『I have a beef with him.(彼には不満がある)』のように、誰かに対して文句や対立がある時に使うカジュアルな表現です。
Q. beef は数えられますか?
食肉としての牛肉は不可算名詞なので数えられません。量を表す時は『I bought two slices of beef.(牛肉を2切れ買った)』のように単位を使います。
CHECK QUIZ
Q: 牧場で草を食べている牛を指すのに適切な単語は?
Q: 「He has a beef with the manager.」の意味は?
Q: 「セキュリティシステムを強化する」の自然な表現は?