bankruptcy
- (名)破産、倒産
- (名)破綻、枯渇
発音のコツ
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bankruptcy は最初の「bæŋk」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出してください。続く「k」と「r」の間に母音を入れず、舌を丸めて「r」を発音します。日本人が苦手な子音の連続「nkr」が含まれるため、「バンクラプツィ」とカタカナで区切らず、一息で滑らかに発音するよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- bankruptcies
コアイメージ
借金が返せなくなり、法的に経済的な手詰まりを宣言することがコアイメージです。主に企業や個人の財政が破綻した時や、制度などが完全に機能しなくなった時に使います。
bankruptcyの意味・例文
名詞
破産、倒産
The state of being unable to pay your debts, or the legal process involved.
The company had to declare bankruptcy last year.
その会社は昨年、破産を宣告しなければなりませんでした。
declare bankruptcy(破産を宣告する)はビジネスやニュースで頻出の表現です。
Many small businesses are facing bankruptcy due to the recession.
多くの小規模ビジネスが不況により破産に直面しています。
face bankruptcy(破産に直面する)で経済的な危機を表します。
The new law aims to simplify the bankruptcy process.
新しい法律は破産手続きを簡素化することを目的としています。
bankruptcy process(破産手続き)という法的な文脈での用法です。
破綻、枯渇
A complete lack of good qualities, especially moral ones.
The politician was accused of moral bankruptcy.
その政治家は道徳的破綻を非難されました。
moral bankruptcy(モラルの欠如)という比喩的な表現です。
His actions show a complete bankruptcy of ideas.
彼の行動はアイデアの完全な枯渇を示しています。
精神的な豊かさやアイデアが完全に尽きた状態を表します。
The critic pointed out the creative bankruptcy of the film industry.
評論家は映画産業の創造的な衰退を指摘しました。
芸術や文化が枯渇している状況を批判する際に使われます。
語源
bankruptcy は、bank(ベンチ)と rupt(壊れる)、接尾辞 -cy で構成されています。語源はイタリア語の「banca rotta」です。中世ヨーロッパの両替商が商売に失敗した際、取引に使っていたベンチを壊されたことに由来し、現在の意味に発展しました。同じ rupt(壊れる)の語根を持つ関連語には、interrupt(割り込む)があります。
派生語・ファミリー
bankruptcyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
bankruptcy は法的に借金が返せないと宣告された状態を、insolvency は単に支払い能力がないという財務状態を、liquidation は会社を解散して資産を現金化する手続きを指します。
“The company is suffering from severe insolvency.”
→ 手元の資金が尽きて支払いができない財務状況を指します。
“The failed retail chain went into liquidation.”
→ 会社をたたむために資産を売り払って清算する段階を指します。
よくある間違い
× He went to bankruptcy last year. ○ He went bankrupt last year. → go bankrupt(破産する)という表現では、名詞ではなく形容詞の bankrupt を使います。
× The company applied bankruptcy. ○ The company filed for bankruptcy. → 「破産を申請する」は file for bankruptcy が定型表現です。apply は通常使いません。
コラム
豆知識
bankruptcy の語源はイタリア語の「banca rotta(壊れたベンチ)」です。中世ヨーロッパでは、両替商が市場のベンチ(机)で取引をしていました。商売に失敗して借金が返せなくなると、そのベンチを物理的に壊して営業終了の合図としたという歴史的背景があり、これが現在の「破産」という言葉になりました。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、お金がない状態を大げさに表現する時に「I'm facing bankruptcy(破産しそうだよ)」と冗談めかして言うことがあります。また、ニュースでは file for bankruptcy(破産を申請する)という定型表現が毎日必ずと言っていいほど登場します。
映画・音楽での使われ方
ボードゲームの『Monopoly(モノポリー)』では、他のプレイヤーに家賃を払えなくなると bankruptcy(破産)となり、ゲームから脱落します。このゲームを通じて、英語圏の子どもたちは幼い頃から不動産投資と破産の概念を遊びながら学んでいます。
イディオム・定型句
破産を申請する
“The startup had to file for bankruptcy.”
破産寸前で
“The restaurant is on the verge of bankruptcy.”
道徳的破綻、モラルの欠如
“The scandal exposed his moral bankruptcy.”
bankruptcyを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you hear the news? TechCorp is on the verge of bankruptcy.
Really? I thought they had a lot of success last year.
They did, but they are facing severe insolvency now.
Will they file for bankruptcy soon?
Yes, they plan to announce the bankruptcy process tomorrow.
That is a big shock. I hope the employees will be okay.
Some divisions might avoid liquidation, but it is uncertain.
Let's keep an eye on the news.
文化的背景
アメリカでは破産手続きが法的に整備されており、再出発のための正当な手段として捉えられる側面があります。イギリス英語でも意味は同じですが、イギリスでは個人の破産を bankruptcy、企業の破産を insolvency や liquidation と使い分ける傾向があります。
よくある質問
Q. bankruptcy とは?
借金が返せなくなり、法的に経済的な手詰まりを宣言することです。『The company declared bankruptcy.(その会社は破産を宣告した)』のように、ビジネスやニュースで頻出します。
Q. bankruptcy と bankrupt の違いは?
bankruptcy は「破産」という名詞で、bankrupt は「破産した」という形容詞、または「破産させる」という動詞です。『The business went bankrupt.(その事業は破産した)』のように、状態を表す時は形容詞を使います。
Q. bankruptcy は個人の破産にも使えますか?
はい、企業だけでなく個人の破産にも使われます。『He filed for personal bankruptcy.(彼は自己破産を申請した)』のように、個人の財政が破綻した場合の法的手続きを指す際にも一般的です。
Q. bankruptcy の比喩的な使い方はありますか?
お金だけでなく、道徳やアイデアなどが完全に失われた状態を指すことができます。『The project suffered from creative bankruptcy.(そのプロジェクトは創造性の枯渇に苦しんだ)』のように、精神的な欠如を批判する際に使います。
Q. アメリカのニュースでよく聞く Chapter 11 とは bankruptcy と関係ありますか?
はい、Chapter 11 はアメリカの「連邦破産法第11条」を指し、日本の民事再生法に似た手続きです。『They filed for Chapter 11 bankruptcy.(彼らは第11条に基づく破産を申請した)』のように、事業再生を目指す際によく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「手元の現金が尽きて一時的に支払いができない状態」を指す最も正確な単語は?
Q: 「自己破産を申請する」の自然な表現は?
Q: 「moral bankruptcy」が意味する状態は?