another
- (形)もう1つの、追加の
- (形)別の、違う
- (代)もう1つ、別のもの
発音のコツ
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another は真ん中の母音「ʌ」にアクセントを置きます。最初の「a」は口をリラックスさせて弱く「ア」と発音します。「th」の部分は舌先を上下の歯で軽く挟み、声を出しながら摩擦音の「ð」を作ります。カタカナの「アナザー」のように全体を平坦に強く発音せず、真ん中を強調してリズムよく発音するよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- others
- another 自体には複数形がなく、代わりに others を使います
コアイメージ
すでに同種のものが存在する状況で、追加のもう1つや、別の1つを指し示すことがコアイメージです。お代わりを頼む時や、今あるものとは違う選択肢を提案したい時に使います。
anotherの意味・例文
形容詞
もう1つの、追加の
One more in addition to what already exists.
Could I have another cup of coffee?
コーヒーをもう一杯いただけますか?
お代わりを頼む際の定番のフレーズです。
We need to hire another engineer for the project.
プロジェクトのためにもう1人エンジニアを雇う必要があります。
人を追加する状況でも使えます。
I just finished reading another great book!
また別の素晴らしい本を読み終えたところです!
「また1つ」という喜びを伝える時にも便利です。
別の、違う
Different from the one you already have or know.
Let's go to another restaurant today.
今日は別のレストランに行きましょう。
今いる場所や話題に出た場所とは違う所を提案しています。
We should look at this problem from another angle.
この問題を別の角度から見るべきです。
視点や方法を変える時の定番表現です。
The meeting has been postponed to another date.
会議は別の日程に延期されました。
具体的な日付が未定の「別の日」を表します。
代名詞
もう1つ、別のもの
One more person or thing, or a different one.
I liked this cookie, so I will take another.
このクッキーがおいしかったので、もう1ついただきます。
前に出た名詞の繰り返しを避けるために使います。
One theory suggests this, while another argues the opposite.
ある理論がこう示唆する一方で、別の理論は反対を主張しています。
複数の意見を対比させる際によく登場します。
That is another story entirely.
それは全く別の話です。
話題がすり替わった時などに指摘するフレーズです。
語源
another は、冠詞の an(1つの)と other(他の)が結びついてできた単語です。もともとは「他のものが1つある」という単純な成り立ちでしたが、そこから「追加のもう1つ」や「今のものとは違う別の1つ」という意味に発展しました。同じ other(他の)の語根を持つ関連語には、otherwise(さもなければ)があります。
派生語・ファミリー
anotherの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
another は不特定のもう1つや別の1つを指し、other は不特定の他の複数や他のものを指し、the other は特定の残りの1つや相手側を指します。
よくある間違い
× I want another shoes. ○ I want other shoes. → another は an と other が合体した語なので、直後には必ず単数形の名詞が続きます。
× Show me the another. ○ Show me another. → another 自体に冠詞の an が含まれているため、the や a などの冠詞を重ねてつけることはできません。
コラム
豆知識
another の成り立ちは 13 世紀にさかのぼります。当時は an other と別々の 2 単語として書かれていましたが、頻繁に一緒に使われるうちに 1 つの単語として結合しました。そのため、現代でも another の前に a や the を付けることは文法的にできず、常に単独で冠詞の役割も果たします。
リアルな使われ方
日常会話では、嫌なことがあった時に Just another day.(いつも通りさ)と自嘲気味に言うことがあります。また、会議などで別の視点を提案する時に Let's look at it from another angle.(別の角度から見てみよう)というフレーズが頻出します。ビジネスでもプライベートでも非常に実用的です。
映画・音楽での使われ方
1980 年代を代表するロックバンド、クイーンのヒット曲『Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)』は、アクション映画やスポーツの試合でよく使われます。次から次へと敵が倒れていく様子を another で表現した力強い楽曲で、タイトル自体が有名な決まり文句になっています。
イディオム・定型句
明日は明日の風が吹く
“Don't worry about today's failure; tomorrow is another day.”
何らかの方法で、どうにかして
“We will solve this problem one way or another.”
お互いに
“The team members always help one another.”
大間違いだ、考え直すべきだ
“If you think I will do it for free, you have another think coming.”
anotherを使った会話例
カフェで旅行の計画を立てている友人同士
This guidebook is helpful, but do you have another one?
Yes, I brought other books too. Here you go.
Thanks. Let's look at the schedule from another angle.
Good idea. If it rains, we will need another plan for the afternoon.
Exactly. We will figure it out one way or another.
I am getting thirsty. I think I will order another coffee.
Me too. Let's ask the waiter for another menu.
文化的背景
英語圏の飲食店では、お代わりを頼む際に another をよく使います。コーヒーや炭酸飲料などは無料のお代わり(refill)ができる文化を持つ国も多いですが、お店によってルールが異なるため、注文前にメニューを確認することをおすすめします。
よくある質問
Q. another とは?
すでに同種のものが存在する中で、「追加のもう1つ」や「別の1つ」を指す言葉です。『I will have another cup of tea.(お茶をもう一杯いただきます)』のように日常会話で頻繁に使われます。
Q. another と the other の違いは?
another は無数にある中の不特定の1つを指します。一方の the other は「2つあるうちの残り1つ」と特定できる場合に使います。『I lost the other glove.(もう片方の手袋をなくした)』のように使い分けます。
Q. another の後ろに複数形の名詞を置くことはできますか?
原則としてできません。another は「an + other」が語源なので、後ろには必ず単数形が続きます。複数形を置きたい場合は『I need other shoes.(別の靴が必要だ)』のように other を使います。
Q. 期間や距離を表す数字の前に another を置くことはできますか?
はい、例外的に可能です。『We need another three days.(あと3日必要だ)』のように、ひとまとまりの期間や距離と捉える場合には、複数形の数字の前でも another を使うことができます。
Q. one another と each other はどう違いますか?
どちらも「お互いに」という意味で、現代の日常会話ではほぼ同じように使われます。厳密には each other が2者間、one another が3者以上で使われると教わることもありますが、『They help one another.(彼らは助け合う)』のように区別なく使われるのが一般的です。
CHECK QUIZ
Q: 「私は2匹の犬を飼っています。1匹は白で、もう1匹は黒です」の自然な表現は?
Q: 「私は別の靴が欲しいです」の自然な表現は?
Q: 「何らかの方法で解決する」と言いたい時の自然な表現は?