and
- (接)〜と、そして
- (接)そして、それから
- (接)そうすれば
発音のコツ
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and は強調される時以外は弱形(/ənd/ や /ən/)で発音されるのが一般的です。文中で使う際は、母音の「ア」をはっきり発音せず、口をリラックスさせて「ゥン」と鼻に抜けるような音にします。特に速い会話では語尾の /d/ が脱落し、「you and me(ユー・エン・ミー)」のようにつながる(リンキングする)点に注意してください。
活用形
- 複数形
- ands
- no ifs, ands, or buts(言い訳なし)などの成句で使われる名詞用法
コアイメージ
対等な関係にある複数の物事や動作を、並べてつなぐことがコアイメージです。情報や選択肢を追加したり、出来事の順番や因果関係を説明したりする時に使います。
andの意味・例文
接続詞
〜と、そして
Used to connect words, phrases, or clauses of the same type.
I bought apples and oranges at the supermarket.
スーパーでリンゴとオレンジを買いました。
同じ品詞の単語を対等につなぐ最も基本的な使い方です。
We need to review the budget and the timeline.
予算とスケジュールの見直しが必要です。
名詞句同士をつなぎ、情報を追加する役割を果たします。
The study is comprehensive and highly reliable.
その研究は網羅的であり、非常に信頼性が高いです。
形容詞を並べて、対象の性質を複数描写する際に使います。
そして、それから
Used to introduce a statement that is a result of what you have just said.
She opened the door and walked into the room.
彼女はドアを開け、そして部屋に入りました。
出来事が起きた順番通りに動詞をつなぎます。
The river flooded, and many houses were damaged.
川が氾濫し、その結果多くの家屋が被害を受けました。
前の文が原因となり、後ろの文が結果となる関係を表します。
I missed the train and was late for work.
電車に乗り遅れて、仕事に遅刻しました。
日常の出来事の因果関係をシンプルに伝えるのに便利です。
そうすれば
Used after a command to state what will happen if the command is followed.
Hurry up, and you will catch the bus.
急ぎなさい、そうすればバスに間に合いますよ。
命令文の後に置き、「そうすれば」という肯定の条件を示します。
Finish this report today, and you can take tomorrow off.
今日この報告書を終わらせれば、明日は休んでいいですよ。
相手に行動を促し、その良い結果を提示する場面で使えます。
Click this link, and you will get a discount.
このリンクをクリックすれば、割引が受けられます。
手順とその後に得られるメリットをセットで伝える表現です。
語源
and は古英語に由来し、さらに遡るとインド・ヨーロッパ祖語の語根 *anti(向かい合って、前に)に行き着きます。もともとは「〜に対して」「〜の近くに」という意味でしたが、そこから「〜に加えて」「そして」という要素をつなぐ意味へと発展しました。同じ語根を持つ関連語には、answer(返事をする、かつては「反対の誓い」の意)があります。
派生語・ファミリー
andの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
and は物事や動作を追加して対等につなぎ、or は複数の選択肢からどちらか一つを選ばせる働きをし、but は前の情報とは対照的な状況や逆接となる内容を導き出します。
よくある間違い
× I bought an apple, an orange, and, a banana. ○ I bought an apple, an orange, and a banana. → and の直後にカンマは置きません。3つ以上のものを並べる時は最後の項目の前に and を置きます。
× Work hard, or you will succeed. ○ Work hard, and you will succeed. → 命令文に続けて「そうすれば」と良い結果を導く時は and を使います。or だと「さもないと」になります。
コラム
豆知識
記号の「&(アンパサンド)」は、ラテン語で「〜と」を意味する et の文字を組み合わせてデザインされたものです。かつてはアルファベットの27番目の文字として教えられており、「and per se and(それ自体が and を表す &)」と唱えられていたのが名前の由来です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、go や come の後に and を置いて「〜しに行く」「〜しに来る」と表現することがよくあります。例えば「Come and see me.(私に会いに来て)」のように使い、カジュアルな場面では and が省略されて「Come see me.」となることもあります。
映画・音楽での使われ方
ビートルズの名曲『Here, There and Everywhere』や、映画『美女と野獣(Beauty and the Beast)』など、作品のタイトルには and が頻繁に使われます。対照的な2つの要素を結びつけることで、作品のテーマをシンプルかつ印象的に伝える効果があります。
イディオム・定型句
許して忘れよう(水に流す)
“It is time to forgive and forget the past.”
様子を見る、成り行きを見守る
“We will have to wait and see what happens.”
概して、全体的に見て
“By and large, the project was a great success.”
心地よく〜だ、十分に〜だ
“The room was nice and warm.”
andを使った会話例
カフェで旅行の計画を立てる友人同士
Where should we go for our next trip, Kyoto or Osaka?
Why not both? We can visit Kyoto first and then go to Osaka.
That's a great idea. We can enjoy traditional temples and modern food.
Exactly. Let's make a list of places to visit and book the hotels today.
I will check the train schedules. Let's just wait and see the weather forecast.
Good plan. I am sure it will be a nice and relaxing trip.
文化的背景
英語圏では、文章を And や But で始めることはフォーマルな書き言葉では避けるべきとされてきました。しかし、現代のカジュアルな文章や会話では、強調や自然な文のつながりを作るために広く使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. and とは?
複数の言葉や文を対等につなぐ接続詞です。『I like cats and dogs.(猫と犬が好きです)』のように、情報を追加したり並列させたりする時に使います。
Q. and の発音のコツはありますか?
日常会話では弱く短く発音されるのが特徴です。『rock and roll』が「ロックンロール」と聞こえるように、/ən/ や /n/ のように音が省略されることがよくあります。
Q. 3つ以上の単語を and でつなぐ時のルールは?
A, B, and C のように、最後の項目の前だけ and を置くのが一般的です。『I bought apples, oranges, and bananas.』のように、カンマで区切って最後に and を添えます。
Q. and と or の使い分け方は?
and は両方を含む追加を表し、or はどちらか一方の選択を表します。『I want this and that.(あれもこれも欲しい)』に対し、or を使うと二者択一になります。
Q. 命令文の後にくる and の意味は?
「〜しなさい、そうすれば」という条件と結果を表します。『Study hard, and you will pass.(しっかり勉強しなさい、そうすれば合格しますよ)』のように良い結果を導きます。
CHECK QUIZ
Q: 「急ぎなさい、さもないと遅れますよ」の自然な表現は?
Q: 「賛否両論」を意味する英語の定型表現は?
Q: 「nice and warm」の nice and の役割は?