alas
- (副)残念ながら、悲しいかな
- (名)悲嘆の言葉、ため息
発音のコツ
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alas は後半の「las」にアクセントを置きます。最初の「a」は力を抜いた曖昧な「ア」で発音し、続く「las」の母音は口を横に引いて「ア」と「エ」の中間の音(æ)を長めに出します。最後の「s」は濁らず「ス」と息を吐き切ります。「アラス」と平坦に読まないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- alases
- 名詞として「悲嘆の声」を表す場合の複数形
コアイメージ
深い悲しみや後悔、残念な気持ちがコアイメージです。期待外れの結果や避けられない悲しい事実を、少し芝居がかったトーンで伝える時に使います。
alasの意味・例文
副詞
残念ながら、悲しいかな
Used to express sadness, sorrow, disappointment, or regret.
Alas, it was too late to save the old building.
悲しいかな、その古い建物を救うには遅すぎました。
文頭に置いて残念な事実を導くのによく使われます。
The hero tried to save his friend, but, alas, he failed.
英雄は友を救おうとしたが、ああ、失敗してしまった。
文学作品や物語で悲劇的な結末を強調します。
I hoped to finish the project today, but alas, I need more time.
今日プロジェクトを終わらせたかったのですが、残念ながらもっと時間が必要です。
日常会話でも少し芝居がかったトーンで使われます。
I wanted to buy the limited edition, but alas, it sold out.
限定版を買いたかったのに、悲しいかな、売り切れでした。
自分の小さな不運を大げさに嘆くユーモアとして使えます。
名詞
悲嘆の言葉、ため息
An expression of sadness or sorrow; an utterance of the word alas.
The poem is filled with sighs and alases.
その詩はため息と悲嘆の声で満ちています。
文学的な文脈で、嘆きの声そのものを名詞として扱います。
He gave a long alas before speaking to the crowd.
彼は群衆に語りかける前に、長く嘆息しました。
言葉を発する前の深い後悔の念を表現します。
Enough of your alases; we must act now.
嘆くのはもう十分です。私たちは今すぐ行動しなければなりません。
悲観的な言葉ばかり口にする人をたしなめる時に使います。
語源
alas は古フランス語の a(ああ)と las(疲れた、惨めな)の組み合わせから成り立っています。「ああ、私はなんて惨めなんだ」と嘆く表現から、悲しみや後悔を表す「悲しいかな」「残念ながら」という意味に発展しました。同じ「疲れた」というラテン語の語根 lassus を持つ関連語には、lassitude(疲労、だるさ)があります。
派生語・ファミリー
alasの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
alas は文語的で深い悲しみや嘆きを、unfortunately は客観的に不運な事実を、sadly は話し手の個人的な残念な気持ちを表します。
よくある間違い
× I missed the train, alas! ○ Alas, I missed the train! → alas は通常、残念な事実を述べる文の冒頭に置いて、感情のトーンを先に設定します。
× He is alas sick today. ○ Unfortunately, he is sick today. → alas は非常に古風で演劇的な響きがあるため、日常の軽い不運には unfortunately が適しています。
コラム
豆知識
シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場する「Alas, poor Yorick!(ああ、哀れなヨリック!)」は、英語圏で最も有名な alas を使ったセリフです。主人公がかつて親しかった道化師の頭蓋骨を手に持ち、人生の無常を深く嘆くシーンで使われています。
リアルな使われ方
ネイティブは SNS やカジュアルな会話で、あえて少し芝居がかったトーンを出すために alas を使います。「ダイエット中なのに、alas, ケーキを食べてしまった」のように、自分の小さな失敗をドラマチックに笑い飛ばす時に便利です。
映画・音楽での使われ方
ハリー・ポッターシリーズの映画や小説では、ダンブルドア校長が悲劇的な出来事や避けられない運命について語る際、「Alas...」と深くため息をつくように使うシーンが印象的です。賢者の重みや古典的な雰囲気を演出する効果があります。
イディオム・定型句
ああ悲しいかな、ああ無情な
“Alas and alack, the treasure was gone.”
〜はかわいそうに、哀れなことだ
“Alas for those who lost their homes.”
ああ嘆かわしい日だ
“Alas the day when such a thing happened.”
alasを使った会話例
カフェで、友人と休日の予定について話している時
Are you coming to the beach with us this weekend?
I really want to, but alas, I have to work.
Oh no, that is too bad. We will miss you.
Unfortunately, my boss gave me a new project today.
Can you finish it by Saturday morning?
Sadly, it will take the whole weekend to complete.
Well, let's plan another trip next month.
Yes, please! I will definitely join you next time.
文化的背景
現代の英米の日常会話において、真面目な文脈で alas が使われることはほとんどありません。非常に古風で演劇的な響きがあるため、ネイティブが会話で使う場合は、あえて大げさに嘆いてみせるなど、ユーモアや皮肉を込める表現として好まれます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. alas とは?
悲しみや後悔、残念な気持ちを表す「ああ」「悲しいかな」という意味の副詞・間投詞です。『Alas, it was too late.(残念ながら遅すぎた)』のように、文頭に置いて嘆きを表現します。
Q. alas は日常会話でよく使われますか?
非常に古風で文語的な表現のため、日常会話で真面目に使われることは稀です。あえて『But, alas, I have no money.(でも悲しいかな、お金がない)』のように大げさに言って、ユーモアを交える時に使われます。
Q. alas と unfortunately の違いは?
unfortunately は客観的な不運を伝える標準的な語ですが、alas は深い嘆きや芝居がかった感情を伴います。『Unfortunately, it rained.』は単なる事実ですが、alas を使うと演劇的な響きになります。
Q. alas はどのような文章でよく見かけますか?
古典文学、詩、歴史的な物語などで頻繁に登場します。『Alas, poor Yorick!(ああ、哀れなヨリック!)』というシェイクスピアの『ハムレット』のセリフは非常に有名で、人生の無常を嘆く場面で使われます。
Q. alas を現代風に言い換えると?
残念な気持ちを伝えるなら sadly や unfortunately が自然です。『Alas, he failed.』は現代の日常会話なら『Sadly, he failed.(悲しいことに彼は失敗した)』と言い換える方が違和感なく伝わります。
CHECK QUIZ
Q: 日常のビジネスメールで「あいにくですが」と伝えるのに適した語は?
Q: 友人との会話で「I wanted to buy it, but alas, it was sold out.」と言った時のニュアンスは?
Q: 「彼らはかわいそうに」と哀れむ古風な定型フレーズは?