abate
- (動)(勢いなどが)弱まる、和らぐ
- (動)(法的な効力や不快なものを)軽減する
発音のコツ
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abate は「ə-BEYT」と発音し、二音節目の「beyt」にアクセントを置きます。最初の「a」は弱く曖昧な音(シュワ音)で、「beyt」の「ey」は「エイ」としっかり二重母音を響かせてください。最後の「t」は舌先を上の歯茎につけて止め、息を漏らさないようにすると明瞭に聞こえます。
活用形
- 三単現
- abates
- 進行形(-ing)
- abating
- 過去形
- abated
- 過去分詞
- abated
コアイメージ
激しい勢いや度合いが徐々に弱まり、収まることがコアイメージです。嵐や痛み、あるいは怒りや論争などが鎮静化する場面で使います。
abateの意味・例文
動詞
(勢いなどが)弱まる、和らぐ
To become less strong, intense, or widespread in amount or degree.
The storm began to abate after midnight, allowing rescue teams to work.
嵐は深夜を過ぎてから弱まり始め、救助隊が作業できるようになりました。
自然災害の勢いが収まる際によく使われる表現です。
We waited for the heavy rain to abate before continuing our field research.
私たちは豪雨が収まるのを待ってからフィールド調査を再開しました。
天候の回復を待つ際に、フォーマルな響きを持ちます。
I took some medication to help abate the severe pain in my back.
背中のひどい痛みを和らげるために薬を飲みました。
痛みや不快感を軽減させたい時に適した言葉です。
The public outcry did not abate despite the official apology.
公式な謝罪があったにもかかわらず、世間の抗議の声は収まりませんでした。
感情や論争が沈静化する際にも用いられる表現です。
(法的な効力や不快なものを)軽減する
To reduce the amount or intensity of something, often used in legal contexts.
The government is trying to abate the noise pollution in the city center.
政府は都心の騒音公害を軽減しようと取り組んでいます。
公的な問題や公害に対して対策を講じる際に使います。
The court decided to abate the tax penalty due to unforeseen circumstances.
裁判所は予期せぬ事態を考慮し、税金の罰金を軽減することを決定しました。
法的な罰則や義務を減免する際にも使われる専門的な語彙です。
We need to identify ways to abate the financial risks of this project.
このプロジェクトの経済的リスクを軽減する方法を見つける必要があります。
リスク管理の場面で、影響を小さく抑えることを指します。
語源
abate は古フランス語の abatre(打ち倒す)に由来し、これはラテン語の ad(~へ)と batuere(叩く)の組み合わせです。もともとは「叩いて打ちのめす」ことで勢いを削ぐという概念でした。そこから、物事の強度が打ち消されて弱まるという意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語に、激しい攻撃を意味する combat(戦闘)があります。
派生語・ファミリー
abateの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
abate は勢いや激しさが自然に、あるいは対策によって収まることを表し、lessen は量や程度が単に減ることを広く指し、diminish は重要性や大きさが徐々に小さくなっていくことを示します。
よくある間違い
× The disease will abate the patient. ○ The patient's symptoms will abate. → abate は「症状」や「勢い」が主語になります。人そのものを動詞の目的語にしないよう注意してください。
× The storm abated to a stop. ○ The storm abated. → abate 自体に「勢いが弱まる」という意味があるため、to a stop 等を付け足すと冗長で不自然な表現になります。
コラム
豆知識
abate の語源を辿ると、ラテン語の batuere(叩く)に突き当たります。これは英語の battery(打撃、バッテリー)と同じ語源です。かつては「叩いて勢いを殺す」という物理的なイメージが強かったのですが、時代とともに「勢いが自然と鎮まる」という抽象的な意味が定着しました。
リアルな使われ方
ビジネスや環境問題のニュースでは、noise abatement(騒音低減)という名詞形が非常によく使われます。都市計画や建設現場の報告書で、騒音を抑えるための対策や設備を指す際の決まり文句です。
映画・音楽での使われ方
映画や小説のクライマックスシーンで、嵐や激しい戦闘が abate する描写は、静寂への転換点としてよく使われます。特に古典的な文学作品において、自然の猛威が収まる様を表現する際に abate という語が多用される傾向があります。
イディオム・定型句
勢いを弱めることなく
“He continued to work without abating his efforts.”
収まる気配が全くない
“The heatwave shows no sign of abating.”
abateを使った会話例
オフィスにて、外の悪天候を見ながら
Do you think the heavy rain will abate by noon?
I hope so. The rain shows no sign of abating yet.
My headache is starting to abate, but I am still tired.
You should take a break. Stress can diminish your productivity anyway.
Good point. I will finish this report once I feel better.
Take your time. We need to abate our stress levels before the meeting.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。特に法的な文書や公的な報告書など、フォーマルな文脈で好まれる語彙です。
よくある質問
Q. abate とは?
嵐や痛み、怒りなどが徐々に弱まり、鎮静化することです。『The pain began to abate.(痛みが和らぎ始めた)』のように、激しいものが落ち着く状況で使います。
Q. abate と diminish の違いは?
abate は「激しさ」を抑えることに重点があり、diminish は「数や価値」が減ることに重点があります。『The anger will abate.(怒りが収まる)』と『His influence diminished.(影響力が低下した)』の違いです。
Q. abate はどんな場面で使いますか?
主に気象や健康、ビジネスのリスク管理で使われます。『We must abate the risk.(リスクを軽減しなければならない)』のように、悪影響を減らす文脈でよく登場します。
Q. abate は自動詞ですか、他動詞ですか?
両方の用法があります。『The rain abated.(雨が止んだ)』と自動詞で使うことも、『abate the noise(騒音を軽減する)』と他動詞で使うことも可能です。
Q. abate を言い換えるなら?
日常的には reduce を使います。よりフォーマルに「減少させる」と言いたい場合は decrease を用いてください。『The demand began to decrease.(需要が減り始めた)』と表現できます。
CHECK QUIZ
Q: 嵐が「収まる」ことを表すのに最適な動詞は?
Q: 「不快な騒音を軽減する」の自然な表現は?
