wool

  • ()羊毛、ウール、毛糸
  • ()ウール製品、毛織物
UK/wʊl/

発音のコツ

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wool の発音は /wʊl/ です。「ウール」と伸ばすカタカナ発音とは異なります。最初の「w」は唇をしっかり丸めて前に突き出し、そこから「ʊ(短いウとオの中間)」の音に移行します。最後の「l」は舌先を上の前歯の裏に当てて「ウ」や「オ」のような暗い音(ダークL)を作ります。短く「ウゥ」と発音するイメージです。

活用形

複数形
wools
ウール製品や毛糸の種類を指すときに使われます

コアイメージ

羊やアルパカなどの動物から取れる柔らかく温かい毛、またはそれで作られた織物や毛糸がコアイメージです。主に冬物のセーターやコートなど、衣類の素材について話す時に使います。

woolの意味・例文

名詞

不可算

羊毛、ウール、毛糸

The soft, thick hair that grows on the bodies of sheep and some other animals.

日常会話

This sweater is made of 100% pure wool.

このセーターは純毛100%で作られています。

衣類の素材を表す最も一般的な使い方です。

ビジネス

We import high-quality wool from Australia.

私たちはオーストラリアから高品質の羊毛を輸入しています。

貿易や産業の文脈では原料としての羊毛を指します。

SNS・カジュアル

Knitting with chunky wool is so relaxing.

極太の毛糸で編み物をするのはとてもリラックスできます。

編み物用の毛糸そのものも wool と呼びます。

countable / uncountable

ウール製品、毛織物

Garments or cloth made from the hair of sheep.

日常会話

Make sure to wash your wools carefully.

ウール製品は慎重に洗うようにしてください。

複数形にして「ウール製の衣類」全般を指すことができます。

フォーマル

The gentleman was wearing a fine wool suit.

その紳士は上質なウールのスーツを着ていました。

名詞の前に置いて「ウール製の」という形容詞のように使えます。

日常会話

She wrapped herself in a heavy wool blanket.

彼女は分厚いウールの毛布にくるまりました。

冬向けの温かい寝具や布地にもよく使われます。

語源

wool は古英語の wull に由来し、さらに遡ると「むしる」「引き抜く」という意味の印欧語根にたどり着きます。昔は羊の毛をハサミで刈るのではなく、手でむしり取って集めていたことから、羊の毛そのものを指す言葉として定着しました。現在でも温かい衣類の代表的な素材として親しまれています。

派生語・ファミリー

形容詞woolen
形容詞woollen
形容詞woolly

woolの使い方

よく使う組み合わせ

pure wool (純毛)a wool sweater (ウールのセーター)spin wool (羊毛を紡ぐ)dye wool (毛糸を染める)made of wool (ウールで作られている)

使い分け

wool は羊の毛から作られる保温性の高い素材、cotton は綿花から作られる通気性の良い素材、silk は蚕の繭から作られる滑らかで光沢のある素材です。

This wool coat will keep you warm in winter.

動物の毛由来で、冬の防寒着に適した温かいニュアンスです。

I prefer wearing cotton shirts in summer.

植物由来で、肌触りが良く通気性に優れたニュアンスです。

silk

She wore a beautiful silk dress to the party.

昆虫由来で、高級感があり上品な光沢を持つニュアンスです。

よくある間違い

× I bought a wool to knit a scarf. ○ I bought some wool to knit a scarf. → 素材としての毛糸や羊毛は不可算名詞なので、a ではなく some を使います。

× This is a wools sweater. ○ This is a wool sweater. → 名詞を形容詞的に使って「ウールの」と言う場合、複数形の -s は付けません。

コラム

豆知識

英国議会の上院(貴族院)にある議長席は「Woolsack(羊毛の袋)」と呼ばれています。14世紀のイングランドにおいて、国の富の源泉であった羊毛産業の重要性を忘れないよう、羊毛を詰めた大きなクッションを座席にしたのが始まりです。

リアルな使われ方

ネイティブは「徹底した」「生粋の」と言いたい時に dyed-in-the-wool という表現を使います。糸や布になってからではなく、羊毛(wool)の段階で染められた(dyed)ものは色落ちしないことから生まれた、日常会話やニュースでよく耳にする定型フレーズです。

映画・音楽での使われ方

イギリスのクレイアニメ映画『ウォレスとグルミット 危機一髪!』(A Close Shave)では、人気キャラクターの羊のショーンが初登場し、羊毛(wool)を刈り取られるコミカルなシーンが描かれています。イギリスの羊毛文化が背景にある作品です。

イディオム・定型句

ことわざMuch cry and little wool.

大山鳴動して鼠一匹、騒ぎの割に実益が少ない

The meeting was much cry and little wool.

イディオムpull the wool over someone's eyes

人をだます、ごまかす

You cannot pull the wool over my eyes.

定型句dyed-in-the-wool

生粋の、徹底した

He is a dyed-in-the-wool conservative.

woolを使った会話例

冬の週末、ショッピングモールで

A

Look at this sweater. The color is beautiful.

B

It is nice. Is it made of wool?

A

Let me check the tag. Yes, it says 100% pure wool.

B

That will definitely keep you warm. I prefer cotton though.

A

Why? Wool is perfect for this freezing weather.

B

It makes my skin itchy. I usually wear a silk blend.

A

Ah, I see. Then let's find something softer for you.

B

Good idea. Let's check the next store.

文化的背景

イギリスやオーストラリア、ニュージーランドは歴史的に羊毛産業が盛んで、生活や文化に深く根付いています。英語圏には羊毛に由来するイディオムが多く存在し、日常会話でも頻繁に登場します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. wool とは?

羊やアルパカなどの動物から取れる毛、またはその糸や織物のことです。『This scarf is made of wool.(このマフラーはウール製です)』のように衣類の素材を表す際に使います。

Q. wool と woolen の違いは?

どちらも「ウール製の」という意味で名詞を修飾できますが、現代では名詞の wool をそのまま形容詞的に使うことが一般的です。『a woolen blanket』も『a wool blanket』も同じ意味で使われます。

Q. pull the wool over someone's eyes とはどういう意味ですか?

相手の目を盗んでだます、真実を隠すという意味の有名なイディオムです。『He tried to pull the wool over my eyes.』のように、不誠実なごまかしを非難する時に使います。

Q. wool は数えられますか?

素材としての羊毛や毛糸を指す場合は数えられない不可算名詞です。ただし、ウール製の衣類や異なる種類の毛糸を指す場合は『wash your wools(ウール製品を洗う)』のように複数形にできます。

Q. 羊以外の動物の毛も wool と呼びますか?

基本的には羊の毛を指しますが、アルパカやアンゴラウサギなど、紡いで毛糸にできる柔らかい動物の毛全般を wool と呼ぶこともあります。『alpaca wool』のように動物名を前に付けて区別します。

CHECK QUIZ

Q: 「この帽子はウール製です」の自然な表現は?

Q: 「夏向けの通気性が良いシャツ」の素材として最も適した単語は?

Q: 「He tried to pull the wool over my eyes.」の意味は?