wit

  • ()機知、ウィット
  • ()知力、正気
UK/wɪt/

発音のコツ

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wit の母音 /ɪ/ は、日本語の「イ」よりも口の力を抜き、舌を少し下げて短く発音します。「イ」と「エ」の中間のような音を意識してください。語尾の /t/ は舌先を上の歯茎に当てて息を止め、軽く弾くようにして発音します。カタカナの「ウィット」のように「ト」と母音を強く響かせないよう注意しましょう。

活用形

複数形
wits
「知力」「正気」という意味で使われることが多いです

コアイメージ

頭の回転が速く、言葉巧みに人を笑わせる鋭い知性がコアイメージです。気の利いた冗談を言ったり、とっさの機転を利かせたりする場面で使います。

witの意味・例文

名詞

uncountable / countable

機知、ウィット

The ability to use words in a clever and humorous way.

日常会話

She is known for her quick wit.

彼女は頭の回転が速い機知で知られています。

quick wit(機転、素早い機知)はよく使われる組み合わせです。

ビジネス

His presentation was full of wit and charm.

彼のプレゼンはウィットと魅力に溢れていました。

堅い場でも知的なユーモアとして肯定的に使われます。

アカデミック

The author uses wit to criticize society.

著者は社会を批判するために機知を用いています。

文学作品における風刺や皮肉の文脈でも使われます。

ニュース

The politician handled the difficult question with wit.

その政治家は難しい質問を機知で切り抜けました。

状況を巧みに乗り切る知的な対応を表します。

複数

知力、正気

The capacity for inventive thought and quick understanding.

日常会話

You need to keep your wits about you.

気をしっかり持つ必要があります。

keep one's wits about one で「冷静でいる」という意味です。

ニュース

The survivor used her wits to escape.

生存者は知恵を絞って脱出しました。

困難な状況を乗り切るための思考力を表します。

SNS・カジュアル

I was scared out of my wits!

本当に肝を冷やしました!

scare someone out of their wits で「ひどく怖がらせる」という意味になります。

語源

wit は古英語で「知る」「理解する」を意味する witan に由来しています。もともとは知識や思考力そのものを指していましたが、時代とともに「素早く知的な言葉で人を笑わせる能力」という現在の意味へと発展しました。同じく「知る」という語根を持つ関連語には、witness(目撃者)があります。

派生語・ファミリー

形容詞witty
副詞wittily
名詞witticism

witの使い方

よく使う組み合わせ

quick wit (頭の回転の速さ)full of wit (ウィットに富んだ)dry wit (皮肉っぽいユーモア)keep one's wits (冷静さを保つ)match wits (知恵比べをする)

使い分け

wit は言葉による鋭く知的な面白さを、humor は状況や態度から生まれる温かみのある面白さを、cleverness は頭の回転の速さや賢さ全般を表します。

His speech was full of wit.

言葉遊びや知的なユーモアが含まれるニュアンスです。

She has a great sense of humor.

人を笑顔にする愛嬌や面白さ全般を指します。

cleverness

I admire his cleverness in solving problems.

問題解決などにおける知的な賢さを強調します。

よくある間違い

× He is a wit person. ○ He is a witty person. → wit は名詞なので、人を修飾する時は形容詞の witty を使います。

× I lost my wit when the fire started. ○ I lost my wits when the fire started. → 突然の出来事で「正気を失う」と言う場合は、複数形の wits を使います。

コラム

豆知識

wit はシェイクスピアの作品で非常に頻繁に登場する単語です。『ハムレット』の中にある "Brevity is the soul of wit."(簡潔さこそ機知の神髄である)というセリフは、現在でも文章を短くまとめる重要性を説く際によく引用される有名な格言です。

リアルな使われ方

ネイティブの日常会話では、誰かが気の利いた冗談を言った時に「Very witty!(うまいね!)」と形容詞形で返すことがよくあります。単に面白いだけでなく、頭の良さを感じさせる発言に対して使われる実用的な褒め言葉です。

映画・音楽での使われ方

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で、レイブンクロー寮の象徴的な特徴として「Wit beyond measure is man's greatest treasure(計り知れぬ機知は最大の宝)」という言葉が登場します。ここでの wit は知性や賢さを表しています。

イディオム・定型句

ことわざBrevity is the soul of wit.

簡潔さこそ機知の神髄

The teacher reminded us that brevity is the soul of wit.

イディオムat one's wits' end

途方に暮れて

I am at my wits' end with this project.

定型句to wit

すなわち、つまり

The company has two main problems, to wit, debt and low sales.

イディオムkeep one's wits about one

冷静さを保つ

You must keep your wits about you in a crisis.

witを使った会話例

金曜の夕方、オフィスで同僚と

A

Did you watch the CEO's speech this morning?

B

Yes, I did. His presentation was full of wit as always.

A

I agree. It takes real cleverness to make such a dry topic interesting.

B

Exactly. I especially loved his quick wit during the Q&A session.

A

He never seems to be at his wits' end, does he?

B

Never. He always knows how to keep his wits about him in front of the press.

文化的背景

イギリス英語では、皮肉や言葉遊びを多用する dry wit(ドライなユーモア)が特に好まれる文化があります。英米間で単語の意味に大きな差はなく、どちらでも知的なユーモアを称賛する肯定的な言葉として広く使われます。

よくある質問

Q. wit とは?

頭の回転が速く、言葉巧みに人を笑わせる鋭い知性のことです。『She answered with great wit.(彼女は素晴らしい機知で答えた)』のように、知的なユーモアを褒める時に使います。

Q. wit と humor の違いは?

wit は言葉遊びなど頭を使った鋭い面白さを指します。一方の humor は人を笑顔にする温かい面白さ全般です。『He has a dry wit.(彼には皮肉っぽいユーモアがある)』のように使い分けます。

Q. 複数形の wits はどう使いますか?

wits と複数形になると、知力や正気という意味合いが強くなります。『I was scared out of my wits.(ひどく怯えて正気を失いそうだった)』のように、感情が揺さぶられる場面で頻出します。

Q. wit の形容詞形は何ですか?

形容詞形は witty(気の利いた、機知に富んだ)です。『He is a witty speaker.(彼は気の利いた話し手だ)』のように、ユーモアのセンスがある人を表現する際によく使われます。

Q. at one's wits' end とはどういう意味ですか?

知恵が尽きた状態を示す有名なイディオムがあります。『I am at my wits' end trying to fix this.(これを直そうとして途方に暮れている)』のように使います。

CHECK QUIZ

Q: 「彼女の温かい性格からにじみ出る面白さ」を表すのに最適なのは?

Q: 「I was scared out of my wits.」の意味は?

Q: 「彼はとても気の利いた人だ」の自然な表現は?