ward

  • ()病棟、病室
  • ()区、選挙区
  • ()被後見人、保護児童
  • ()防ぐ、避ける
UK/wɔrd/

発音のコツ

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ward は「ウォード」のように発音します。最初の「w」は唇をしっかり丸めて突き出し、続く母音「ɔː」で口を縦に開けながら長めに「オー」と伸ばします。最後に舌先を歯茎の裏につけて「d」を軽く弾かせます。「ワード(word)」の母音「ɜː」とは口の開き方が全く異なるため、明確に区別して発音しましょう。

活用形

三単現
wards
進行形(-ing)
warding
過去形
warded
過去分詞
warded
複数形
wards

コアイメージ

見張ることや、守られた特定の区画・人がコアイメージです。病院の病棟や行政区、あるいは危険を遠ざける動作を表現したい時に使います。

wardの意味・例文

名詞

可算

病棟、病室

A separate room or area in a hospital for people with the same type of medical condition.

日常会話

My sister works in the maternity ward.

私の姉は産婦人科病棟で働いています。

特定の患者を収容する病院内の区画を指します。

ニュース

The hospital opened a new psychiatric ward.

その病院は新しい精神科病棟を開設しました。

医療ニュースなどで頻繁に登場する表現です。

フォーマル

Visitors are not allowed in the isolation ward.

隔離病棟への面会者の立ち入りは許可されていません。

感染症などを防ぐための隔離施設にも使われます。

可算

区、選挙区

An administrative division of a city or borough that typically elects and is represented by a councillor.

日常会話

I need to go to the local ward office.

地元の区役所に行く必要があります。

日本の「区役所」は ward office と表現します。

ニュース

Tokyo is divided into twenty-three special wards.

東京は23の特別区に分かれています。

日本の行政区分を英語で説明する際の定番フレーズです。

ビジネス

He was elected to represent the second ward.

彼は第2選挙区の代表として選出されました。

欧米では選挙のために区切られた地域を指すことが多いです。

可算

被後見人、保護児童

A child or young person under the care and control of a guardian appointed by a court.

フォーマル

The orphan became a ward of the state.

その孤児は国の被保護者となりました。

ward of the state で裁判所や国に保護される人を指します。

ニュース

She was made a ward of the court.

彼女は裁判所の被後見人になりました。

法律や裁判に関連する文脈で使われる専門的な用法です。

アカデミック

The guardian manages the financial affairs of the ward.

後見人が被後見人の財政問題を管理します。

保護する側(guardian)と対になる言葉として使われます。

動詞

他動詞

防ぐ、避ける

To guard, protect, or defend someone or something from danger or illness.

日常会話

I drink ginger tea to ward off a cold.

風邪を防ぐために生姜紅茶を飲んでいます。

ward off で「寄せ付けない」という句動詞として使います。

SNS・カジュアル

He wears a charm to ward off bad luck.

彼は不運を遠ざけるためにお守りを身につけています。

悪運や邪気を払うという文脈でもよく使われます。

ニュース

The company took measures to ward off a hostile takeover.

その企業は敵対的買収を防ぐための対策を講じました。

ビジネスにおける物理的・経済的な脅威を避ける際にも適しています。

語源

ward の語源は、古英語の weard(見張る、守る)に遡ります。外敵から守られた特定の区画という成り立ちから、「病棟」や「行政区」といった現在の意味に発展しました。実は guard と同じ語源を持ち、フランス語を経由したものが guard、ゲルマン語のまま英語に残ったものが ward です。

派生語・ファミリー

名詞warden
名詞wardship

wardの使い方

よく使う組み合わせ

maternity ward (産婦人科病棟)ward off a cold (風邪を防ぐ)ward of the state (国の被保護者)the 23 wards of Tokyo (東京23区)a psychiatric ward (精神科病棟)

使い分け

ward は行政や選挙のために明確に分割された区を、district は特定の機能や特徴を持つ地域を、zone は特定の用途や規則で定められた区域を表します。

I live in Shinjuku ward.

行政単位としての「区」という明確な境界を持つニュアンスです。

The financial district is always busy.

金融機関が集まるなど、特定の機能や性質を持つ地区を指します。

This is a no-parking zone.

駐車禁止など、規則や目的によって人為的に設定された区域です。

よくある間違い

× I live in the Shinjuku district. ○ I live in Shinjuku ward. → 日本の行政単位である「区」には ward を使います。district は一般的な「地区」を指します。

× I took medicine to ward of a cold. ○ I took medicine to ward off a cold. → 「防ぐ」は ward off です。前置詞の of ではなく副詞の off を使う点に注意しましょう。

コラム

豆知識

ward の語源は古英語の「見張る・守る」に遡ります。実は guard と同じ語源から派生しており、フランス語を経由したものが guard、ゲルマン語のまま残ったのが ward です。そのため、warden(監視員)と guard(守衛)のように、形も意味も似た単語が英語には共存しています。

リアルな使われ方

ネイティブの日常会話では、ward off(寄せ付けない、防ぐ)という表現がよく使われます。風邪などの病気を防ぐ時だけでなく、「ward off bad luck(不運を遠ざける)」や「ward off an attack(攻撃をかわす)」のように、物理的・心理的な脅威を避ける幅広い場面で活躍する便利な熟語です。

映画・音楽での使われ方

ファンタジーRPGやゲーム作品では、魔法の盾や結界を「ward」と呼ぶことがよくあります。大ヒットゲーム『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』でも、マップ上の視界を確保して敵の接近を見張るアイテムが「Ward」と呼ばれ、語源の「見張る・守る」という意味がそのまま活きています。

イディオム・定型句

定型句ward off

(危険や病気を)防ぐ、寄せ付けない

He wore a garlic necklace to ward off vampires.

イディオムward of the state

国の被保護者、保護児童

The orphan officially became a ward of the state.

wardを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

How was your weekend? Did you go to the ward office like you planned?

B

Yes, I finally registered my new address in Shinjuku ward.

A

That's great. By the way, you look a bit tired. Are you okay?

B

I feel a bit under the weather. I'm drinking ginger tea to ward off a cold.

A

Good idea. My sister is in the maternity ward right now, so I'm trying to stay healthy.

B

Oh, congratulations! I hope everything goes smoothly at the hospital.

文化的背景

アメリカやイギリスの都市でも ward は選挙区や行政区として使われますが、日本人が「東京23区」や「区役所(ward office)」を英語で説明する時に特に頻出します。英米の日常会話では病院の「病棟」としての用法のほうが身近です。

よくある質問

Q. ward とは?

守られた特定の区画や人を表す名詞で、病院の「病棟」や都市の「区」などを意味します。『He is in the maternity ward.(彼は産婦人科病棟にいる)』のように使われます。

Q. ward と district の違いは?

ward は行政や選挙のために明確に区切られた「区」を指します。一方の district は『the shopping district(商業地区)』のように、特定の機能や特徴を持つ地域を指します。

Q. ward を動詞で使うことはありますか?

はい、『ward off』の形で「(病気や危険を)防ぐ、寄せ付けない」という意味でよく使われます。『Eat oranges to ward off a cold.(風邪予防にオレンジを食べる)』のように日常的に使えます。

Q. ward of the state とはどういう意味ですか?

裁判所や国によって保護・監督されている未成年者や被後見人を指す法律用語です。『She was made a ward of the court.(彼女は裁判所の被後見人になった)』のように使われます。

Q. 日本の「区」は英語でどう表現しますか?

一般的に ward を使います。『I went to the ward office.(区役所に行った)』や『Tokyo's 23 wards(東京23区)』のように、日本の行政区分を説明する際によく登場します。

CHECK QUIZ

Q: 「商業地区」を表す自然な英語表現は?

Q: 「風邪を予防する」という意味になるように空欄を埋める副詞は? "take vitamin C to ward ( ) a cold"

Q: 「She is a ward of the state.」の ward の意味は?