tramp
- (名)浮浪者、放浪者
- (動)重い足取りで歩く
- (名)重い足音、長距離の歩行
発音のコツ
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tramp は最初の子音「tr」を「チュ」に近い音で発音するのがコツです。続く母音「æ」は、口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を長めに出します。最後の「mp」は、唇を閉じて鼻から息を抜く「m」の直後に、軽く息を破裂させる「p」を連続させます。カタカナの「トランプ」のように母音を挟まないよう注意してください。
活用形
- 三単現
- tramps
- 進行形(-ing)
- tramping
- 過去形
- tramped
- 過去分詞
- tramped
- 複数形
- tramps
コアイメージ
重い足取りでドシドシと歩き回ることがコアイメージです。あてもなく放浪する人(浮浪者)を指す時や、疲れるほどの長距離を歩く時に使います。
trampの意味・例文
名詞
浮浪者、放浪者
A person with no home or job who travels around.
The old tramp asked for some spare change.
その年老いた浮浪者は小銭を求めてきました。
家を持たずに放浪している人を指す古い表現です。
The novel features a tramp who travels across the country.
その小説は、国中を旅する放浪者を特徴としています。
文学作品などでは自由な放浪者として描かれることもあります。
In the past, tramps often traveled by hiding on freight trains.
過去には、浮浪者たちはよく貨物列車に隠れて移動しました。
歴史的な背景を語る際によく登場する単語です。
重い足音、長距離の歩行
The sound of heavy steps, or a long tiresome walk.
I heard the steady tramp of marching soldiers.
行進する兵士たちの一定の重い足音が聞こえました。
軍隊の行進など、リズミカルで重い足音を指します。
After a long tramp through the woods, we rested.
森の中を長く歩き回った後、私たちは休憩しました。
a long tramp で「長時間の疲れる歩行」を表します。
The tramp of boots echoed in the empty hallway.
ブーツの重い足音が誰もいない廊下に響き渡りました。
足音が響く様子を情景的に描写する時に適しています。
動詞
重い足取りで歩く
To walk heavily or noisily.
We heard someone tramping up the wooden stairs.
誰かが木造の階段をドシドシと上る音が聞こえました。
足音が響くような重い歩き方を表現します。
We tramped through the deep snow for hours.
私たちは深い雪の中を何時間も歩き回りました。
悪路や困難な道を苦労して進むニュアンスがあります。
The hikers tramped across the muddy fields.
ハイカーたちは泥だらけの野原をドシドシと歩きました。
アウトドアや自然の中を歩き回る場面でも使われます。
語源
tramp は中英語の trampen(重い足取りで歩く、踏みつける)に由来します。足で地面を「ドシドシと踏み鳴らす」動作が本来の語源です。そこから、17世紀頃に「あてもなく歩き回る人」を指すようになり、現代の「浮浪者」の意味へと発展しました。同じく「踏みつける」という意味を持つ関連語には trample(踏みつける、蹂躙する)があります。
派生語・ファミリー
trampの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
trampはあてもなく歩き回る浮浪者という少し古い表現であり、vagabondは定住せずに自由気ままに旅をする人を指し、homelessは現代において家を持たず路上で生活する人を客観的に表します。
よくある間違い
× There are many tramps in the city center. ○ There are many homeless people in the city center. → tramp は古い表現で軽蔑的な響きを含むため、現代では homeless people を使います。
× I will tramp to Paris next week. ○ I will travel to Paris next week. → tramp は重い足取りで歩くことなので、一般的な旅行の文脈では travel を使います。
コラム
豆知識
1930年代のアメリカ大恐慌時代、職を求めて貨物列車にタダ乗りして移動する人々を hobo や tramp と呼びました。チャールズ・チャップリンの有名な映画のキャラクター「The Tramp(小さな放浪者)」も、この時代の社会背景を色濃く反映しており、映画史に残る象徴的な存在となっています。
リアルな使われ方
現代のネイティブスピーカーは、名詞の「浮浪者」よりも「重い足取りでドシドシ歩く」という動詞としてよく使います。雪道や泥の中、あるいは疲労困憊で苦労して進む時に「tramp through the mud(泥の中をドシドシ歩く)」のように表現し、歩行の困難さを強調します。
映画・音楽での使われ方
ディズニーの名作アニメーション映画『わんわん物語』の原題は『Lady and the Tramp』です。血統書付きのお嬢様犬(Lady)と、自由気ままな野良犬(Tramp)の身分違いの恋を描いており、キャラクターの対比がタイトルに見事に表れていることで広く知られています。
イディオム・定型句
職などを求めて街を歩き回る
“He had to tramp the streets for work.”
あちこちを歩き回る
“We spent the day tramping around the city.”
trampを使った会話例
金曜日の午後、職場で同僚と
Are you ready for our hiking trip this weekend?
Yes, I can't wait to tramp through the deep snow.
It will be a long tramp, so wear warm boots.
Definitely. I don't want to look like a tired tramp at the end.
Let's pack enough food so we don't feel homeless.
Good idea. The steady tramp of our boots will keep a good rhythm.
文化的背景
「浮浪者」を意味する tramp は、現代の英語圏では差別的・軽蔑的と受け取られることがあるため、homeless person を使うのが一般的です。ただし、ニュージーランドでは tramping が「本格的なハイキング」を意味するなど、地域によって肯定的な意味合いで使われることもあります。
よくある質問
Q. tramp とは?
重い足取りで歩くことや、あてもなく放浪する人を指す単語です。『He is a famous tramp.(彼は有名な放浪者だ)』のように、少し古い表現として使われます。
Q. 現代の会話で「浮浪者」の意味で tramp は使いますか?
現代では軽蔑的と受け取られることがあるため、日常会話ではあまり使いません。『We should help homeless people.(ホームレスの人々を助けるべきだ)』のように homeless を使うのが一般的です。
Q. tramp と trample の違いは?
tramp はドシドシと重い足取りで歩くことですが、trample は物を踏みつけて壊すことを意味します。『Don't trample the flowers.(花を踏みにじらないで)』のように破壊のニュアンスが強まります。
Q. 動詞の tramp はどのように使いますか?
主に「重い足取りで歩く」という自動詞として使われ、前置詞を伴うことが多いです。『We tramped through the snow.(私たちは雪の中をドシドシと歩いた)』のように、困難な道を歩く際によく使われます。
Q. イギリスやニュージーランドでの特別な使い方はありますか?
ニュージーランド英語では、本格的なハイキングやトレッキングのことを tramping と呼びます。『I went tramping in the mountains.(山へハイキングに行った)』のように、肯定的なアウトドア用語として定着しています。
CHECK QUIZ
Q: 「We heard the heavy tramp of boots.」の tramp の意味は?
Q: 現代のニュースで「都市部の路上生活者」を報じる際、最も適切な表現は?