thorough
- (形)徹底的な、完全な
- (形)几帳面な、細部までこだわる
発音のコツ
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最初の「th」は上下の前歯で舌先を軽く挟み、隙間から息を摩擦させて「ス」の音を出します。続く母音はアメリカ英語では口をあまり開けずに「アー」と響かせ、舌を少し引いて「r」の音を作ります。語尾の「o」は「オウ」と二重母音にし、「gh」は発音しません。カタカナの「サロー」にならないよう注意しましょう。
活用形
- 比較級
- thorougher
- 通常は more thorough と表現します
- 最上級
- thoroughest
- 通常は most thorough と表現します
コアイメージ
細部まで一切の抜け漏れがなく、完全に行き届いていることがコアイメージです。調査や掃除、準備などを徹底的かつ入念に行いたい時に使います。
thoroughの意味・例文
形容詞
徹底的な、完全な
Complete with regard to every detail; not superficial or partial.
The manager requested a thorough investigation into the matter.
マネージャーはその件に関する徹底的な調査を要求しました。
問題の原因などを細部まで調べる際によく使われます。
They gave the house a thorough cleaning before moving out.
彼らは退去する前に家を徹底的に掃除しました。
隅々まで行き届いた大掃除を表す定番の表現です。
You need a thorough understanding of the basic principles.
基本原理についての完全な理解が必要です。
知識や理解が深く、抜け落ちがない状態を示します。
几帳面な、細部までこだわる
Performing or acting with great care and completeness.
She is very thorough in her daily work.
彼女は毎日の仕事においてとても几帳面です。
ミスがなく丁寧な仕事ぶりを肯定的に評価します。
We are looking for a thorough and reliable assistant.
私たちは几帳面で信頼できるアシスタントを探しています。
採用条件などで、細部に気を配れる人材を求める表現です。
My doctor is extremely thorough during health checkups.
私の主治医は健康診断の際に非常に綿密です。
見落としがないように慎重に行動する性格を表します。
語源
thorough は古英語で「〜を通って」を意味する þuruh に由来します。空間的に「端から端まで通り抜ける」というイメージから、「最初から最後まで完全に」「細部まで行き届いた」という抽象的な意味へ発展しました。もともと同じ語源から分かれた関連語には、前置詞の through(〜を通って)があります。
派生語・ファミリー
thoroughの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
thorough は細部まで抜け漏れがないことを、comprehensive は必要な要素をすべて網羅していることを、exhaustive は可能な限りすべてを尽くして徹底的であることを表します。
よくある間違い
× I read thorough the document. ○ I read through the document. → thorough は「徹底的な」という形容詞です。「〜を通して」は through を使います。
× We need to clean the room thorough. ○ We need to clean the room thoroughly. → 動詞を修飾する場合は、副詞の thoroughly(徹底的に)を使います。
コラム
豆知識
thorough と through はもともと全く同じ単語でした。中世の英語では両者が混同して使われていましたが、長い時間をかけて「空間を通り抜ける」動作には through が、「最初から最後まで完全に行き届く」状態には thorough が使われるように役割が分かれました。
リアルな使われ方
ビジネスシーンでは、褒め言葉として You are very thorough.(あなたは本当に几帳面ですね)とよく使われます。単に仕事が早いだけでなく、ミスがなく細部まで完璧に仕上げる姿勢を高く評価する、ネイティブならではの実用的なフレーズです。
映画・音楽での使われ方
医療ドラマ『Dr.HOUSE(House M.D.)』では、原因不明の病気を特定するために、医師たちが「Be thorough.(徹底的にやれ)」とチームに指示するシーンが頻出します。あらゆる可能性を排除せず、細部まで検査し尽くす医療現場の緊迫感を伝える重要なキーワードです。
イディオム・定型句
〜を徹底的に調べる、点検する
“The mechanic gave my car a thorough going-over.”
仕事を徹底的にこなす
“They did a thorough job on the repairs.”
まったくの厄介者
“He is being a thorough nuisance today.”
thoroughを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you finish the safety inspection?
Yes, I gave the equipment a thorough going-over yesterday.
Great. We need a thorough report by noon.
I'm writing it now. I want to make sure it's comprehensive.
You are always so thorough in your work. I appreciate it.
Thanks. It's better to be safe than sorry, right?
文化的背景
アメリカ英語では語尾を「オウ(/oʊ/)」と発音しますが、イギリス英語では曖昧母音の「ア(/ə/)」で終わるのが一般的です。また、イギリス英語では「まったくの」という強調の意味で使われることもあります。基本的な意味や使い方に英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. thorough とは?
細部まで一切の抜け漏れがなく、完全に行き届いていることを表す形容詞です。『We need a thorough investigation.(徹底的な調査が必要です)』のように使います。
Q. thorough と through の違いは?
thorough は「徹底的な」という形容詞で、through は「〜を通して」という前置詞や副詞です。『read **through** the report』と『a <<thorough>> report』のように役割が異なります。
Q. thorough は人の性格に対しても使えますか?
はい、使えます。人が「几帳面な」「細部までこだわる」という意味になり、ビジネスで高く評価する際に便利です。『She is very thorough in her work.(彼女は仕事が几帳面だ)』のように表現します。
Q. thorough を別の単語に言い換えると?
調査や分析などが「網羅的」であることを強調したい場合は、comprehensive に言い換えられます。『a **comprehensive** report』とすると、全体を幅広くカバーしているニュアンスが強まります。
Q. thorough の副詞形はどう使いますか?
副詞の thoroughly を使って、動詞を修飾します。「完全に」「徹底的に」という意味になり、『We cleaned the room <<thoroughly>>.(部屋を徹底的に掃除した)』のように日常会話で頻出します。
CHECK QUIZ
Q: 「資料に目を通す」の自然な表現は?
Q: 「幅広い範囲をカバーした網羅的なカリキュラム」に最適な形容詞は?
Q: 「部屋を徹底的に掃除する」の自然な表現は?