sip
- (動)少しずつ飲む、すする
- (名)ひとすすり、一口
発音のコツ
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sip の母音 /ɪ/ は、日本語の「イ」よりも口の力を抜き、少し「エ」に近い音で短く発音します。唇を横に引きすぎず、リラックスさせた状態で短く「シッ」と音を出します。最後の /p/ は唇を閉じてから息を破裂させますが、声帯を震わせない無声音であることに注意してください。
活用形
- 三単現
- sips
- 進行形(-ing)
- sipping
- p を重ねて -ing を付けます
- 過去形
- sipped
- p を重ねて -ed を付けます
- 過去分詞
- sipped
- 複数形
- sips
コアイメージ
飲み物を一気にではなく、少しずつ味わいながら飲むことがコアイメージです。熱いコーヒーやワインなどを、ゆっくり時間をかけて楽しむ時に使います。
sipの意味・例文
動詞
少しずつ飲む、すする
To drink a liquid slowly by taking only a small amount at a time.
He sipped his hot tea slowly.
彼は熱いお茶をゆっくりすすりました。
熱い飲み物を少しずつ飲む時によく使います。
She sipped water during the long meeting.
彼女は長い会議の間に水を少しずつ飲みました。
会議中などに少しだけ喉を潤す動作を表します。
We sat on the porch and sipped lemonade.
私たちはポーチに座ってレモネードを少しずつ飲みました。
リラックスして飲み物を楽しむ場面にぴったりです。
名詞
ひとすすり、一口
A very small amount of a drink that you take into your mouth.
Can I have a sip of your coffee?
あなたのコーヒーを一口もらってもいいですか?
a sip of で「〜のひとすすり」という定番表現です。
Take a sip and tell me what you think.
一口飲んで、どう思うか教えてください。
take a sip で「一口飲む」という動作を表します。
The patient was allowed only a few sips of water.
患者は数口の水だけを飲むことが許されました。
医療現場などで少量の水分を指す際にも使われます。
語源
sip の語源は、14 世紀の中英語 sippen(少しずつ飲む)に遡ります。これはさらに古いゲルマン語の sup-(すする)という音に由来すると考えられています。唇をすぼめて液体を少しずつ吸い込む時の音から、現在の意味に発展しました。同じゲルマン語源を持つ関連語には、スープを意味する soup や、夕食を意味する supper があります。
派生語・ファミリー
sipの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
sip は少量をゆっくり味わいながら飲み、drink は液体を飲むという一般的な動作を表し、gulp は大量の液体を一気にゴクゴクと飲み込みます。
よくある間違い
× I sipped the whole bottle at once. ○ I gulped the whole bottle at once. → 一気に飲み干す場合は gulp を使います。sip は少しずつ飲む動作です。
× Can I drink a sip of your tea? ○ Can I have a sip of your tea? → 「一口飲む」は have a sip や take a sip を使います。drink は不要です。
コラム
豆知識
sip と同じゲルマン語源を持つ英単語には、soup(スープ)や supper(夕食)があります。昔のヨーロッパでは、夕食(supper)にパンを浸したスープ(soup)をすする(sip)のが一般的な食事スタイルでした。これらの単語が同じルーツを持っているのは、当時の食文化を反映しているためです。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、名詞として take a sip や have a sip(一口飲む)というフレーズが頻繁に登場します。友達同士で違う種類の飲み物を頼んだ時に、「Can I have a sip?(一口もらっていい?)」と聞くのは、とても自然なやり取りです。
映画・音楽での使われ方
世界的ヒットを記録したブルーノ・マーズの楽曲『That's What I Like』の歌詞には、「Sippin' on strawberry champagne for the night」というフレーズが登場します。ここでは sip on という形で使われており、シャンパンを少しずつ味わいながらリラックスして楽しむ贅沢な雰囲気が表現されています。
イディオム・定型句
一口飲む
“Take a sip of this soup and see if it needs salt.”
一口飲む
“Can I have a sip of your juice?”
(時間をかけて)少しずつ飲む
“We spent the evening sipping on wine.”
sipを使った会話例
オフィスの休憩室で同僚と
This coffee is too hot. I can only sip it.
Be careful not to burn your tongue. Just take a sip and wait.
Yeah, you are right. By the way, did you see Tom gulping his iced coffee earlier?
I did. He must have been really thirsty.
I prefer sipping my coffee slowly to enjoy the flavor.
Me too. It is much more relaxing that way.
文化的背景
欧米では、スープや麺類を音を立ててすする(slurp)ことはマナー違反とされますが、熱いコーヒーや紅茶を静かに sip することは問題ありません。熱い飲み物を楽しむ際の自然な動作として、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. sip とは?
飲み物を一気にではなく、少しずつ飲むことです。『She took a sip of coffee.(彼女はコーヒーを一口飲んだ)』のように、熱いものや味わって飲むものに対してよく使います。
Q. sip と slurp の違いは?
どちらも「すする」と訳されますが、sip は静かに少しずつ飲む上品な動作です。一方の slurp は音を立ててすする動作を指し、『Don't slurp your soup.(音を立ててスープをすすらないで)』のようにマナー違反とされることが多いです。
Q. 名詞の sip はどのように使いますか?
「一口」や「ひとすすり」という意味で、take a sip や have a sip という形で頻繁に使われます。『Can I have a sip?(一口もらっていい?)』は日常会話でとても便利なフレーズです。
Q. sip はお酒に対しても使えますか?
はい、ワインやウイスキーなどをゆっくり味わいながら飲む時によく使われます。『He was sipping a glass of wine.(彼はグラスワインを少しずつ飲んでいた)』のように、リラックスした場面にぴったりです。
Q. sip は自動詞ですか、他動詞ですか?
両方の働きがあります。目的語を伴って『sip tea(お茶をすする)』とする他動詞の用法も、前置詞を伴って『sip at a drink(飲み物を少しずつ飲む)』とする自動詞の用法も自然です。
CHECK QUIZ
Q: 喉が渇いて「水を一気に飲み干した」状況に合う動詞は?
Q: 「一口もらってもいいですか?」の自然な表現は?
Q: 「We spent the evening sipping on wine.」のニュアンスとして最も適切なのは?