shall
- (動)〜しましょうか
- (動)〜しなければならない
- (動)必ず〜させる
- (動)〜だろう、〜するつもりだ
発音のコツ
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shall は最初の母音 /æ/ にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出してください。続く /l/ は、舌先を上の前歯の裏にしっかり当てて「ル」と響かせます。文中で弱く発音される時は曖昧母音の /ə/ になり、「シュル」のように短く発音されます。カタカナの「シャル」にならないよう注意しましょう。
活用形
- 三単現
- shall
- 助動詞のため三人称単数でも s は付きません
- 過去形
- should
- 独立した助動詞として使われることが一般的です
コアイメージ
話し手の強い意志や、必然的な成り行きがコアイメージです。日常会話では相手に「〜しましょうか」と提案する時に使い、契約書やフォーマルな場面では義務や確約を表す時に使います。
shallの意味・例文
動詞
〜しましょうか
Used to make an offer or suggestion.
Shall I open the window for you?
窓を開けましょうか?
自分が何かを申し出る時の定番フレーズです。
What time shall we meet tomorrow?
明日は何時に会いましょうか?
相手の意向を尋ねて予定を決める時に使います。
Shall we proceed to the next topic?
次のトピックに進みましょうか?
会議などで進行を促す際にも適しています。
〜しなければならない
Used to express a command or duty in formal documents.
The contractor shall provide the materials.
請負業者は資材を提供しなければならない。
契約書で法的な義務を表す用法です。
The committee shall consist of five members.
委員会は5名の委員で構成されるものとする。
組織の規定や規則を定める文脈で頻出します。
The new law states that everyone shall pay the tax.
新法は全員がその税を支払うことと定めている。
法律による強力な強制力を表現します。
必ず〜させる
Used to express a strong intention or promise.
You shall have the report by tomorrow.
明日までに必ず報告書をお渡しします。
話し手の強い意志による約束を表します。
He shall not get away with this.
彼にこんな真似は絶対に許さない。
話し手の怒りや決意を示す時に使います。
We shall overcome these difficulties together.
私たちは共にこの困難を乗り越えるのだ。
演説などで強い決意を表明する用法です。
〜だろう、〜するつもりだ
Used to express the future tense with I and we.
I shall be late for the meeting.
会議に遅れそうです。
主にイギリス英語で一人称の未来を表す用法です。
We shall inform you of the results soon.
結果はすぐにお知らせいたします。
丁寧で少し古風な響きがあります。
I shall return in a few minutes.
数分で戻りますね。
あえて大げさな表現を使ってユーモアを出すこともあります。
語源
shall の語源は、古英語の sceal(〜する義務がある、〜に借りがある)に遡ります。もともとは金銭的な負債を意味していましたが、そこから「当然〜すべきだ」「〜する運命にある」という未来や義務を表す助動詞へと発展しました。同じ語源を持つ関連語には、ドイツ語の soll(〜すべき)があります。
派生語・ファミリー
shallの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
shall は話し手の意志や提案を、will は主語の意志や単純な未来を、should は「〜すべき」という義務や推量を表します。
よくある間違い
× Shall you help me? ○ Will you help me? → 相手に依頼する時は Will you を使います。Shall you は現代英語では使いません。
× He shalls go to the store. ○ He shall go to the store. → shall は助動詞なので、主語が三人称単数でも s は付きません。
コラム
豆知識
ダグラス・マッカーサーの有名な言葉「I shall return.(私は必ず戻ってくる)」には、単なる未来ではなく「神に誓って必ず戻る」という強い意志と宿命のニュアンスが込められています。will ではなく shall を使うことで、歴史的な名言となりました。
リアルな使われ方
日常会話でよく使われるフレーズに「We shall see.(今にわかるよ)」があります。相手の意見に対して「本当にそうなるかな?」と少し疑っている時や、結果が出るのを待つしかない時にネイティブがよく使う便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
1996 年の映画『Shall We Dance?(シャル・ウィ・ダンス?)』は、日本でも大ヒットした社交ダンスをテーマにした作品です。タイトルは「一緒に踊りませんか?」という、shall を使った最も有名な勧誘のフレーズから取られています。
イディオム・定型句
求めよ、さらば与えられん
“Just tell them what you need. Ask, and you shall receive.”
今にわかる、そのうちわかる
“Only time will tell, so we shall see.”
言ってみれば、〜とでも言いましょうか
“He is, shall we say, a bit eccentric.”
shallを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
Shall we wrap up the work for today?
Yes, let's. I am quite tired.
Where shall we go for dinner?
How about the new Italian restaurant? We will need a reservation.
I shall call them right now.
Thanks. I hope they have a table for us.
If not, we shall see what else is open.
Sounds good. Let's head out soon.
文化的背景
イギリス英語では一人称の単純未来に will の代わりに shall を使う伝統がありますが、現代では will が主流です。アメリカ英語では日常会話で shall を使うことはほとんどなく、「Shall I / we...?」の提案や、契約書などでの法的な義務表現に限定されます。
よくある質問
Q. shall とは?
話し手の強い意志や、運命的な成り行きを表す助動詞です。日常会話では『Shall we dance?(踊りましょうか)』のように提案や勧誘に使われます。
Q. shall と will の違いは?
will が主語の意志を表すのに対し、shall は話し手の意志や規則を表します。『I will go.(私は行くつもりだ)』と『You shall go.(あなたを行かせる)』のように視点が異なります。
Q. 日常会話で shall はどう使いますか?
主に疑問文で相手に提案する時に使います。『Shall I open the window?(窓を開けましょうか)』のように、自分が何かを申し出る際の定番フレーズです。
Q. 契約書で shall がよく使われるのはなぜですか?
フォーマルな文書では「〜しなければならない」という法的な義務を表すためです。『The tenant shall pay the rent.(借主は家賃を支払うものとする)』のように絶対的な規定として使われます。
Q. Shall we 〜? に対する自然な返答は?
肯定なら『Yes, let's.』、否定なら『No, let's not.』が一般的です。『Shall we go now? - Yes, let's.(もう行きましょうか? - はい、そうしましょう)』のように答えます。
CHECK QUIZ
Q: 「窓を開けましょうか?」と申し出る自然な表現は?
Q: 契約書の一文「The employee shall keep confidentiality.」の shall の意味は?
Q: 相手の提案「Shall we go?」に対する自然な肯定の返答は?