multiplier
- (名)乗数、倍率
- (名)増幅させるもの
発音のコツ
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multiplier の発音は最初の母音「ʌ」にアクセントを置きます。口をあまり開けず、短く「ア」と発音してください。続く「mʌltə」の「ə」は力を抜いた曖昧な音にします。後半の「plier(plaɪər)」は「プライアー」と二重母音をしっかり響かせ、最後に舌を軽く巻いて「r」の音を作ります。「マルチプライヤー」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- multipliers
コアイメージ
ある数や効果を何倍にも増幅させるものがコアイメージです。数学での掛け算の乗数や、ビジネスで相乗効果を生み出す要素を表現したい時に使います。
multiplierの意味・例文
名詞
乗数、倍率
A quantity by which a given number is to be multiplied.
The formula requires a multiplier of five.
その公式には5の乗数が必要です。
乗数は計算式で基準となる数に掛ける値です。
The government expects a high economic multiplier from the investment.
政府はその投資から高い経済波及効果を期待しています。
経済学の乗数効果の文脈で使われます。
We need to figure out the correct revenue multiplier.
正確な収益倍率を計算する必要があります。
企業の価値や収益を測る指標として登場します。
増幅させるもの
Something that increases the effect or impact of another thing.
Good communication acts as a multiplier for team productivity.
良好なコミュニケーションはチームの生産性を高める増幅器として機能します。
既存の力を何倍にも引き上げる要素を指します。
Her positive attitude is a multiplier in our group.
彼女のポジティブな態度は私たちのグループに相乗効果を生みます。
影響力を大きくする人や物事に対して使います。
This new software is a massive force multiplier.
この新しいソフトウェアは強力な戦力乗数です。
少ない労力で大きな成果を出すツールを表現できます。
語源
multiplier は、ラテン語の multus(多くの)と plicare(折る、重ねる)に、動作主を表す接尾辞 -er(〜するもの)が合わさって成り立っています。何度も折り重ねて数を増やすという成り立ちから、現在の「乗数」や「増幅させるもの」という意味に発展しました。同じ multus の語根を持つ関連語には、multiple(複数の)があります。
派生語・ファミリー
multiplierの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
multiplierは掛け算のように効果を何倍にも増幅させ、amplifierは音や信号など物理的な強さを拡大し、catalystは化学反応のように変化のきっかけを作ります。
“He plugged his guitar into the amplifier.”
→ 音や信号を物理的に大きくするニュアンスです。
よくある間違い
× We need to plus the multiplier. ○ We need to apply the multiplier. → multiplier は乗数(掛ける数)なので、足し算(plus)ではなく適用する(apply)や掛ける(multiply)を使います。
× He works as a multiplier in the factory. ○ He works as a machine operator in the factory. → multiplier は職業名ではなく、効果を増幅させる「要素」や「数値」に対して使います。
コラム
豆知識
multiplier の語源にあるラテン語の plicare(折る)は、紙や布を何度も折り重ねて分厚くしていく様子を表しています。そこから「掛け算」という概念が生まれました。同じ語根を持つ単語には、reply(折り返す=返事をする)や apply(重ね合わせる=適用する)などがあります。
リアルな使われ方
ネイティブのビジネス会話では、単なる足し算(additive)ではなく掛け算(multiplicative)の成長が必要だという文脈で、multiplier がよく登場します。「She is a true multiplier」のように、周囲の能力を引き出す優秀なリーダーを指して使うこともあります。
映画・音楽での使われ方
リズ・ワイズマンのビジネス書『Multipliers(邦題:マルチプライヤーズ)』は、チームの知能や能力を何倍にも引き出すリーダーのあり方を説いたベストセラーです。この本の大ヒットにより、ビジネス界で multiplier という言葉が「優秀なリーダー」を意味する用語としてさらに定着しました。
イディオム・定型句
少ない労力で大きな効果を生む要素
“A good tool is a force multiplier.”
乗数効果、波及効果
“The new factory will create a multiplier effect.”
multiplierを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Have you reviewed the new AI tool we introduced last week?
Yes, it is a massive force multiplier for our team.
I agree. It speeds up our workflow significantly.
The multiplier effect on our overall productivity is clear.
Do you think it will act as a catalyst for more innovation?
Definitely. We should multiply our efforts in other areas too.
文化的背景
軍事用語に由来する force multiplier(戦力乗数)という表現は、現在ではビジネスシーンでも広く使われています。少ないリソースで大きな成果を出すツールやプロセスを称賛する際に好まれる表現です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. multiplier とは?
ある数や効果を何倍にも増幅させる要素のことです。『Education is a great multiplier.(教育は素晴らしい増幅器です)』のように、ビジネスや日常で相乗効果を生むものを指します。
Q. multiplier はビジネスでどのように使われますか?
チームの生産性や利益を何倍にも引き上げる要素を表現する際に使います。『Technology is a force multiplier.(テクノロジーは強力な増幅器です)』のように、優れたツールを称賛する時によく登場します。
Q. multiplier と addition の違いは?
addition は単なる「足し算」や「追加」ですが、multiplier は「掛け算」のように効果が爆発的に増えることを示します。『It is not just an addition, but a multiplier.(ただの追加ではなく、増幅器です)』のように対比して使われます。
Q. multiplier effect とはどういう意味ですか?
経済学やビジネスで「乗数効果」や「波及効果」を指す専門用語です。『The project has a huge multiplier effect.(そのプロジェクトには巨大な波及効果があります)』のように、一つの投資が次々と利益を生む状況で使います。
Q. multiplier を別の言葉で言い換えると?
効果を高めるという意味では enhancer や booster に言い換えられます。『This tool is a great performance booster.(このツールは素晴らしいパフォーマンス向上剤です)』のように、より日常的な表現になります。
CHECK QUIZ
Q: 「He is a true multiplier.」が意味する彼の特徴は?
Q: 「ギターを〇〇に繋ぐ」と言いたい時に最適な名詞は?
Q: 「少ない労力で大きな成果を生むツール」を指す定型表現は?