kettle
- (名)やかん、電気ケトル
- (動)(デモ隊などを)封じ込める
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
kettle の発音は /ˈketl/ です。最初の「ケ」にアクセントを置き、短くはっきりと発音します。日本人がつまずきやすいのは後半の「tle(tl)」の部分です。母音を挟まずに、舌先を上の歯の裏につけたまま「トゥ」と「ル」を同時に出すようなイメージで、舌の両脇から息を抜いて発音してください。
活用形
- 三単現
- kettles
- 進行形(-ing)
- kettling
- 過去形
- kettled
- 過去分詞
- kettled
- 複数形
- kettles
コアイメージ
お湯を沸かすための蓋付きの容器であることがコアイメージです。日常でお茶やコーヒーを淹れるためのやかんや電気ケトルを指す時に使います。
kettleの意味・例文
名詞
やかん、電気ケトル
A covered container with a handle and a spout, used for boiling water.
Could you put the kettle on for tea?
お茶のためにやかんを火にかけてもらえますか?
お茶の準備をする時の定番の表現です。
The electric kettle boiled the water very quickly.
電気ケトルはあっという間にお湯を沸かしました。
electric kettle で現代の電気ケトルを指します。
I just bought a cute new whistling kettle.
新しくてかわいい笛吹きやかんを買ったばかりです。
お湯が沸くと音が鳴るやかんは whistling kettle と呼びます。
動詞
(デモ隊などを)封じ込める
To confine a group of protesters or demonstrators to a small area.
The police decided to kettle the crowd in the square.
警察は群衆を広場に封じ込める決定を下しました。
ニュース報道で使われる専門的な用法です。
Kettling is a controversial tactic used by law enforcement.
ケトリングは法執行機関が使う議論を呼ぶ戦術です。
社会学や法律の文脈で登場することがあります。
The protesters were kettled for several hours without water.
抗議者たちは水もないまま数時間封じ込められました。
受け身の形で状況を説明する際によく使われます。
語源
kettle はラテン語の catillus(小さなボウル・深皿)に由来します。もともとは水や食べ物を入れて火にかける容器全般を指す言葉でした。そこから時代が下るにつれて用途が細分化され、現代のようにお湯を沸かすための専用の道具(やかん)を意味する言葉へと発展しました。
派生語・ファミリー
kettleの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
kettle はお湯を沸かすための容器、pot は料理を煮込むための深鍋、teapot は沸かしたお湯と茶葉を入れてお茶を抽出するための容器です。
よくある間違い
× I cooked pasta in the kettle. ○ I cooked pasta in the pot. → kettle はお湯専用の容器です。食材を入れて調理する時は深鍋を意味する pot を使います。
× I will make tea in the kettle. ○ I will make tea in the teapot. → kettle はお湯を沸かすための「やかん」です。お茶を抽出する容器には teapot を使います。
コラム
豆知識
ことわざ「The pot calling the kettle black(鍋がやかんを黒いと呼ぶ)」は、どちらも火にかけられて煤で真っ黒なのに、鍋がやかんを馬鹿にする様子を表しています。日本の「目くそ鼻くそを笑う」と全く同じ意味で、17 世紀の文学作品にも登場する歴史ある表現です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、お茶を入れる準備をする時に put the kettle on(やかんを火にかける、ケトルのスイッチを入れる)というフレーズが頻出します。現代では電気ケトルが主流ですが、言葉としてはそのまま kettle が使われ続けています。
映画・音楽での使われ方
イギリスのロックバンド、アークティック・モンキーズの楽曲『Knee Socks』の歌詞には、日常の何気ない風景を描写する中で kettle が登場します。イギリスのポップカルチャーにおいて、やかんの沸く音やティータイムは、日常や郷愁を象徴する重要なモチーフとして頻繁に描かれます。
イディオム・定型句
自分の欠点を棚に上げて他人を批判すること
“It is like the pot calling the kettle black.”
全く別の問題、別次元の厄介な話
“That is a completely different kettle of fish.”
とても厄介な事態、ひどく混乱した状況
“This is a fine kettle of fish we are in.”
kettleを使った会話例
日曜日の午後、自宅のキッチンで
Do you want some tea? I will put the kettle on.
Yes, please. Is that a new electric kettle?
Yeah, it boils water much faster than boiling a pot on the stove.
That is nice. By the way, how is your new project going?
It is a completely different kettle of fish from my last job.
Sounds challenging. Let's have some tea from the teapot and relax first.
文化的背景
イギリスでは紅茶文化が根付いているため、どの家庭や職場にも必ずと言っていいほど kettle(電気ケトル)があります。誰かが部屋に入ってきた時に「I'll put the kettle on(お茶にするね)」と声をかけるのは、日常的な親愛の情を示す定番の行動です。
よくある質問
Q. kettle とは?
お湯を沸かすための「やかん」や「電気ケトル」のことです。『I bought a new electric kettle.(新しい電気ケトルを買った)』のように、日常の家事や買い物の場面でよく使われます。
Q. kettle と pot の違いは?
kettle はお湯を沸かす専用の容器(やかん)です。一方の pot は料理を煮込むための深鍋を指し、『cook soup in a pot(鍋でスープを作る)』のように調理の場面で使い分けます。
Q. 「お湯を沸かす」は英語でどう言いますか?
boil water のほかに、『boil the kettle(やかんを沸かす)』という表現がよく使われます。またお茶の準備をする時は『Put the kettle on.(やかんを火にかけて)』が定番のフレーズです。
Q. kettle を使った面白いイディオムはありますか?
『a different kettle of fish(全く別の問題)』という表現があります。『That is a different kettle of fish.』のように、今までの話とは全く違う状況や問題を指す時に使われます。
Q. kettle は動詞としても使われますか?
ニュース英語では、警察がデモ隊などを一箇所に封じ込める戦術を指す動詞として使われます。『The police kettled the protesters.(警察は抗議者たちを封じ込めた)』のように報道されます。
CHECK QUIZ
Q: カレーを作るために「大きな鍋」を用意する自然な表現は?
Q: お茶を淹れるために「やかんを火にかける」の自然な表現は?
Q: 「a different kettle of fish」の意味として正しいものは?