hacker
- (名)ハッカー、不正侵入者
- (名)コンピュータの達人
発音のコツ
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hacker の最初の母音 /æ/ は、日本語の「ア」と「エ」を同時に発音するイメージで、口を横に広く開けて出します。続く /k/ は喉の奥で息を破裂させ、最後の /ər/ は舌を軽く巻き上げながら曖昧な「ア」の音を出します。「ハッカー」とカタカナで平坦に発音せず、最初の「ハ」にアクセントを強く置いてください。
活用形
- 複数形
- hackers
コアイメージ
コンピュータシステムを深く理解し、巧みに操る人物がコアイメージです。主にサイバー攻撃を行う犯罪者を指す場合や、逆に高度なIT技術を持つ専門家を称賛する時に使います。
hackerの意味・例文
名詞
ハッカー、不正侵入者
A person who uses computers to gain unauthorized access to data.
The police arrested a hacker who broke into the bank system.
警察は銀行のシステムに侵入したハッカーを逮捕しました。
不正アクセスを行う犯罪者としての最も一般的な用法です。
We must protect our network from a potential hacker.
私たちは潜在的な不正侵入者からネットワークを守らなければなりません。
サイバーセキュリティの文脈で頻繁に登場します。
My email account was compromised by a hacker last night.
昨夜、私のメールアカウントがハッカーに乗っ取られました。
個人のアカウント被害を説明する際にも使われます。
コンピュータの達人
An enthusiastic and skillful computer programmer or user.
He is a brilliant hacker who can solve any coding problem.
彼はどんなコーディング問題でも解決できる優秀な達人です。
IT業界では技術力が高い人を称賛する意味で使われます。
In the original sense, a hacker is just a passionate programmer.
本来の意味において、ハッカーとは単なる情熱的なプログラマーのことです。
犯罪者という意味を持たない、歴史的に正しい用法です。
She is known as a talented hardware hacker in our community.
彼女は私たちのコミュニティで才能あるハードウェアの達人として知られています。
ソフトウェアだけでなく、機械を改造する人にも使います。
語源
hacker は動詞の hack(叩き切る、斧で切り刻む)に、行為者を表す接尾辞 -er(〜する人)が結びついて生まれました。元々は木を乱暴に切り刻む人を指していましたが、1960年代にプログラムを「叩き切るように熱中して」いじる学生を指すようになり、現在の意味に発展しました。同じ接尾辞を持つ関連語には programmer(プログラマー)があります。
派生語・ファミリー
hackerの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
hacker は高度な技術を持つ人全般や不正侵入者を、cracker は悪意を持ってシステムを破壊する人を、cybercriminal はインターネットを利用して犯罪を行う人全般を指します。
よくある間違い
× He is skilled hacker. ○ He is a skilled hacker. → hacker は数えられる名詞なので、単数形の場合は必ず冠詞の a を付けます。
× Someone hacker my computer. ○ Someone hacked my computer. → hacker は名詞です。システムに侵入するという動作を表す場合は、動詞の hack を使います。
コラム
豆知識
1960年代のマサチューセッツ工科大学(MIT)の鉄道模型クラブが、hacker という言葉の発祥地とされています。彼らは模型の複雑な配線をいじることに熱中し、その情熱が後にコンピュータプログラミングへと向けられたことで、IT用語として定着しました。
リアルな使われ方
日常会話では、コンピュータに限らず生活を効率化する裏技を知っている人を life hacker と呼ぶことがあります。SNSでは「時間を節約するライフハック」などの文脈で、ITの専門知識がない人々の間でも頻繁に使われる便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
1999年の大ヒット映画『マトリックス(The Matrix)』の主人公ネオは、昼間はプログラマー、夜は天才的な hacker として活動しています。この作品は、ハッカーを反逆的でクールな存在として描き、世界中のポップカルチャーに大きな影響を与えました。
イディオム・定型句
ホワイトハッカー、正義のハッカー
“The company hired a white hat hacker to test their security.”
ブラックハッカー、悪意あるハッカー
“A black hat hacker stole the sensitive data.”
生活の知恵を実践する人
“He is a life hacker who always finds efficient ways.”
hackerを使った会話例
月曜の朝、オフィスのIT部門で同僚と
Did you hear about the data breach over the weekend?
Yes, a hacker gained unauthorized access to our main server.
That's terrible. Was it a cybercriminal trying to steal customer data?
It seems so. The hacker used a new type of malware.
We should hire an ethical hacker to find our vulnerabilities.
I agree. We need a brilliant programmer to protect the network.
文化的背景
一般社会では hacker =「サイバー犯罪者」というネガティブなイメージが定着していますが、ITエンジニアのコミュニティでは「技術を深く理解し、革新的な解決策を生み出す達人」というポジティブな意味合いが今でも強く残っています。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. hacker とは?
コンピュータシステムに侵入する人、または高度なIT技術を持つ達人のことです。『The system was breached by a hacker.(システムがハッカーに侵入された)』のように、主にセキュリティの文脈で登場します。
Q. hacker と cracker の違いは?
hacker は善意の専門家も含みますが、cracker は悪意を持ってシステムを破壊する人を指します。『He is a cracker, not a hacker.(彼はハッカーではなくクラッカーだ)』のように、明確に区別する専門家もいます。
Q. hacker は悪い意味でしか使いませんか?
いいえ、IT業界では技術力が高い人を称賛する良い意味でも使われます。『She is a brilliant hacker.(彼女は優秀なハッカーだ)』のように、問題解決能力に長けたプログラマーを指すことも多いです。
Q. hacker に関連する有名な表現は?
善意でセキュリティテストを行う『white hat hacker(ホワイトハッカー)』が有名です。『We need a white hat hacker.』のように、企業が自社のシステムを守るために雇う専門家を指します。
Q. hacker の語源は?
動詞の hack(斧で叩き切る)に由来します。1960年代の大学で、プログラムを「叩き切るように」熱中していじる学生を指したのが始まりです。『He is hacking the code.(彼はコードと格闘している)』というニュアンスから生まれました。
CHECK QUIZ
Q: 悪意を持ってシステムを「破壊」する人を指すのに最も適切な語は?
Q: 「誰かが私のパソコンに侵入した」の自然な表現は?
Q: 企業が自社のセキュリティを強化するために雇う正義のハッカーは?