grin
- (動)にっこり笑う、歯を見せて笑う
- (動)笑いながら言う、笑って示す
- (名)満面の笑み、ニヤリとした笑い
発音のコツ
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日本人は「グリン」とローマ字読みしがちですが、母音の /ɪ/ は「イ」と「エ」の中間のようなリラックスした短い音です。口を横に少し引きながら「グレェン」に近い感覚で発音します。また、最後の /n/ は舌先を上の前歯の裏の歯茎にしっかり当てて、鼻から音を抜くように響かせましょう。
活用形
- 三単現
- grins
- 進行形(-ing)
- grinning
- 過去形
- grinned
- 過去分詞
- grinned
- 複数形
- grins
コアイメージ
歯を見せてニカッと大きく笑うことがコアイメージです。喜びや満足感、時にはいたずらっぽい感情を表現したい時に使います。
grinの意味・例文
動詞
にっこり笑う、歯を見せて笑う
To smile widely, especially showing the teeth.
He grinned at me when I told the joke.
冗談を言うと彼は私にニカッと笑いかけました。
特定の相手に笑いかける時は前置詞 at を使います。
The winner grinned holding the gold medal.
勝者は金メダルを掲げながら満面の笑みを浮かべました。
大きな喜びや誇らしさを表現する場面に適しています。
I couldn't help but grin at the cute baby.
可愛い赤ちゃんを見て、思わずニヤッとしてしまいました。
微笑ましいものを見て自然と笑みがこぼれる状況を表します。
笑いながら言う、笑って示す
To express something with a broad smile.
"I knew it," she grinned.
「やっぱりね」と彼女はニヤリと笑って言いました。
会話文の引用符とともに、笑いながら発言したことを示します。
The professor grinned his approval of the idea.
教授はそのアイデアに笑って賛意を示しました。
笑顔で特定の感情や意思を相手に伝える他動詞の用法です。
He grinned a welcome to the new clients.
彼は新しい顧客に笑顔で歓迎の意を表しました。
行動を伴ってポジティブな態度を示す際にも使われます。
名詞
満面の笑み、ニヤリとした笑い
A broad smile.
She had a big grin on her face.
彼女は顔に満面の笑みを浮かべていました。
have a grin on one's face で「笑みを浮かべる」という定番表現です。
Wipe that silly grin off your face!
そのニヤニヤした顔をやめなさい!
ふざけた笑い顔を消すように促すカジュアルな表現です。
The politician greeted the crowd with a wide grin.
その政治家は満面の笑みで群衆に挨拶しました。
with a wide grin で「大きな笑みを浮かべて」という状況を説明できます。
語源
古英語の grennian(歯をむき出しにする)が語源です。もともとは動物が威嚇して歯を見せる動作や、人間が苦痛で顔をゆがめる様子を指していました。時代が下るにつれて、人間が喜びから「歯を見せて大きく笑う」という肯定的な意味へと変化しました。同じゲルマン語派に由来する groaning(うめき声)も、苦痛で声を出すという古いニュアンスを共有する関連語です。
派生語・ファミリー
grinの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
smile は声を立てず口角を上げる一般的な笑いを、grin は歯を見せて喜びや面白さから大きく笑うことを、smirk は自己満足や皮肉を込めてニヤニヤ笑うことを表します。
よくある間違い
× He grinned to me. ○ He grinned at me. → 特定の人に向けて笑いかける時は、方向や対象を示す前置詞 at を使います。
× She grinned loudly. ○ She laughed loudly. → grin は声を立てない表情のみの笑いです。大声で笑う場合は laugh を使います。
コラム
豆知識
笑顔の表現は数多くありますが、grin は単なる喜びだけでなく、時には「いたずらっぽさ」や「気まずさ」を隠すための笑いとしても使われます。例えば、sheepish grin(照れ隠しの笑い)や cheeky grin(生意気な笑い)など、形容詞と組み合わせることで多様な人間の感情を描き出せるのが特徴です。
リアルな使われ方
ネイティブは「満面の笑み」を表現する際、grin from ear to ear というイディオムを好んで使います。直訳すると「耳から耳まで笑う」となり、口が横に大きく広がって顔全体で喜びを表現している様子が視覚的に伝わる、非常にリアルで日常会話でもよく使われる表現です。
映画・音楽での使われ方
ルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』に登場する「チェシャ猫(Cheshire Cat)」は、常にニヤニヤと笑っていることで有名です。作中では grin like a Cheshire Cat(チェシャ猫のようにニヤニヤ笑う)という表現が使われ、現在でも意味ありげに笑う人を指す比喩として定着しています。
イディオム・定型句
苦痛や困難を笑って耐える
“We just have to grin and bear it.”
満面の笑みを浮かべる
“He was grinning from ear to ear.”
ニヤニヤ笑いを消す、真顔になる
“I will wipe that grin off your face.”
grinを使った会話例
写真撮影をしている友人同士
Say cheese! Come on, give me a big grin.
I'm trying, but I feel silly posing like this.
Don't frown. Just grin and bear it for one more shot!
Okay, okay. Did I smile naturally this time?
Perfect! You were grinning from ear to ear.
Great. Now let me see the picture.
文化的背景
英語圏では、初対面や挨拶の際に歯を見せて大きく笑うことが、敵意がないことを示す重要なコミュニケーションツールとされています。感情をストレートに表現する文化において、非常に自然な振る舞いです。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. grin とは?
歯を見せてニカッと大きく笑うことや、その笑み自体を表す単語です。『He had a big grin on his face.(彼は満面の笑みを浮かべていた)』のように、喜びやいたずらっぽさを表現する際に使います。
Q. grin と laugh の違いは?
grin は声を立てずに表情だけで歯を見せて笑うことを指します。一方の laugh は『She laughed at the joke.(彼女はその冗談に声を出して笑った)』のように、実際にハハハと声を上げて笑う動作を表します。
Q. grin はネガティブな意味で使われますか?
基本的には喜びを表すポジティブな言葉ですが、文脈によってはいたずらっぽい笑みになることもあります。『He gave a mischievous grin.(彼はいたずらっぽくニヤリとした)』のように使われます。
Q. grin and bear it とはどういう意味ですか?
困難や不快な状況に対して、文句を言わずに笑顔で耐え忍ぶことを意味する定番フレーズです。『We just have to grin and bear it.(ただ笑って耐えるしかない)』のように、日常会話でよく登場します。
Q. grin の過去形や進行形で気をつけるスペリングは?
grin を過去形や進行形にする際は、最後の子音 n を重ねて grinned や grinning になります。『The boy was grinning happily.(男の子は楽しそうに笑っていた)』のように規則に従います。
CHECK QUIZ
Q: 相手を見下して「自己満足でニヤニヤ笑う」のに最適な動詞は?
Q: 「彼は私にニカッと笑いかけた」の自然な表現は?
Q: 「We have to grin and bear it.」の意味は?