goat
- (名)ヤギ
- (名)史上最高の人
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
goat の母音は二重母音の /oʊ/ です。「ゴート」と平坦に伸ばすのではなく、「オゥ」と口をすぼめながら発音し、「ゴゥト」のようにします。続く /t/ は舌先を上の歯茎の裏につけて息を止め、軽く破裂させます。過去形の got /gɑt/ と混同しないよう、母音の長さを意識しましょう。
活用形
- 複数形
- goats
コアイメージ
動物の「ヤギ」がコアイメージですが、近年では各分野の「史上最高」を表す言葉としても使われます。動物について話す時や、スポーツなどで歴史上最も偉大な人物を称える時に使います。
goatの意味・例文
名詞
ヤギ
A farm animal with horns and a beard.
There are two goats on the grass.
芝生の上には2匹のヤギがいます。
動物のヤギを指す最も一般的な表現です。
The researcher studied the behavior of wild goats.
研究者は野生のヤギの行動を研究しました。
生態や動物学の文脈でもそのまま使われます。
A herd of goats escaped from the local farm.
地元の農場からヤギの群れが逃げ出しました。
a herd of goats で「ヤギの群れ」を表します。
史上最高の人
The greatest person in a particular field, especially in sports.
He proved again that he is the GOAT.
彼は自分が史上最高であることを再び証明しました。
スポーツや音楽の分野でよく使われるスラングです。
Many fans consider her to be the GOAT of tennis.
多くのファンが彼女をテニス界の史上最高だと考えています。
the GOAT of 〜 で「〜界の史上最高」を表現します。
That new album is amazing, it is the goat.
あの新しいアルバムは素晴らしい、史上最高です。
人物だけでなく、作品に対して使われることもあります。
語源
goat は古英語でヤギを意味する gāt に由来し、そのまま動物のヤギを指す言葉として定着しました。一方で、現代よく使われるスラングの GOAT は Greatest Of All Time(史上最高)の頭文字をとった言葉であり、動物のヤギとは直接的な関係はありません。同じ語源を持つ関連語には、顎の下に生やすヒゲを意味する goatee(ヤギひげ)があります。
派生語・ファミリー
goatの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
goat はヤギ全般を表す最も一般的な言葉で、billy は特に雄のヤギを、nanny は特に雌のヤギを指します。
“That billy has large, curved horns.”
→ 角が立派な雄ヤギを指すニュアンスです。
“The nanny is producing a lot of milk.”
→ 乳を出す雌ヤギを指すニュアンスです。
よくある間違い
× He is a GOAT of basketball. ○ He is the GOAT of basketball. → 史上最高は唯一無二の存在なので、通常は定冠詞 the を伴って the GOAT と表現します。
× I saw a goat with thick wool. ○ I saw a sheep with thick wool. → ウール(羊毛)がとれるのは sheep(羊)です。goat(ヤギ)は直毛でヒゲがあります。
コラム
豆知識
ヤギは人類が最も古く家畜化した動物の一つであり、数千年前から乳や肉、毛皮が利用されてきました。また、顎の下に生やす独特なヒゲのスタイルを指す goatee(ヤギひげ)という言葉も、この動物の見た目に由来しています。
リアルな使われ方
日常会話やSNSで、スポーツ選手やアーティストを称賛する際にヤギのアイコンがよく使われます。これは Greatest Of All Time(史上最高)の略である GOAT を表しており、若者を中心に世界中で定着している表現です。
映画・音楽での使われ方
2000年にヒップホップ歌手の LL Cool J が『The G.O.A.T.』というアルバムをリリースし、この言葉を広く世間に浸透させました。また、映画『ソー:ラブ&サンダー』には叫ぶヤギ(screaming goats)が登場し話題になりました。
イディオム・定型句
優秀な者とそうでない者を選別する
“This test will separate the sheep from the goats.”
人をイライラさせる、怒らせる
“His constant complaining really gets my goat.”
ふざける、馬鹿な真似をする
“Stop acting the goat and be serious.”
goatを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Did you watch the tennis final last night?
Yes, it was amazing. He proved again that he is the GOAT.
I agree. No one can beat him. By the way, I heard you visited a farm.
I did. I fed some goats and sheep there.
That sounds fun. Did they try to eat your clothes?
Yes, one little goat almost chewed my shirt.
Oh no. Did that get your goat?
Not really, it was just acting the goat. I thought it was cute.
文化的背景
キリスト教文化圏では、羊が従順で善良な象徴とされるのに対し、ヤギは強情で悪魔的なイメージと結びつけられることがあります。しかし現代では、スラングの GOAT が肯定的な意味で広く浸透しており、ポジティブな文脈で頻出します。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. goat とは?
動物のヤギ、またはスポーツ等で「史上最高」を意味するスラングです。『He is the GOAT.(彼は史上最高だ)』のように、偉大な人物を称賛する時に使います。
Q. スラングの GOAT は大文字で書くべきですか?
どちらでも構いません。元々はアクロニムなので GOAT と大文字で書くのが正式ですが、SNS 等では小文字で goat と書かれることもよくあります。『She is the goat.』のように使われます。
Q. goat と sheep の違いは何ですか?
goat(ヤギ)は直毛でアゴにヒゲがあり、上に伸びた尻尾を持ちます。一方の sheep(羊)はモコモコした羊毛(ウール)で覆われています。『I fed the sheep.(羊にエサをやった)』のように使い分けます。
Q. goat と got は同じ発音ですか?
全く異なります。goat は「オゥ」という二重母音で『I saw a goat.』のように発音します。一方の got は「ア」と「オ」の中間のような短い音になり、明確に区別されます。
Q. goat を使った日常的なイディオムはありますか?
『get someone's goat(人をイライラさせる)』が有名です。『That really gets my goat.』のように、誰かの言動が気に障って怒りを感じる時に使う口語表現です。
CHECK QUIZ
Q: 牧場で「ウール(羊毛)」を刈り取る動物はどれ?
Q: 「彼には本当にイライラさせられる」と言いたい時の自然な表現は?
Q: SNSで「He is the GOAT.」と書かれている場合、この GOAT の意味は?