forte

  • ()強み、特技、得意分野
  • ()フォルテで、強く
UK/ˈfɔrteɪ/

発音のコツ

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「得意分野」を意味する forte は、本来フランス語由来の「フォート(/fɔːrt/ または /fɔːt/)」と発音するのが伝統的です。しかし現代では、イタリア語由来の音楽用語に影響され「フォルテ(/ˈfɔːrteɪ/)」と発音するネイティブも多く、どちらでも通じます。カタカナの「フォルテ」とは異なり、R の音を意識して母音を伸ばすことがポイントです。

活用形

複数形
fortes

コアイメージ

個人の能力や技術において、他より優れている得意分野であることがコアイメージです。自分の長所をアピールしたり、逆に否定形で苦手なことをやんわり伝えたりする時に使います。

forteの意味・例文

名詞

可算

強み、特技、得意分野

A thing that someone does particularly well.

日常会話

Cooking is not my forte.

料理は私の得意分野ではありません。

否定形で「苦手だ」と謙遜する際によく使われます。

ビジネス

Public speaking is her forte.

人前で話すことは彼女の強みです。

ビジネスで同僚のスキルを評価する時に便利です。

アカデミック

Mathematics was never his forte.

数学は決して彼の得意分野ではありませんでした。

学校の教科や特定の学問分野に対しても使えます。

SNS・カジュアル

Remembering names is definitely my forte!

名前を覚えるのは間違いなく私の特技です!

definitely を添えると自信を強くアピールできます。

副詞

フォルテで、強く

Played or sung loudly as a musical direction.

アカデミック

The composer directed this section to be played forte.

作曲家はこの部分をフォルテで弾くよう指示しました。

楽譜の指示として使われる専門的な用法です。

語源

forteはラテン語のfortis(強い)を起源とし、フランス語を経て英語に入りました。もともとはフェンシングの剣の「最も太くて強い根元の部分」を指す専門用語でした。そこから、人の能力における「最も強い部分」、つまり「得意分野」や「強み」という意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、fortify(強化する)やeffort(努力)があります。

派生語・ファミリー

動詞fortify
名詞fortitude

forteの使い方

よく使う組み合わせ

be not my forte (私の得意分野ではない)someone's particular forte (〜の特定の強み)discover your forte (自分の得意分野を見つける)develop a forte (強みを伸ばす)prove to be one's forte (〜の得意分野だと分かる)

使い分け

forteは個人的に自信がある特技を、strengthは困難に打ち勝つ力や一般的な長所を、specialtyは専門的・職業的に特化した分野を表します。

Cooking is not my forte.

個人的な特技や得意分野としてのニュアンスです。

strength

Her greatest strength is her patience.

性格や能力面での全体的な長所を表します。

specialty

The doctor's specialty is neurology.

学問や職業における専門分野を指します。

よくある間違い

× Math is not my strong. ○ Math is not my forte. → strong は形容詞です。「得意分野」と名詞で表現する場合は forte を使います。

× He has many fortes in sports. ○ Sports are his forte. → forte は「その人の最も得意なこと」を指すため、通常は単数形で特定の分野全体を表します。

コラム

豆知識

forte はもともとフェンシングの専門用語で、剣の刃のうち「持ち手に近くて一番太く強い部分」を指していました。逆に、剣の先端の細くて弱い部分は foible(弱点)と呼ばれます。現在でも英語では、forte(強み)と foible(弱点・欠点)が対の概念として使われるという面白い歴史があります。

リアルな使われ方

ネイティブの日常会話では、自分をアピールするよりも「〜 is not my forte.」と否定形で使うことの方が圧倒的に多いです。仕事で苦手なタスクを振られそうになった時にこのフレーズを使うと、「それは私の専門外です」とプロフェッショナルな響きを保ったまま断ることができます。

映画・音楽での使われ方

音楽の世界では、forte はイタリア語由来の「強く」を意味する記号(f)として世界中で使われています。ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)』をはじめ、音楽をテーマにした作品のセリフやタイトルにも、力強さを象徴する言葉として度々登場します。

イディオム・定型句

定型句not one's forte

〜の得意分野ではない

Fixing cars is not my forte.

定型句be one's forte

〜の得意分野である

Organizing events is her forte.

forteを使った会話例

オフィスの休憩室で同僚と

A

I heard you are organizing the company party next month.

B

Yes, but event planning is not exactly my forte.

A

Really? You always seem so organized. What is your specialty, then?

B

Data analysis is my real forte. I am much better with numbers.

A

That makes sense. I can help with the party decorations if you want.

B

That would be great! Decorating is definitely my weakness.

文化的背景

英語圏では、自分の能力不足を直接的に「I am bad at...(〜が下手だ)」と言うのを避ける傾向があります。代わりに「not my forte(私の得意分野ではない)」を使うことで、角を立てずに謙遜したり、苦手な作業をやんわりと断ったりする大人のコミュニケーションとして非常に好まれます。

よくある質問

Q. forte とは?

個人の能力の中で特に優れている「強み」や「得意分野」のことです。『Public speaking is her forte.(人前で話すのは彼女の得意分野です)』のように使います。

Q. forte は日常会話でよく使われますか?

主に「not my forte(私の得意分野ではない)」という否定の形で頻繁に使われます。『Singing is not my forte.』のように、できないことをやんわりと伝えるのに便利です。

Q. forte と weak point の関係は?

forte は「強み」を表すため、weak point(弱点)の対義語になります。『Math is my weak point, but science is my forte.』のように対比させて使うことができます。

Q. forte の発音は「フォルテ」ですか?

本来の英語発音は「フォート(/fɔːrt/)」ですが、現代では音楽用語に影響されて「フォルテ(/ˈfɔːrteɪ/)」と読むネイティブも多く、どちらでも通じます。『It is not my forte.』で練習してみましょう。

Q. forte を他の言葉で言い換えると?

strong suit や cup of tea が近い表現です。『It is not my strong suit.』や『It is not my cup of tea.』は、forte と同じように「得意ではない」と伝える際によく使われます。

CHECK QUIZ

Q: 医者が「私の専門分野は小児科です」と言う時に最適な名詞は?

Q: 「歌うのは私の得意分野ではありません」の自然な表現は?

Q: フェンシングの用語としての forte が指す部分は?