elephant
- (名)ゾウ
- (名)巨大なもの、厄介なもの
発音のコツ
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elephant の発音は /éləfənt/ です。最初の「e」に強いアクセントを置き、口を横に引いて「エ」とハッキリ発音します。真ん中の「le」と最後の「phant」の母音は力を抜いた曖昧な音(シュワー)にし、「ファント」の「f」は上の前歯で下唇を軽く押さえて息を摩擦させます。全体を平坦に「エレファント」と読まないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- elephants
コアイメージ
長く垂れ下がった鼻と大きな耳を持つ、地上最大の哺乳類であることがコアイメージです。動物そのものを指すだけでなく、比喩的に「巨大なもの」や「誰もが気づいているのに触れられない問題」を表現したい時に使います。
elephantの意味・例文
名詞
ゾウ
A very large gray mammal with a long flexible snout called a trunk.
We saw a huge elephant at the zoo today.
今日、動物園で巨大なゾウを見ました。
動物園やサファリで実際の動物を指す一般的な使い方です。
The African elephant is the largest land animal on Earth.
アフリカゾウは地球上で最大の陸上動物です。
生物学的な事実や生態を説明する文脈で頻出します。
Poachers are still hunting elephants for their ivory tusks.
密猟者たちは今でも象牙を目当てにゾウを狩っています。
環境問題や野生動物保護のニュースでよく取り上げられます。
巨大なもの、厄介なもの
Something that is unusually large, significant, or difficult to manage.
We need to address the elephant in the room.
私たちは見て見ぬふりをしている根本問題に対処する必要があります。
誰もが気づいているのに触れられない問題を指す定番表現です。
Her new car is a bit of a white elephant.
彼女の新しい車は、少し無用の長物になっています。
維持費ばかりかかって役に立たないものを表します。
The abandoned stadium has become a massive white elephant.
見捨てられたスタジアムは巨大な無用の長物と化しました。
巨額の税金が投入された不要な公共施設などを批判する際に使います。
語源
elephant は、ギリシャ語で「ゾウ」や「象牙」を意味する elephas に由来します。古代の人々にとって、ゾウは巨大で力強い存在であると同時に、貴重な象牙をもたらす動物として認識されていました。この言葉から派生した関連語には、形容詞の elephantine(ゾウのような、途方もなく巨大な)があります。
派生語・ファミリー
elephantの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
elephant は実際の動物のゾウを指し、pachyderm はサイやカバを含む厚皮動物という生物学的な分類を指し、behemoth は圧倒的に巨大で強力なものを比喩的に指します。
“The zoo opened a new exhibit for pachyderms.”
→ 皮膚が厚い大型哺乳類のグループを指す専門的なニュアンスです。
“The new tech company is a corporate behemoth.”
→ 組織や機械などが圧倒的に巨大で強力であるという比喩です。
よくある間違い
× I saw a elephant at the zoo. ○ I saw an elephant at the zoo. → 母音で始まる単語なので、単数形には不定冠詞の a ではなく an を使います。
× The elephant has a long nose. ○ The elephant has a long trunk. → ゾウの長く伸びた鼻は nose ではなく trunk と呼ぶのが一般的です。
コラム
豆知識
アメリカの二大政党の一つ、共和党のシンボルはゾウ(elephant)です。これは 1874 年に政治風刺漫画家のトーマス・ナストが描いたイラストがきっかけで定着しました。対する民主党のシンボルはロバ(donkey)であり、選挙報道ではこの 2 つの動物が頻繁に登場します。
リアルな使われ方
ビジネスシーンでは the elephant in the room というイディオムが頻出します。「部屋の中にゾウがいるのに誰も触れない」という滑稽な状況から転じて、会議などで「全員が気付いているのに、気まずくて誰も口に出さない重大な問題」を指す時にネイティブがよく使う実用的な表現です。
映画・音楽での使われ方
ゾウを題材にした有名な作品に、1980 年の映画『エレファント・マン(The Elephant Man)』があります。実在の人物ジョゼフ・メリックの生涯を描いた名作で、外見の特異さから「ゾウ人間」と呼ばれた彼の人間としての尊厳や優しさが描かれており、世界中で感動を呼びました。
イディオム・定型句
ゾウは決して忘れない
“Be careful what you say to him, an elephant never forgets.”
誰もが気づいているのに触れない問題
“Let's discuss the elephant in the room.”
維持費ばかりかかる無用の長物
“The new facility turned into a white elephant.”
elephantを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Are we going to talk about the budget cuts today?
I hope so. It is the elephant in the room that nobody wants to mention.
Exactly. If we ignore it, our new project might become a white elephant.
Right. We need to be brave and face the problem directly.
Do you think the boss will bring it up first?
Knowing him, he will. An elephant never forgets his promises.
文化的背景
英語圏において、ゾウは「記憶力が並外れて良い動物」として広く認識されており、「An elephant never forgets」ということわざが日常的に使われます。また、アメリカの政治では共和党のシンボルマークとしてゾウが用いられ、力強さや保守性を象徴しています。
よくある質問
Q. elephant とは?
長い鼻と大きな耳を持つ地上最大の哺乳類「ゾウ」のことです。『I saw an elephant at the zoo.(動物園でゾウを見た)』のように、日常会話で動物を指す際に使います。
Q. the elephant in the room とはどういう意味ですか?
誰もが気づいているのに、気まずくて誰も話題にしようとしない「明白な問題」のことです。『We must address the elephant in the room.(その根本問題に対処しなければならない)』のように会議などで使われます。
Q. ゾウの「鼻」や「牙」は英語で何と言いますか?
ゾウの長くしなやかな鼻は trunk、象牙として知られる牙は tusk と言います。『The elephant lifted a log with its trunk.(ゾウは鼻で丸太を持ち上げた)』のように表現します。
Q. white elephant という表現の由来は何ですか?
昔のタイの王様が、気に入らない家臣に神聖な「白いゾウ」を贈り、莫大な飼育費で破産させたという伝説が由来です。『It is a white elephant.(それは無用の長物だ)』のように、維持費ばかりかかる厄介なものを指します。
Q. mammoth と elephant の違いは何ですか?
mammoth(マンモス)はすでに絶滅したゾウの近縁種で、毛深く牙が曲がっているのが特徴です。現代の会話では『a mammoth project(巨大なプロジェクト)』のように、単に「巨大な」という意味の形容詞としても頻繁に使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「ゾウが鼻で水を飲む」の「鼻」に入る適切な単語は?
Q: 「the elephant in the room」が表す意味として最も適切なものは?
Q: 「動物園でゾウを見た」の自然な英語表現は?