dub

  • (動)吹き替える、アフレコする
  • (動)〜と呼ぶ、名付ける
  • (名)吹き替え、吹き替え版
US/ˈdʌb/
UK/ˈdʌb/

発音のコツ

▶ 表示する

dub は「ダブ」と発音しますが、カタカナの「ダ」よりも口をあまり開けず、短く「ア」と発音する /ʌ/ の音です。語尾の /b/ は唇を閉じて息を止め、軽く破裂させますが、文末ではほとんど音を出さずに飲み込むと自然に聞こえます。

活用形

三単現
dubs
進行形(-ing)
dubbing
最後の子音 b を重ねて ing を付けます
過去形
dubbed
最後の子音 b を重ねて ed を付けます
過去分詞
dubbed
複数形
dubs

コアイメージ

元のものに別の音声や名前を新しく重ね合わせることがコアイメージです。映画の音声を別の言語に変えたり、人にニックネームを付けたりする時に使います。

dubの意味・例文

動詞

他動詞

吹き替える、アフレコする

To change the original spoken language of a film or television program into another language.

日常会話

They will dub the movie into English.

彼らはその映画を英語に吹き替えます。

→

dub into English は最もよく使われる定型表現です。

ビジネス

The studio hired actors to dub the dialogue.

スタジオはセリフを吹き替えるために俳優を雇いました。

→

音声だけでなく、効果音を追加する作業にも使われます。

ニュース

The documentary was dubbed for international audiences.

そのドキュメンタリーは国際的な観客に向けて吹き替えられました。

→

受け身形で「吹き替えられた」と表現することが多いです。

他動詞

〜と呼ぶ、名付ける

To give someone or something a particular name, often in an unofficial way.

ニュース

The press dubbed him the new king of pop.

報道陣は彼を新しいポップスの王様と呼びました。

→

世間やメディアが特徴的な称号を与える時に使います。

日常会話

Her friends dubbed her the best cook in town.

友人たちは彼女を町で一番の料理人と名付けました。

→

正式な命名ではなく、非公式なあだ名を付ける表現です。

フォーマル

The project was dubbed a complete success by the board.

そのプロジェクトは取締役会から完全な成功と呼ばれました。

→

物事に対する評価やレッテルを貼る際にも使われます。

名詞

countable / uncountable

吹き替え、吹き替え版

The new sounds or speech added to a film or broadcast.

日常会話

I prefer watching the English dub of this anime.

私はこのアニメの英語吹き替え版を見る方が好きです。

→

英語に吹き替えられたアニメは English dub と呼ばれます。

SNS・カジュアル

The dub for this video game is surprisingly good.

このビデオゲームの吹き替えは驚くほど優れています。

→

可算名詞として吹き替えられた作品そのものを指します。

日常会話

Do you want to watch the dub or the sub?

吹き替え版と字幕版のどちらが見たいですか?

→

字幕版(sub)と対比して使われることが多い単語です。

語源

dub の語源は2つあります。1つ目は「2重にする」を意味する double の短縮形で、映画の音声を重ねる「吹き替え」の意味になりました。2つ目は、中世の騎士任命式で剣を用いて肩を軽く叩く儀式に由来し、人に新しい名前や称号を与える意味へと発展しました。同じく double を語源に持つ関連語には、duplicate(複製する)があります。

派生語・ファミリー

名詞dubbing
名詞dubber

dubの使い方

よく使う組み合わせ

dub a movie (映画を吹き替える)dub into English (英語に吹き替える)dubbed in Japanese (日本語に吹き替えられた)watch the English dub (英語の吹き替え版を見る)a dubbed version (吹き替え版)

使い分け

dub はメディアや世間が特徴的なあだ名を付けること、name は正式な名前を与えること、nickname は親しみを込めて愛称を付けることを表します。

“The press dubbed him a hero.”

→ 世間が特徴や称号を後から名付けるニュアンスです。

“They named their new baby boy Leo.”

→ 親などが正式な名前を最初に与えるニュアンスです。

nickname

“Her friends nicknamed her Liz.”

→ 友人や家族が親しみを込めて短い愛称で呼ぶニュアンスです。

よくある間違い

× I watched a dubbing movie. ○ I watched a dubbed movie. → 「吹き替えられた」と修飾する場合は、過去分詞の dubbed を形容詞として使います。dubbing は名詞として吹き替え作業そのものを指すため、映画を修飾する際には不自然です。

× They dub him to a hero. ○ They dub him a hero. → dub は「A を B と呼ぶ」という第5文型(SVOC)をとる動詞です。目的語の直後にそのまま称号や名前を置くため、to や as などの前置詞を挟むと文法的に誤りとなります。

コラム

豆知識

dub が「あだ名を付ける」という意味を持つのは、中世ヨーロッパの騎士任命式に由来します。君主がひざまずく者の肩を剣の平でポンポンと叩き、「汝を騎士とする」と宣言する厳かな儀式でしたが、現代ではメディアが有名人にキャッチーな称号を与える時などに使われます。

リアルな使われ方

SNSや若者の会話では、win(勝利)を意味するスラングとして dub がよく使われます。W(ダブリュー)の最初の音を取ったもので、『We got the dub!(俺たち勝ったぜ!)』のようにゲームやスポーツの試合後に頻出するカジュアルな表現です。

映画・音楽での使われ方

日本のアニメは海外でも大人気ですが、英語圏のファンの間では「Dub(吹き替え派)」か「Sub(字幕派)」かという論争が常にあります。『Naruto』や『Dragon Ball Z』などの作品では、英語の吹き替え声優が独自のスターとしての地位を築いています。

イディオム・定型句

定型句dub in

音声や効果音を後から追加する

“They had to dub in the sound effects later.”

イディオムdub over

元の音声に別の音声をかぶせる

“The actor's voice was dubbed over.”

dubを使った会話例

金曜の夜、友人の家で

A

Do you want to watch the new anime tonight?

B

Sure! Should we watch the dub or the subtitled version?

A

Let's watch it dubbed into English. I'm too tired to read subtitles.

B

Good idea. By the way, did you hear about the lead voice actor?

A

Yes, the media dubbed him the Voice of the Decade.

B

That's a huge title. Let's see if his performance lives up to it.

A

I heard they had to dub in some extra sound effects, too.

B

Interesting. I will get the snacks ready.

文化的背景

英語圏、特にアメリカでは、外国映画を字幕(subtitles)で見るよりも英語の吹き替え(dub)で見る層が一定数存在します。アニメの英語吹き替え版(English dub)は非常に人気があります。

よくある質問

Q. dub とは?

映画などの音声を別の言語に「吹き替える」こと、または世間が人に「あだ名を付ける」ことです。『I prefer to watch movies <<dubbed>> into English.(英語に吹き替えられた映画を見る方が好きです)』のように使います。

Q. 「吹き替え版」と「字幕版」は英語でどう言いますか?

吹き替え版は a dubbed version、字幕版は a subtitled version と言います。日常会話では『Do you prefer the <<dub>> or the sub?(吹き替えと字幕どっちが好き?)』と略して聞くこともよくあります。

Q. 「彼を天才と呼ぶ」と言う時、call と dub はどう違いますか?

call は一般的な呼び方を指しますが、dub はメディアや世間が特徴的な称号やあだ名を付ける際に使われます。『The media <<dubbed>> him a genius.(メディアは彼を天才と呼んだ)』のように、少し大げさな響きを持ちます。

Q. 音楽の文脈で dub はどう使われますか?

レゲエから派生した音楽ジャンルを指すほか、音源を複製したり重ね録りしたりする作業を指します。『They <<dubbed>> the vocal track.(彼らはボーカルトラックを重ね録りした)』のようにスタジオ作業で使われます。

Q. dub の過去形や進行形はどう綴りますか?

最後の子音 b を重ねて dubbed、dubbing と綴ります。短母音と子音で終わる単語の規則です。『The film is being <<dubbed>> right now.(その映画は今、吹き替え作業中です)』のように表記します。

CHECK QUIZ

Q: 新聞がスポーツ選手に「稲妻」という異名を付けた時の動詞は?

Q: 「これは英語に吹き替えられた映画です」の自然な表現は?

Q: 若者がゲームの後に「That's a dub!」と言った場合、どういう意味?