dissident
- (名)反体制派、異議を唱える人
- (形)反体制的な、意見を異にする
発音のコツ
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発音は /ˈdɪsɪdənt/ です。アクセントは最初の「di」に置きます。「ディシデント」とカタカナで平坦に読まず、最初の「dɪ」を強く短く発音します。続く「si」と「dent」は力を抜き、曖昧な母音(シュワー)で「スィ」「ダント」のように軽く添えるだけにしましょう。最後の「t」は舌先を歯茎の裏に当てて短く息を止めます。
活用形
- 複数形
- dissidents
コアイメージ
政府や組織の公式な方針に対して、公然と反対の立場をとることがコアイメージです。独裁政権や強権的な体制に抗議する人々を表現する時に使います。
dissidentの意味・例文
名詞
反体制派、異議を唱える人
A person who publicly disagrees with and criticizes their government or official policies.
The government arrested several political dissidents.
政府は数名の政治的反体制派を逮捕しました。
political dissident は国際ニュースで頻出する表現です。
He was known as a prominent dissident during the regime.
彼はその政権下で著名な反体制活動家として知られていました。
prominent(著名な)との組み合わせがよく見られます。
The country provided asylum to the foreign dissidents.
その国は外国の反体制派に亡命を認めました。
政治的な理由で国を追われた人々を指す文脈で使われます。
形容詞
反体制的な、意見を異にする
Disagreeing with established political or religious systems.
The police cracked down on dissident groups.
警察は反体制グループを弾圧しました。
dissident groups(反体制グループ)として使われます。
The professor studied the history of dissident movements.
その教授は反体制運動の歴史を研究しました。
dissident movements(反体制運動)も一般的なコロケーションです。
The board faced pressure from dissident shareholders.
取締役会は反対株主からの圧力に直面しました。
企業経営において異議を唱える人々を形容する際にも使います。
語源
dissident は、接頭辞の dis-(離れて)とラテン語の sedere(座る)から成り立っています。大多数の人々とは「離れた場所に座る」という物理的な成り立ちから、公式な方針や体制に反対する人という意味に発展しました。同じ sedere(座る)の語根を持つ関連語には、sedentary(座りっぱなしの)があります。
派生語・ファミリー
dissidentの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
dissident は公式な体制に思想や言論で反対し、rebel は武力や行動で権力に反逆し、protester は特定の事象に対してデモなどで抗議活動を行います。
よくある間違い
× He is a dissident of the new tax rule. ○ He is an opponent of the new tax rule. → dissident は主に国家や大規模な体制全体への反対を指します。個別の政策への反対には opponent が自然です。
× The dissident fought with a gun. ○ The rebel fought with a gun. → dissident は思想や言論による反対を暗示します。武力で戦う場合は rebel(反乱軍)を使います。
コラム
豆知識
dissident はラテン語の「離れて座る」に由来します。議会や会議の場で、主流派から物理的に距離を置いて座る人々の姿が目に浮かぶような語源です。意見が合わない時に「距離を置く」という感覚は、現代の人間関係にも通じる面白さがあります。
リアルな使われ方
経済ニュースでは、企業の経営方針に強く反対する株主を dissident shareholders と呼びます。単なるクレーマーではなく、経営陣の交代や改革を求めて積極的に行動を起こす「物言う株主」を指す際の実用的なビジネス表現です。
映画・音楽での使われ方
映画『スター・ウォーズ』シリーズなどのSF作品でも、銀河帝国のような独裁的な体制に抗する人々を dissident と表現することがあります。武装して戦う rebel(反乱軍)に加わる前の、言論で抵抗する知識人を描くシーンなどで耳にします。
イディオム・定型句
反体制派を厳しく取り締まる
“The authoritarian regime cracked down on dissidents.”
反対株主、物言う株主
“Dissident shareholders demanded a change in leadership.”
dissidentを使った会話例
オフィスの休憩室で、同僚とニュースについて
Did you see the news about the dissident writer?
Yes. I heard he fled the country to avoid arrest.
He has been a peaceful protester for many years.
The government is trying to silence dissidents like him.
Even though they never used violence like rebels do.
It is truly terrifying when there is no freedom of speech.
文化的背景
冷戦時代の旧ソ連や東欧諸国で、政府を批判する知識人や作家を指す言葉として広く定着しました。現在でも、権威主義的な国家における人権活動家や政治犯を報じる国際ニュースにおいて、非常に重要なキーワードとして使われます。
よくある質問
Q. dissident とは?
政府や組織の公式な方針に反対する「反体制派」を意味します。『The government arrested political dissidents.(政府は政治的反体制派を逮捕した)』のようにニュースで頻出します。
Q. dissident は日常会話でも使いますか?
主に政治的な文脈やニュースで使われる硬い言葉です。日常的な意見の不一致には disagree を使い、『They disagree with the plan.(彼らはその計画に反対している)』のように表現します。
Q. dissident と opponent の違いは?
opponent は試合の対戦相手や特定の意見への反対者を広く指しますが、dissident は国家や体制そのものへの反対者を指します。『an opponent of the war(戦争反対論者)』のように使い分けます。
Q. dissident の名詞形 dissidence の使い方は?
dissidence は「反対」や「異議」という概念や状態を表す不可算名詞です。『The regime tolerates no dissidence.(その政権はいかなる異議も許さない)』のように使われます。
Q. 企業に対して dissident を使うことはありますか?
はい、大企業の経営陣に対して異議を唱える株主を指して使うことがあります。『dissident shareholders(物言う株主・反対株主)』は経済ニュースでよく見かける表現です。
CHECK QUIZ
Q: 武力を使って政府を打倒しようとする「反乱軍」に最適な単語は?
Q: 経営陣の方針に反対して改革を要求する株主を指す表現は?
Q: 「彼は有名な反体制派だ」とする場合、正しいのは?