could

  • ()~することができた
  • ()~していただけますか
  • ()~かもしれない、~もあり得る
  • ()~することもできる
UK/kʊd/

発音のコツ

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could の発音 /kʊd/ では、「l」は発音しません。母音の /ʊ/ は日本語の「ウ」より口の力を抜き、少し「オ」寄りの位置で短く発音します。文中で弱く発音されるときは /kəd/ と曖昧な音(シュワー)になり、続く単語とリンクしやすくなります。「クッド」と強く区切らないよう注意しましょう。

活用形

過去形
could
can の過去形。助動詞のためこれ以外の活用形はありません

コアイメージ

過去の能力だけでなく、「現実には起きていないが、条件次第で起こり得る」という控えめな可能性や仮定がコアイメージです。丁寧な依頼や、確信度の低い推量などを表現したい時に使います。

couldの意味・例文

動詞

auxiliary

~することができた

Used to indicate that someone had the ability to do something in the past.

日常会話

I could swim well when I was a child.

子どもの頃は上手に泳ぐことができました。

過去の継続的な能力を表す最も一般的な表現です。

ビジネス

He could speak three languages fluently before he joined the company.

彼は入社前、3か国語を流暢に話すことができました。

過去に身につけていたスキルを説明する際に使います。

アカデミック

The ancient Romans could build complex aqueducts.

古代ローマ人は複雑な水道橋を建設することができました。

歴史的な事実や過去の人々の能力を述べる文脈で適しています。

auxiliary

~していただけますか

Used as a polite way of asking someone to do something.

ビジネス

Could you send me the report by tomorrow?

明日までに報告書を送っていただけますか?

相手に断る余地を与える丁寧な依頼表現です。

日常会話

Could you pass me the salt, please?

塩を取っていただけますか?

家族や友人に対しても、少し丁寧にお願いしたい時に使います。

フォーマル

Could you explain this process in more detail?

この手順についてもう少し詳しく説明していただけますか?

会議や公式な場で相手に説明を求める際によく使われます。

auxiliary

~かもしれない、~もあり得る

Used to express possibility or uncertainty, especially in the present or future.

ニュース

The new policy could impact the local economy.

新しい政策は地域経済に影響を与える可能性があります。

断定を避け、起こり得る未来の可能性を示します。

日常会話

It could rain later, so take an umbrella.

後で雨が降るかもしれないから、傘を持っていきなさい。

確信度は高くないものの、あり得る状況を予想して使います。

ビジネス

This delay could cause a serious problem for the project.

この遅れはプロジェクトに深刻な問題を引き起こすかもしれません。

リスクや懸念事項を共有する際に便利な表現です。

auxiliary

~することもできる

Used to make a suggestion or offer an alternative.

日常会話

We could go to the movies tonight if you want.

もしよければ、今夜映画に行くこともできますよ。

押し付けがましくない、控えめな提案をする時に使います。

ビジネス

We could try a different approach to solve this issue.

この問題を解決するために別のアプローチを試すこともできます。

会議で新しい選択肢を提示する際に効果的です。

SNS・カジュアル

You could just ignore his message.

彼のメッセージなんて無視すればいいじゃん。

友人への軽いアドバイスや解決策の提示として使います。

語源

could は古英語の cunnan(知っている、できる)の過去形 cuðe に由来します。「知っている」から「できる」へと意味が広がり、さらに「〜できるかもしれない」という控えめな可能性を示す用法へと発展しました。綴りの l は would や should に合わせて後から追加されたため発音しません。同じ語根を持つ関連語に cunning(悪賢い)があります。

派生語・ファミリー

動詞can

couldの使い方

よく使う組み合わせ

could be (~かもしれない)could use (~があると助かる)could have done (~できたはずだ)how could you (よくもそんなことができるね)as best one could (できる限り)

使い分け

could は控えめな可能性や過去の能力を、can は現在の強い能力や事実としての可能性を、would は「もし〜なら〜するだろう」という意志や確実な推量を表します。

It could rain later today.

確信度の低い、控えめな可能性や推量を示します。

Anyone can make a mistake.

事実として誰にでも起こり得る可能性を示します。

I would go if I had time.

条件が揃った場合の確実な推量や意志を示します。

よくある間違い

× I could finish the report yesterday. ○ I was able to finish the report yesterday. → 過去の1回の具体的な達成は was able to を使います。could は過去の継続的な能力を表します。

× Could you to help me with this? ○ Could you help me with this? → could は助動詞なので、直後に to を置かず動詞の原形を続けます。

コラム

豆知識

could の綴りに含まれる「l」は、実は語源的には全く不要な文字です。15世紀頃、would や should に合わせて見た目を揃えるために、後から人為的に追加されました。そのため、「l」は発音されません。英語の歴史の面白さを感じさせる単語の一つです。

リアルな使われ方

ネイティブは「I could use a cup of coffee.(コーヒーが飲みたいな)」のように could use を頻繁に使います。これは「コーヒーがあれば状況が良くなる」から転じて、何かを強く欲している時の定番フレーズです。日常会話でとても役立ちます。

映画・音楽での使われ方

2002年の映画『スパイダーマン』の有名なセリフ「I could squash you like a bug right now.(今すぐ虫けらのように潰すこともできる)」のように、could は仮定の能力や脅しを表現する際にも効果的に使われます。作品の緊張感を高める重要な言葉です。

イディオム・定型句

イディオムcould use

〜があると助かる、〜が欲しい

I could use a cup of hot coffee right now.

定型句how could you

よくもそんなことができるね

How could you lie to me like that?

定型句could have been worse

もっと悪くなる可能性もあった

We lost the game, but it could have been worse.

couldを使った会話例

水曜の午後、オフィスで同僚と

A

Could you help me review this presentation?

B

Sure. I can look at it right now.

A

Thanks. I feel like it could be better, but I'm not sure how.

B

We could add more graphs to show the data clearly.

A

That's a great idea. I would never have thought of that.

B

No problem. I could use a break anyway, so this is perfect.

文化的背景

英語には日本語のような敬語の体系はありませんが、Could you...? や Would you...? などの助動詞の過去形を使うことで「ポライトネス(丁寧さ)」を表現します。距離感を保ち、相手に断る余地を与えることが英語圏の礼儀とされており、ビジネスでは必須のスキルです。

よくある質問

Q. could とは?

過去の能力や、控えめな可能性、丁寧な依頼を表す助動詞です。『Could you help me?(手伝っていただけますか?)』のように、日常会話からビジネスまで幅広く使われます。

Q. could と can の違いは?

can が現在の強い能力や可能性を表すのに対し、could は過去の能力や、現在・未来の「控えめな可能性」を表します。『It can be true.』より『It could be true.』の方が確信度が下がります。

Q. Could you...? と Would you...? の違いは?

Could you は「(能力や都合的に)〜することは可能ですか?」と相手の都合を尋ねるニュアンスです。一方の Would you は「〜する意思はありますか?」と相手の意思を確認するニュアンスになります。『I would be happy to.』のように答えます。

Q. could have + 過去分詞 とは?

「(過去に)〜できたはずだが、実際にはしなかった」という後悔や非現実の過去を表します。『You could have told me earlier.(もっと早く言ってくれればよかったのに)』のように使います。

Q. I could eat a horse. とはどういう意味?

直訳は「馬一頭でも食べられる」ですが、実際には「お腹がペコペコだ」という意味の有名な比喩表現です。『I am so hungry I could eat a horse.』のように、仮定法を使って空腹の度合いを強調します。

CHECK QUIZ

Q: 「昨日、なんとか終電に乗ることができた」の自然な表現は?

Q: 「I could use a nap.」の意味は?

Q: 相手の提案に対して「That could work.」と答えた時のニュアンスは?