carry on
- (動)〜を続ける、進める
- (動)(事業や会話などを)行う、営む
- (動)(口語で)騒ぎ立てる、文句を言う
- (名)機内持ち込み手荷物(carry-on)
コアイメージ
「何かをそのまま先へ進める・続ける」がコアイメージ。中断を挟んだ後や、困難な状況にあっても諦めずにやり続ける場合によく使います。
carry onの意味・例文
動詞
〜を続ける、進める
to continue doing something
Sorry for the interruption. Please carry on.
お邪魔してすみません。どうぞ続けてください。
会話や作業を中断させてしまった相手に対して、よく使われる定番フレーズです。
We must carry on with the project despite the budget cuts.
予算削減にもかかわらず、私たちはそのプロジェクトを続けなければならない。
carry on with ~ で「〜(仕事や計画など)を続ける」という意味になります。
The researchers carried on their experiment for another three years.
研究者たちはさらに3年間、実験を続けた。
時間をかけて継続的に何かを行う際にも使われます。
I'm so tired, but I just have to carry on working.
すごく疲れたけど、とにかく働き続けるしかない。
carry on + -ing(動名詞)で「〜し続ける」という表現になります。
The new manager promised to carry on the legacy of the founder.
新しい経営者は、創業者の遺産を受け継いでいくことを約束した。
「伝統や遺産を継続する(受け継ぐ)」という文脈でも頻繁に使われます。
(事業や会話などを)行う、営む
to take part in or conduct a conversation, business, etc.
It is difficult to carry on a business in this economic climate.
この経済状況下で事業を営むのは難しい。
carry on a business で「事業を経営する、営む」という決まった言い回しです。
They managed to carry on a conversation despite the loud music.
大音量の音楽にもかかわらず、彼らはなんとか会話を交わした。
carry on a conversation で「会話を続ける、交わす」という意味になります。
The organization has carried on a campaign to protect the environment.
その組織は環境保護のキャンペーンを実施してきた。
キャンペーンや活動を「実行する」という意味合いで使われています。
(口語で)騒ぎ立てる、文句を言う
to behave in an excited, improper, or silly way; to complain
Stop carrying on about the mistake! It's not a big deal.
そのミスについて騒ぎ立てるのはやめて!大したことじゃないんだから。
carry on about ~ で「〜についてくどくど文句を言う」というネガティブなニュアンスになります。
The kids were carrying on in the back of the car.
子供たちが車の後部座席で大騒ぎしていた。
子供などがふざけたり、はしゃいだりして騒ぐ様子も表せます。
He always carries on when things don't go his way.
彼は思い通りにいかないと、いつも喚き散らすんだ。
大人が感情をコントロールできずに取り乱す様子を描写するのにも使われます。
名詞
機内持ち込み手荷物(carry-on)
a small bag or case that you take onto a plane with you
I only brought a carry-on for this short trip.
この短い旅行には、機内持ち込み手荷物しか持ってきませんでした。
名詞として使う場合はハイフンを入れて carry-on と表記するのが一般的です。
Is this suitcase small enough to be a carry-on?
このスーツケースは機内に持ち込める小ささですか?
空港や出張の場面で頻出する単語です。
Passengers are allowed one carry-on bag and one personal item.
乗客は機内持ち込み手荷物1個と身の回り品1個の持ち込みが許可されています。
航空会社の規定などでは carry-on bag / luggage のように形容詞的に使われることも多いです。
語源
動詞のcarry(運ぶ)に、副詞のon(継続・進行)がくっついた句動詞です。onには「上に」だけでなく「先へ、続いて」というニュアンスがあります(例:go on)。重い荷物を背負ったまま前へ進み続ける物理的なイメージから、仕事や活動を「やり続ける」という意味へと発展しました。
派生語・ファミリー
carry onの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
continueは最も一般的でフォーマルな「続ける」。carry onは困難や中断があっても「そのままやり抜く」という意志が含まれ、ややカジュアル。keep onは同じ動作をしつこく、または反復して「やり続ける」ニュアンスが強くなります。
“The rain will continue until tomorrow morning.”
→ 状態や動作が途切れずに続くという客観的な事実(フォーマル)。
“He kept on asking the same question.”
→ 迷惑がられているのに「しつこく何度も同じことを繰り返す」ニュアンス。
よくある間違い
× carry on to read → ○ carry on reading (carry on の後に動詞を続ける際、to不定詞を使ってしまう誤用。前置詞 on の後は名詞か動名詞(-ing)が続きます。)
飛行機に「カバンを持ち込む」と言いたい時に、I carried on my bag. と動詞で使ってしまう誤用。正しくは I took my bag on board. などと言います。carry-on は名詞や形容詞として(a carry-on bag)使うのが自然です。
コラム
豆知識
第二次世界大戦直前にイギリス政府が作成したポスター「Keep Calm and Carry On(平静を保ち、普段の生活を続けよ)」が非常に有名です。パニックにならずに日常を生き抜くというメッセージは、現在でもパロディグッズが多数作られるほど、イギリス人の気質を表すフレーズとして愛されています。
リアルな使われ方
イギリスやオーストラリアの日常会話では、「騒ぎ立てる」「怒る」という意味でよく使われます。"He was carrying on about the bill."(彼は請求書について文句を言い立てていた)のように、感情的になって取り乱している人を描写する際にとても便利な表現です。
映画・音楽での使われ方
アメリカのロックバンド、カンサス(Kansas)の代表曲「Carry On Wayward Son」や、マイ・ケミカル・ロマンスの「Welcome to the Black Parade」のサビ("We'll carry on")など、困難に立ち向かって生き抜くという強いメッセージとして、音楽の歌詞で頻繁に使われます。
覚え方・ゴロ合わせ
「キャリー(carry)が、オン(on)エアで話し続ける」
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