beg
- (動)懇願する、切実に頼む
- (動)物乞いをする
発音のコツ
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beg は口を横に引きながら「エ」と発音する /e/ が短母音です。日本語の「ベグ」のように最後に「ウ」の母音を入れないよう注意してください。語尾の /g/ は喉の奥を閉じてから弱く破裂させ、息を抜くように短く切るとネイティブらしい自然な発音になります。
活用形
- 三単現
- begs
- 進行形(-ing)
- begging
- 短母音+子音で終わるため g を重ねます
- 過去形
- begged
- 過去分詞
- begged
コアイメージ
相手に対してへりくだり、切実に何かを強く求めることがコアイメージです。必死に助けや許しを乞う時や、路上で金銭や食べ物を恵んでもらう時に使います。
begの意味・例文
動詞
懇願する、切実に頼む
To ask someone earnestly or humbly for something.
I beg you to forgive me for my mistake.
私の過ちを許してほしいと切にお願いします。
beg O to do で「O に〜するように懇願する」という頻出の形です。
We had to beg for more time to finish the project.
私たちはプロジェクトを終わらせるためにもっと時間をくれるよう懇願しなければなりませんでした。
beg for 〜 で「〜を強く求める」という意味になります。
Please don't go, I'm begging you!
行かないで、お願いだから!
感情を込めて必死に引き留める時によく使うフレーズです。
物乞いをする
To ask for money or food, especially in the street.
Many homeless people are forced to beg on the streets.
多くのホームレスの人々が路上で物乞いを強いられています。
路上で金銭や食べ物を求める文字通りの意味です。
During the famine, villagers had to beg for food.
飢饉の間、村人たちは食べ物を乞わなければなりませんでした。
生存のために必死に施しを求める歴史的な文脈で使われます。
My dog always begs for treats at the dinner table.
私の犬は夕食のテーブルでいつもおやつをおねだりします。
動物が愛らしく食べ物を欲しがる様子にも使えます。
語源
beg の語源は、13 世紀の中英語 beggen に遡ります。これは、清貧を誓って托鉢を行っていたキリスト教の「ベギン会修道士」に由来すると言われています。彼らが生きるために食べ物や施しを求めて歩いたことから、「切実に請う」「物乞いをする」という意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、beggar(物乞い)があります。
派生語・ファミリー
begの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
beg はへりくだって切実に頼み、plead は正当な理由を挙げて必死に訴えかけ、implore は相手の感情や良心に訴えかけてさらに強く哀願します。
よくある間違い
× I beg you forgiving me. ○ I beg you to forgive me. → 「人に〜するように懇願する」は beg O to do を使います。動名詞は使いません。
× He begged a little more time. ○ He begged for a little more time. → 「〜を懇願する」と対象を名詞で置く場合は、前置詞 for が必要です。
コラム
豆知識
beg はもともと宗教的な背景を持つ言葉でした。13 世紀のヨーロッパで清貧を誓い、托鉢をして暮らしていた「ベギン会修道士」が語源とされています。神への信仰のために自ら貧しさを選び、人々に施しを求めた彼らの姿が、「懇願する」という現代の意味のルーツになっています。
リアルな使われ方
日常会話では、相手に強く同意を求めたり、信じてほしい時に「I'm begging you.」と現在進行形でよく使います。日本語の「お願いだから!」にぴったり当てはまる表現で、家族や友人間で感情を込めて頼み事をする時の定番フレーズです。
映画・音楽での使われ方
1960 年代に大ヒットしたフォー・シーズンズの楽曲『Beggin'』は、愛する人を失いたくないと必死にすがりつく心情を歌った名曲です。近年ではマネスキン(Måneskin)によるロックカバーが世界的にヒットし、若い世代にもこの単語の切実なニュアンスが広く知られるようになりました。
イディオム・定型句
意見を異にする、反論する
“I must beg to differ with you on that point.”
疑問を抱かせる、論点をはぐらかす
“That statement begs the question of who is responsible.”
買い手がつかない、余っている
“There are many jobs going begging in the IT sector.”
begを使った会話例
木曜の午後、オフィスで同僚と
I have to beg the manager for an extension on this deadline.
Really? Did you already ask him normally?
I did, but he said no. Now I have to go back and beg.
If you need a hand, I can help you finish the report.
Oh, I beg you! I am completely overwhelmed right now.
No problem. But I beg to differ with your plan. We should cut some details.
You're right. That way we won't have to plead for more time again.
Exactly. Let's get this done by tomorrow.
文化的背景
英語圏のビジネスやフォーマルな場では、「I beg your pardon?(もう一度言っていただけますか?)」という表現が使われます。相手の言葉が聞き取れなかったり、失礼な発言に対して不快感を示したりする際の丁寧な定型句です。
よくある質問
Q. beg とは?
相手に対してへりくだり、切実に何かを求める動詞です。『I am begging you.(本当にお願いします)』のように、感情を込めて必死に頼み込む日常会話でよく使われます。
Q. beg to differ とはどういう意味ですか?
相手の意見に反対する際の丁寧でフォーマルな決まり文句です。『I beg to differ.(失礼ですが、私は違う意見です)』のように、議論の場で相手を尊重しつつ反論する時に使います。
Q. beg と ask の違いは?
ask は単に「頼む」という中立的な表現ですが、beg は「お願いだから!」と必死に哀願するニュアンスが含まれます。『I begged him to help.』の方が切実さが際立ちます。
Q. beg の後ろにはどう言葉を続けますか?
人に何か行動を頼む時は beg 人 to do、物を求める時は beg for 〜を使います。『She begged him to stay.(彼女は彼に残ってと懇願した)』のように表します。
Q. beg the question とはどういう意味ですか?
現代では「当然の疑問を呼び起こす」という意味で広く使われます。『It begs the question of why he lied.(なぜ彼が嘘をついたのかという疑問が湧く)』のように使います。
CHECK QUIZ
Q: 相手の意見に丁寧に反論する時の決まり文句は?
Q: 「彼らは食べ物を恵んでくれるよう頼んだ」の自然な英語は?
Q: 「裁判官に減刑を必死に訴えかける」のに最適な動詞は?