bait

  • (名)餌、おとり
  • (名)誘惑するもの
  • (動)餌をつける
  • (動)わざと怒らせる
UK/beɪt/

発音のコツ

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bait の母音 /eɪ/ は「エ」から「イ」へ滑らかに変化する二重母音です。日本語の「ベイト」のように「エ」を伸ばすのではなく、口を横に引きながら「イ」でしっかり終わるのがコツです。最後の /t/ は舌先を上の歯茎の裏に当てて息を止め、軽く破裂させますが、文末では音を飲み込むように弱めると自然に聞こえます。

活用形

三単現
baits
進行形(-ing)
baiting
過去形
baited
過去分詞
baited
複数形
baits

コアイメージ

ターゲットや獲物をおびき寄せるための「餌」や「誘惑」がコアイメージです。釣りや狩りで物理的な餌を使う時のほか、人を罠にかけるために魅力的なものを提示する時に使います。

baitの意味・例文

名詞

不可算

餌、おとり

Food used to attract and catch fish or animals.

日常会話

He bought some live bait for the fishing trip.

彼は釣り旅行のために生き餌をいくつか買いました。

→

釣りや狩りで使う物理的な餌を表す最も一般的な用法です。

SNS・カジュアル

We need more bait to catch those big fish.

あの大きな魚を捕まえるにはもっと餌が必要です。

→

物質としての餌全体を指すため、通常は不可算名詞として扱います。

アカデミック

The researchers set the trap with fresh bait.

研究者たちは新鮮な餌を使って罠を仕掛けました。

→

動物の生態調査などで罠に餌を仕掛ける際にも使われます。

不可算

誘惑するもの

Something intended to tempt someone to do something.

ビジネス

The low price is just bait to attract more customers.

その低価格はより多くの顧客を引き寄せるための単なる餌です。

→

人を罠にかけたり、特定の行動を促したりする比喩的な誘惑を指します。

ニュース

The scammers use free gifts as bait.

詐欺師たちは無料の贈り物を餌として利用します。

→

犯罪や詐欺の手口を説明する報道でよく登場します。

フォーマル

She offered them a bonus as bait to work late.

彼女は遅くまで働くよう、ボーナスを餌として彼らに提示しました。

→

相手の欲望に訴えかけて行動をコントロールするニュアンスがあります。

動詞

他動詞

餌をつける

To put food on a hook or in a trap to catch animals.

日常会話

You need to bait the hook carefully.

釣り針には慎重に餌をつける必要があります。

→

釣り針や罠に餌をセットする動作を表します。

アカデミック

The trapper baited the cage with a piece of meat.

罠猟師は肉の塊を檻に餌として仕掛けました。

→

bait A with B で「B を A に餌として仕掛ける」と表現します。

SNS・カジュアル

He baited the line and threw it into the river.

彼は釣り糸に餌をつけ、川に投げ込みました。

→

釣りのプロセスを説明する際によく使われる動詞です。

他動詞

わざと怒らせる

To deliberately annoy or taunt someone.

ニュース

The reporters tried to bait the politician with aggressive questions.

記者たちは攻撃的な質問で政治家を挑発しようとしました。

→

相手から失言や過剰な反応を引き出そうとする行為を指します。

日常会話

Stop trying to bait me into an argument.

私を口論に引き込もうと挑発するのはやめてください。

→

bait someone into 〜 で「人を挑発して〜させる」という意味になります。

フォーマル

The bullies baited him until he finally lost his temper.

いじめっ子たちは彼がとうとう激怒するまで彼をからかいました。

→

悪意を持って相手をいじめたり、からかったりする状況で使われます。

語源

bait は古ノルド語で「狩りをする」「餌をやる」を意味する beita に由来します。動物を捕まえるために「噛ませる」食べ物という成り立ちから、現在の「餌」や「誘惑するもの」へと意味が発展しました。同じ「噛む」という古英語の語根を持つ関連語には、bite(噛む)があります。

派生語・ファミリー

名詞clickbait

baitの使い方

よく使う組み合わせ

use as bait (餌として使う)take the bait (罠にはまる)live bait (生き餌)bait a hook (釣り針に餌をつける)swallow the bait (罠に完全にはまる)

使い分け

bait は食欲や欲望に直接訴えかけておびき寄せる餌、lure は魅力的な外見や動きで引き寄せる疑似餌や誘惑、decoy は本物そっくりに作って相手を油断させるおとりを表します。

“He used a worm as bait.”

→ 食欲や直接的な欲望に訴えかけて引き寄せるニュアンスです。

“The bright colors of the lure attract fish.”

→ 魅力的な外見や動きによって引き寄せるニュアンスです。

decoy

“Hunters placed a wooden duck decoy on the lake.”

→ 本物そっくりに偽装して相手を油断させるニュアンスです。

よくある間違い

× He baited me to buy the expensive car. ○ He lured me into buying the expensive car. → bait(動詞)は「わざと怒らせる」意味が強く、魅力で引き込む場合は lure を使います。

× I put a bait on the hook. ○ I put bait on the hook. → 物理的な「餌」全体を指す場合、通常は不可算名詞として扱うため冠詞の a は不要です。

コラム

豆知識

動物にけしかけて戦わせるかつての残酷な見世物(bear-baiting など)が、動詞 bait の「わざと怒らせる、いじめる」という意味の由来です。現代では動物愛護の観点から禁止されていますが、言葉のニュアンスにその歴史が残っています。

リアルな使われ方

ネットスラングの clickbait(釣りタイトル、クリックベイト)は、現代のSNSやメディアで非常に頻繁に使われます。ユーザーの興味を煽るだけで中身のない記事や動画を批判する際に、「That's just clickbait.」と表現します。

映画・音楽での使われ方

2012年の映画『パニック・マーケット3D(原題:Bait)』は、津波でスーパーマーケットに閉じ込められた人々が人喰いザメの「餌」になる恐怖を描いたパニック映画です。タイトルが作品の絶望的な状況を端的に表しています。

イディオム・定型句

イディオムtake the bait

まんまと罠にはまる、挑発に乗る

“He tried to make me angry, but I didn't take the bait.”

定型句bait and switch

おとり商法

“The store's sale was just a bait and switch.”

イディオムrise to the bait

挑発に乗る、怒って反応する

“She always rises to the bait when they criticize her.”

baitを使った会話例

オフィスの休憩室で同僚と

A

Did you see the email offering a free vacation?

B

Yeah, but it looks like a scam. I won't take the bait.

A

I almost clicked the link. It was very tempting.

B

That is how they lure people in. It's a classic bait and switch tactic.

A

You are right. I should be more careful with those emails.

B

Exactly. Never let them bait you into giving out personal information.

文化的背景

欧米では釣りや狩猟が身近なレジャーであるため、fishing や hunting に由来する比喩表現が日常会話に深く根付いています。bait もその一つで、ビジネスや人間関係における駆け引きを表現する際によく使われます。

よくある質問

Q. bait とは?

獲物をおびき寄せる餌や、人を罠にかける誘惑のことです。『He used cheese as bait.(彼はチーズを餌として使った)』のように物理的な餌と比喩的な罠の両方で使います。

Q. 動詞の bait はどのように使いますか?

「針に餌をつける」のほか、「人をわざと怒らせる、挑発する」という意味でよく使われます。『They baited the politician.(彼らは政治家を挑発した)』のように使います。

Q. ネットでよく見る clickbait とは何ですか?

click(クリック)と bait(餌)を組み合わせた造語で、読者の興味を引いてリンクを踏ませる「釣りタイトル」のことです。『That article is clickbait.(あの記事は釣りだ)』のように使います。

Q. take the bait はどういう意味ですか?

直訳の「餌に食いつく」から転じて、「まんまと罠にはまる」「挑発に乗る」という意味になります。『Don't take the bait.(挑発に乗るな)』は日常会話やビジネスで頻出する定型句です。

Q. bait は数えられる名詞ですか?

物質としての「餌」全般を指す場合は不可算名詞として扱います。『We need more bait.(もっと餌が必要だ)』のように、a を付けず複数形にもしないのが一般的です。

CHECK QUIZ

Q: 「猟師が湖にカモの『木製のおとり』を浮かべた」の自然な表現は?

Q: 「He is trying to bait you.」の意味として最も適切なものは?

Q: 「おとり商法」を意味する英語の定型表現は?