antitrust
- (形)独占禁止の
- (名)独占禁止法
発音のコツ
▶ 表示する▼ 閉じる
antitrust は最初の「æ」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出してください。続く「ti」はアメリカ英語では「タイ」または「ティ」と発音されます。後半の「trust」は「r」の音に注意し、舌を巻いてから「ラ」と発音し、最後の「st」は息だけで軽く添えるように終わらせてください。
活用形
- 複数形
- antitrusts
- まれな表現。通常は antitrust laws などと表現します
コアイメージ
企業が市場を不当に独占するのを防ぎ、公正な競争を守ることがコアイメージです。ビジネスや経済のニュースで、独占禁止法に関する話題の時に使います。
antitrustの意味・例文
形容詞
独占禁止の
opposing or regulating business monopolies
The government filed an antitrust lawsuit against the company.
政府はその企業に対して独占禁止法違反の訴訟を起こしました。
lawsuit(訴訟)と組み合わせてニュースで頻出します。
We must ensure strict antitrust compliance.
私たちは厳格な独占禁止法の遵守を徹底しなければなりません。
企業が法律を守ることを compliance と表現します。
The proposed merger faces severe antitrust scrutiny.
提案された合併は厳しい独占禁止の審査に直面しています。
企業合併(merger)の際には必ず審査(scrutiny)が入ります。
名詞
独占禁止法
laws protecting against unfair business practices
The professor lectured on the history of American antitrust.
教授はアメリカの独占禁止法の歴史について講義しました。
法律そのものを指す不可算名詞として使われます。
European antitrust regulators fined the tech giant.
欧州の独占禁止法規制当局は、その巨大IT企業に罰金を科しました。
regulators(規制当局)と結びつくことが多いです。
They hired a lawyer specializing in antitrust.
彼らは独占禁止法を専門とする弁護士を雇いました。
specialize in(〜を専門とする)の目的語として使えます。
語源
antitrust は接頭辞 anti-(反対する)と trust(企業合同、トラスト)から成り立っています。19世紀のアメリカで、巨大企業が結成した「トラスト」が市場を支配したため、それを規制し解体する法律が作られたことから「独占禁止の」という意味に発展しました。同じ anti- を持つ関連語には、antibody(抗体)があります。
派生語・ファミリー
antitrustの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
antitrust は企業のトラスト(独占)規制に焦点を当て、anti-monopoly は市場の独占状態そのものを防ぐことを指し、fair-trade は生産者への公正な取引条件や価格保証に重点を置きます。
“They established an anti-monopoly policy.”
→ 市場が一社に支配されるのを防ぐニュアンスです。
“I always buy fair-trade coffee beans.”
→ 適正な価格で取引され、生産者を守るニュアンスです。
よくある間違い
× They passed an antitrust to regulate markets. ○ They passed an antitrust law to regulate markets. → antitrust は主に形容詞として law などの名詞を修飾して使われます。単独で可算名詞のようには使いません。
× The government will antitrust the big tech company. ○ The government will enforce antitrust laws against the big tech company. → antitrust は形容詞または名詞であり、動詞としては使えません。動詞には enforce(施行する)などを補います。
コラム
豆知識
19世紀後半のアメリカで、石油や鉄道などの巨大企業が「トラスト」と呼ばれる企業連合を結成し、市場を支配しました。これに対抗するため生まれたのが「反トラスト法」です。現代の巨大IT企業への規制も、この歴史的な法律がベースになっているという、経済の根幹に関わる重要な言葉です。
リアルな使われ方
ニュースやビジネスでは、政府の監視機関を指す「antitrust watchdog」という表現がよく登場します。watchdog は「番犬」から転じて「監視機関」を意味し、企業の不正を厳しく見張る役割を強調する際の実用的なフレーズです。経済記事を読む際に役立ちます。
映画・音楽での使われ方
映画『ソーシャル・ネットワーク(The Social Network)』など、巨大IT企業の成長を描く作品の背景には、常に antitrust の影がちらつきます。一企業の力が大きくなりすぎると国や社会からどう見られるかという視点を持つと、経済ニュースもより面白く読めます。
イディオム・定型句
独占禁止法の適用除外
“Airlines sometimes seek antitrust immunity for joint ventures.”
独占禁止法の監視機関
“The antitrust watchdog launched an investigation into the merger.”
独占禁止法の遵守
“The company established a strict antitrust compliance program.”
antitrustを使った会話例
オフィスの休憩室で同僚とニュースについて話す
Did you hear about the new antitrust lawsuit?
Yes, the government is suing the tech giant.
Do you think they violated antitrust regulations?
It seems they were acting like a monopoly.
If they lose, they might have to split the company.
That would be a huge change for the industry.
文化的背景
アメリカでは1890年の「シャーマン反トラスト法」が有名で、現在でも巨大IT企業に対する厳しい監視の根拠となっています。一方、イギリスやヨーロッパでは同じ概念を「competition law(競争法)」と呼ぶことが多く、地域によって好まれる表現が異なります。
よくある質問
Q. antitrust とは?
企業の不当な独占を防ぎ、公正な競争を守るための法律や規制のことです。『The company faces an antitrust lawsuit.(その企業は独占禁止法違反の訴訟に直面している)』のようにニュースで頻出します。
Q. antitrust と antimonopoly の違いは?
ほぼ同じ意味で使われますが、antitrust はアメリカの歴史的な企業合同(トラスト)規制に由来し、米国でよく好まれます。『anti-monopoly laws』は独占そのものを防ぐ意味合いで、世界的に広く通じる表現です。
Q. antitrust はどんな単語と一緒に使われますか?
law(法律)、lawsuit(訴訟)、investigation(調査)などの名詞を修飾する形容詞としてよく使われます。『an antitrust investigation(独占禁止法に関する調査)』は経済ニュースの定番フレーズです。
Q. antitrust が適用されるのはどんな時ですか?
巨大企業が他社を不当に排除したり、価格を操作したりして市場を支配しようとする時に適用されます。『They violated antitrust regulations.(彼らは独占禁止の規制に違反した)』のように、企業の不正を追及する場面で使います。
Q. antitrust に関連する役職や機関の表現は?
企業の不正を監視する政府機関を『antitrust watchdog(独占禁止法の監視機関)』と呼びます。『The antitrust watchdog fined the company.』のように、watchdog(番犬)という比喩がよく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「生産者への公正な取引条件」を重視する概念は?
Q: 「政府は独占禁止法を可決した」の自然な英訳は?