whom
- (代)誰を、誰に
- (代)(〜する)ところの人
発音のコツ
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whom は「フーム」と発音します。最初の「h」は喉の奥から息を摩擦させて「フ」と出し、唇を丸めて「ウー」と長く伸ばします。最後の「m」は唇をしっかり閉じて鼻から音を抜くように「ム」と響かせます。日本語の「フーム」のように平坦にならず、口の形をダイナミックに動かすことを意識してください。
コアイメージ
動作を受ける「誰」を指し示すことがコアイメージです。フォーマルな場面や書き言葉で、目的語となる人を明確にしたい時に使います。
whomの意味・例文
代名詞
誰を、誰に
Used as the object of a verb or preposition to ask which person.
To whom should I address this formal letter?
この公式な手紙は誰宛てにすべきですか?
前置詞の直後に置いて動作の対象を尋ねます。
Whom did you contact regarding the new project?
新しいプロジェクトに関して誰に連絡しましたか?
ビジネスシーンで目的語となる人を丁寧に尋ねる表現です。
With whom did the researcher conduct the experiment?
研究者は誰と一緒にその実験を行いましたか?
論文や学術的な場で好まれる厳密な言い回しです。
(〜する)ところの人
Used to refer to a person when they are the object of a verb or preposition.
She is the woman whom I met yesterday.
彼女は私が昨日会った女性です。
自分が会った対象(目的語)であることを示します。
The client with whom we negotiated was very strict.
私たちが交渉したクライアントは非常に厳格でした。
前置詞とセットで関係詞節を作るフォーマルな用法です。
The suspect, whom police arrested today, denied the charges.
警察が本日逮捕した容疑者は、容疑を否認しました。
カンマで区切る非制限用法で補足説明を加えます。
語源
whom は古英語の hwām(誰に)に由来します。もともとは who の与格(〜に)や目的格(〜を)を表す形として使われていました。現代英語では主格の who と区別され、動作の受け手となる人を指すフォーマルな表現として定着しました。同じ疑問詞のルーツを持つ関連語には、who(誰が)や whose(誰の)があります。
派生語・ファミリー
whomの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
whom は動作の対象となる人を目的格で、who は動作の主体となる人を主格で、whose は誰の所有物であるかを所有格で表します。
よくある間違い
× Who did you give the document to? (フォーマルな文脈で) ○ To whom did you give the document? → 前置詞の直後に疑問詞を置く場合、フォーマルな文脈では目的格の whom を使います。
× The man whom is standing there is my boss. ○ The man who is standing there is my boss. → 関係代名詞が直後の動詞の主語になる場合は、目的格の whom ではなく主格の who を使います。
コラム
豆知識
whom は古い英語の格変化(与格・目的格)の名残を留めている数少ない単語の一つです。him や them と同じように「m」で終わる代名詞は、動作の対象(目的語)を示すという共通のルールを持っています。この法則を知っていると、文法問題で迷った時の強力なヒントになります。
リアルな使われ方
ネイティブスピーカーの日常会話では、前置詞を文末に移動させて who を使うのが自然です。例えば「With whom are you going?」よりも「Who are you going with?」の方が圧倒的に多く使われます。whom は少し硬い印象を与えることを覚えておきましょう。
映画・音楽での使われ方
アーネスト・ヘミングウェイの有名な小説『For Whom the Bell Tolls(誰がために鐘は鳴る)』のタイトルに whom が使われています。このタイトルは17世紀の詩人ジョン・ダンの説教から引用されており、人々の繋がりや運命の共有という深いテーマを象徴しています。
イディオム・定型句
誰がために鐘は鳴る
“Never send to know for whom the bell tolls; it tolls for thee.”
関係者各位、担当者様
“I addressed the formal letter to whom it may concern.”
誰に尋ねるべきか知っている
“He always knows whom to ask for help.”
whomを使った会話例
月曜の朝、オフィスで同僚と
Do you know to whom I should submit this report?
You should send it to the manager who oversees the new project.
Is that Mr. Smith, whom we met at the meeting last week?
Yes, he is the person with whom you need to coordinate.
Understood. I will address the email "To whom it may concern" just in case.
Actually, using his direct name is better than a generic greeting.
文化的背景
現代の英語圏では、日常会話において whom の代わりに who が使われることが一般的です。しかし、ビジネス文書や学術論文などのフォーマルな場面では、文法的な正確さが求められるため whom が現在でも好んで使われます。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. whom とは?
動作の対象となる「誰を」「誰に」を表す代名詞です。『To whom should I send this email?(誰にこのメールを送るべきですか?)』のように、主にフォーマルな文章で使われます。
Q. whom と who の使い分け方は?
動詞や前置詞の目的語になる場合は whom、主語になる場合は who を使います。『The person whom I met is a doctor.』のように、自分が会った「対象」を指す時に whom を選びます。
Q. whom は日常会話でもよく使われますか?
現代の日常会話では、whom の代わりに who が使われることが一般的です。しかし、『With whom are you going?』のような前置詞とセットになる形は、公式な場で現在でも好まれます。
Q. 前置詞+whom の形はどう使いますか?
前置詞の目的語として人を指す場合、直後に whom を置くのが文法的に正しい形です。『the manager to whom I spoke』のように、関係代名詞としても頻繁に登場します。
Q. ビジネスメールで whom を使う定番フレーズは?
宛名が分からない時に使う表現が代表的です。『To whom it may concern(関係者各位)』は、カバーレターや公式な問い合わせ窓口にメールを送る際の便利な定型表現です。
CHECK QUIZ
Q: 空欄に入る適切な単語は?「The woman ( ) I saw yesterday.」
Q: 担当者の名前が分からない時のビジネスメールの書き出しは?
Q: 次の文で文法的に最もフォーマルで正しいものは?