terse
- (形)簡潔な、手短な
- (形)ぶっきらぼうな、素っ気ない
発音のコツ
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terse の発音記号は /tɜːrs/ です。最初の母音 /ɜː/ は、口を少し開けた状態で舌を浮かせ、喉の奥から「アー」と長めに発音しながら、舌先を丸めて「R」の音を響かせます。日本語の「タース」のように平坦にならず、Rの音をしっかりこもらせるのがポイントです。
活用形
- 比較級
- terser
- 最上級
- tersest
コアイメージ
言葉に無駄がなく、要点だけが短くまとめられている状態がコアイメージです。文章や発言を簡潔に表現したい時や、相手の返答が素っ気ないと感じた時に使います。
terseの意味・例文
形容詞
簡潔な、手短な
Using few words to convey a clear message.
The CEO issued a terse statement about the merger.
CEO は合併に関する簡潔な声明を出しました。
無駄を省いた公式な発表や文書に対して使われます。
The author is known for his terse writing style.
その著者は簡潔な文体で知られています。
装飾の少ない洗練された文章表現を指します。
She gave a terse summary of the financial report.
彼女は財務報告書の簡潔な要約を行いました。
要点だけを的確に伝える状況に適しています。
ぶっきらぼうな、素っ気ない
Brief in a way that may seem rude or unfriendly.
He gave me a terse reply and walked away.
彼は私に素っ気ない返事をして立ち去りました。
言葉が少なすぎて冷たい印象を与える時に使います。
Her text message was so terse today.
今日の彼女のメッセージはとてもぶっきらぼうでした。
相手が怒っているのではないかと感じる短さです。
I received a terse email from the client.
顧客から素っ気ないメールを受け取りました。
ビジネスでも親しみやすさに欠ける短い連絡を表します。
語源
terse はラテン語の tersus(拭き取られた、磨かれた)に由来します。余分な言葉をきれいに拭き取り、必要なものだけを残して洗練された状態を表すことから、「簡潔な」という意味に発展しました。同じ「拭く、汚れを落とす」という語根を持つ関連語には、detergent(洗剤)があります。
派生語・ファミリー
terseの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
terse は言葉が少なく時に素っ気ない印象を与え、brief は時間や長さが短いことを客観的に表し、concise は無駄がなく情報が整理されていて肯定的な印象を与えます。
よくある間違い
× We had a terse meeting. ○ We had a brief meeting. → terse は言葉や文体に対して使うため、会議などの時間が短い場合は brief を使います。
× Thank you for the terse explanation. ○ Thank you for the concise explanation. → terse は素っ気ない印象を与えることがあるため、褒める時は concise が適切です。
コラム
豆知識
terse の語源であるラテン語の tersus は「きれいに拭き取られた」という意味です。文章から無駄な言葉の「汚れ」をゴシゴシと拭き取り、骨組みだけがピカピカに残った状態を想像すると、この単語の持つ「洗練された短さ」のイメージがしっくりきます。
リアルな使われ方
ビジネスメールで "Noted." や "Thanks." とだけ返ってくることがあります。これをネイティブは a terse reply と呼びます。忙しいだけの場合が多いですが、受け取った側は「何か気に障ったかな?」と少し不安になる、人間味あふれるシチュエーションでよく使われます。
映画・音楽での使われ方
アーネスト・ヘミングウェイの文体は、装飾を削ぎ落とした短い文を連ねることで有名です。文学評論では彼のスタイルを a terse style(簡潔な文体)と表現します。無駄を省くことで読者の想像力を掻き立てる、terse の肯定的な側面が表れた良い例です。
イディオム・定型句
短く簡潔な
“The instructions were short and terse.”
素っ気ない態度で
“He answered the question in a terse manner.”
手短にする、簡潔にまとめる
“Please keep the introduction terse.”
terseを使った会話例
金曜の午後、オフィスで同僚と
Did you get a reply from the manager about the new project?
Yes, but it was just a terse "Approved" in the email.
That sounds a bit abrupt. Is he upset about something?
I don't think so. He usually prefers a terse style of communication.
I see. I always try to write a concise message, but maybe I write too much.
Don't worry. Just keep it terse with him, and you will be fine.
文化的背景
英語圏のビジネスコミュニケーションでは、簡潔であること(conciseness)が推奨されますが、terse になると「怒っている」「冷たい」と誤解されるリスクがあります。特にテキストメッセージやメールでは、短すぎる返信は相手に不安を与えることがあるため注意が必要です。
よくある質問
Q. terse とは?
言葉に無駄がなく、要点だけが短くまとめられていることです。『He gave a terse answer.(彼は手短な答えを返した)』のように、簡潔さや素っ気なさを表す時に使います。
Q. terse と concise の違いは?
どちらも「簡潔な」という意味ですが、印象が異なります。concise は分かりやすく肯定的ですが、terse は言葉が少なすぎて冷たい印象を与えることがあります。『a concise report(簡潔な報告書)』のように使い分けます。
Q. terse はネガティブな意味ですか?
必ずしもネガティブではありませんが、文脈によっては冷たいと受け取られます。『Her text was very terse.(彼女のメールは素っ気なかった)』のように、怒っているのではと心配になる場面でよく使われます。
Q. terse を別の言葉で言い換えると?
文脈に応じて言い換えが可能です。客観的な短さなら brief、無駄のなさを強調するなら concise、素っ気なさを表すなら abrupt が適しています。『His tone was abrupt.(彼の口調はぶっきらぼうだった)』のように表現できます。
Q. terse の名詞形や副詞形は?
名詞形は terseness(簡潔さ、素っ気なさ)、副詞形は tersely(簡潔に、素っ気なく)です。『She replied tersely.(彼女は素っ気なく返答した)』のように、動詞を修飾する際に副詞形がよく使われます。
CHECK QUIZ
Q: 「無駄がなく分かりやすい素晴らしいプレゼン」を褒める表現は?
Q: 「He gave a terse reply.」から推測される彼の様子は?
Q: 会議の時間が短かったことを表す自然な英語は?