stroke

  • (動)撫でる、さする
  • (名)脳卒中、発作
  • (名)打つこと、一かき
  • (名)思いがけない発生
UK/stroʊk/

発音のコツ

▶ 表示する

stroke の発音は /stroʊk/ です。最初の「str」は子音が3つ続くため、母音を入れずに「ストゥル」と素早く発音します。母音の「oʊ」は「オー」と伸ばすのではなく、口を丸めて「オゥ」と二重母音にします。最後の「k」は喉の奥で息を破裂させ、音を短く切ります。「ストローク」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意してください。

活用形

三単現
strokes
進行形(-ing)
stroking
過去形
stroked
過去分詞
stroked
複数形
strokes

コアイメージ

手や道具を使って表面を滑らかになぞること、または突然加えられる一撃がコアイメージです。動物を優しく撫でる時や、スポーツでボールを打つ時、さらには突然の病気(脳卒中)を表す時にも使います。

strokeの意味・例文

動詞

他動詞

撫でる、さする

To move your hand gently over a surface, usually repeatedly.

日常会話

He stroked his beard thoughtfully.

彼は考え込みながらあごひげを撫でました。

→

自分の体の一部を無意識に撫でる動作に頻出します。

SNS・カジュアル

I love to stroke my dog's fur.

愛犬の毛を撫でるのが大好きです。

→

動物を愛情を込めて優しく撫でる時に使います。

アカデミック

The therapist stroked the patient's arm to calm him.

療法士は患者を落ち着かせるために彼の腕をさすりました。

→

人を安心させるための身体的接触を表します。

名詞

可算

脳卒中、発作

A sudden medical emergency where blood flow to the brain is cut off.

ニュース

The politician suffered a mild stroke last night.

その政治家は昨晩、軽い脳卒中を起こしました。

→

suffer a stroke で「脳卒中を患う」という定型表現です。

日常会話

My grandfather is recovering from a stroke.

祖父は脳卒中から回復しているところです。

→

recover from a stroke は日常会話でよく使われます。

アカデミック

High blood pressure increases the risk of a stroke.

高血圧は脳卒中のリスクを高めます。

→

医学的な文脈で非常に重要な単語です。

可算

打つこと、一かき

An act of hitting a ball, or a single movement in swimming or rowing.

日常会話

She won the golf tournament by one stroke.

彼女は1打差でゴルフトーナメントに優勝しました。

→

ゴルフやテニスなどの打数を表します。

アカデミック

The swimmer improved his butterfly stroke significantly.

その水泳選手はバタフライのストロークを大幅に改善しました。

→

水泳の泳法や手のかき方を指します。

ビジネス

With a single stroke of the pen, the contract was signed.

ペンの一筆で、その契約は署名されました。

→

a stroke of the pen は「一筆」を意味する定型表現です。

可算

思いがけない発生

A sudden, unexpected occurrence of something good or bad.

日常会話

Finding that cheap apartment was a stroke of luck.

あの安いアパートを見つけたのは幸運の巡り合わせでした。

→

a stroke of luck は「思いがけない幸運」を表します。

ビジネス

His marketing idea was a stroke of genius.

彼のマーケティングのアイデアは天才的なひらめきでした。

→

a stroke of genius で「天才的なひらめき」を意味します。

フォーマル

It was a bold stroke to change the company logo.

会社のロゴを変更したのは大胆な一策でした。

→

予期せぬ大胆な行動や決定を指すこともあります。

語源

stroke は、古英語で「撫でる」を意味する strācian や、strike(打つ)の過去形に由来します。「打つこと」と「撫でること」は一見正反対に思えますが、どちらも「手や道具をある方向にサッと動かす」という共通の動作から現在の意味に発展しました。同じ語源を持つ関連語には、strike(打つ)があります。

派生語・ファミリー

strokeの使い方

よく使う組み合わせ

suffer a stroke (脳卒中を患う)a stroke of luck (思いがけない幸運)a stroke of genius (天才的なひらめき)at the stroke of midnight (真夜中ちょうどに)gentle strokes (優しい撫で方)

使い分け

stroke は表面を手のひら全体で滑らかに撫でさすり、pet は動物などを愛情を込めて優しく撫で、pat は手のひらで軽くポンポンと叩きます。

“She stroked the cat's back slowly.”

→ 手のひら全体で滑らかになぞるニュアンスです。

“The child wanted to pet the dog.”

→ 動物を可愛がって撫でる一般的な表現です。

pat

“He gave me a friendly pat on the shoulder.”

→ 手のひらで軽くポンポンと叩いて励ますニュアンスです。

よくある間違い

× My grandfather got a stroke. ○ My grandfather suffered a stroke. → 脳卒中や心臓発作などの重い病気を発症した場合は suffer や have を使います。

× I stroke my dog every morning. ○ I pet my dog every morning. → 日常的に「犬を撫でる」と言う時は pet が自然です。stroke はゆっくりさする動作を強調します。

コラム

豆知識

stroke が「脳卒中」を意味するのは、中世の「神からの突然の一撃(the stroke of God)」という考え方に由来します。当時は原因不明の突然の麻痺が、見えない力によって打たれた結果だと信じられていました。この「一撃」のニュアンスが現在も医学用語として残っています。

リアルな使われ方

ネイティブは誰かの自尊心をくすぐったり、おだてたりする時に stroke someone's ego という表現を使います。動物を撫でて機嫌を取るイメージから来ており、日常会話やビジネスシーンでも「彼をおだてる必要がある」といった文脈で実用的に使われます。

映画・音楽での使われ方

2000年代を代表するアメリカのロックバンド「ザ・ストロークス(The Strokes)」の名前には、この単語が使われています。音楽の「一撃」や絵画の「筆遣い」など、様々な意味を連想させるシンプルで力強い言葉として選ばれました。

イディオム・定型句

ことわざDifferent strokes for different folks.

十人十色、人の好みはそれぞれ

“Some like tea, others like coffee. Different strokes for different folks.”

定型句a stroke of luck

思いがけない幸運

“Winning that ticket was a stroke of luck.”

イディオムbroad strokes

大まかな概要、概略

“He explained the plan in broad strokes.”

strokeを使った会話例

月曜の朝、オフィスで同僚と

A

Did you hear about the manager? He suffered a stroke last weekend.

B

Yes, I was shocked. But I heard it was a mild one, which is a stroke of luck.

A

Exactly. He needs to rest and not worry about the project.

B

I agree. I can explain the project to the client in broad strokes for now.

A

That would be great. By the way, how was your golf game on Sunday?

B

Not bad. I improved my putting stroke, but I still need practice.

文化的背景

英語圏では、Different strokes for different folks(十人十色)という表現がよく使われます。ここでの stroke はボートを漕ぐ時の「かき方」に由来し、人それぞれやり方が違うことを肯定する文化的な背景があります。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。

よくある質問

Q. stroke とは?

手で滑らかに撫でることや、スポーツでボールを打つことを意味します。また、『He suffered a stroke.(彼は脳卒中を患った)』のように、突然の病気である脳卒中を指す際にも頻出します。

Q. stroke と pat の違いは?

stroke は手のひら全体を滑らせてさする動作です。一方の pat は手のひらで軽くポンポンと叩く動作で、『pat him on the back(彼の背中を軽く叩く)』のように使います。

Q. 脳卒中を意味する stroke はどんな動詞と一緒に使いますか?

脳卒中を起こすと言う時は suffer や have を使います。『She had a mild stroke.(彼女は軽い脳卒中を起こした)』のように表現し、get は使わないので注意が必要です。

Q. a stroke of luck を別の言葉で言い換えると?

思いがけない幸運を意味するため、an unexpected piece of luck や a lucky break に言い換えられます。『It was a lucky break.(それは思いがけない幸運だった)』と表現できます。

Q. in broad strokes とはどういう意味ですか?

絵の具の太い筆遣いから転じて、「大まかに」「概略で」という意味で使われます。『I will explain in broad strokes.(大まかに説明します)』のように、詳細を省く時に便利です。

CHECK QUIZ

Q: 「子どもが犬の頭をポンポンと軽く叩いた」の自然な表現は?

Q: 「彼の解決策は天才的なひらめきだった」の空所に入る語は? "His solution was a ( ) of genius."

Q: 「at the stroke of midnight」の意味は?