rear

  • ()後ろの、後部の
  • ()後部、背面
  • ()育てる、飼育する
  • ()後ろ足で立つ、そびえ立つ
UK/ˈrɪr/

発音のコツ

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rear は /rɪər/(米 /rɪr/)と発音します。r の音から始まり、再び r で終わるため日本人には少し発音しにくい単語です。最初の r は唇を丸めて突き出し、舌をどこにも触れさせずに「ル」と「リ」の中間の音を出します。続く母音は「イア」と発音し、最後の r で再び舌を丸めて喉の奥に引きます。舌先が上あごにつかないよう注意してください。

活用形

三単現
rears
進行形(-ing)
rearing
過去形
reared
過去分詞
reared
複数形
rears

コアイメージ

空間的な「後ろ・後部」や、下から上へ「持ち上げる・育てる」ことがコアイメージです。建物や乗り物の後ろ側を指す時や、動物などを飼育する時に使います。

rearの意味・例文

形容詞

後ろの、後部の

at or near the back of something.

日常会話

The rear door of the building was left open.

建物の裏口が開けっ放しになっていました。

建物や空間の後ろ側を指す際によく使われます。

ビジネス

Please load the boxes into the rear seats.

箱を後部座席に積んでください。

乗り物の後部を指定するフォーマルな表現です。

ニュース

The suspect escaped through the rear exit.

容疑者は裏口から逃走しました。

ニュース報道などでも頻出する堅い表現です。

名詞

可算

後部、背面

the back part of something, especially a building or vehicle.

日常会話

There is a small garden at the rear of the house.

家の裏手に小さな庭があります。

at the rear of 〜 で「〜の裏手に」という意味になります。

アカデミック

The projector is located in the rear of the hall.

プロジェクターはホールの後部に設置されています。

空間の後方部分を明確に指し示すことができます。

ビジネス

Passengers in the rear must fasten their seatbelts.

後部座席の乗客はシートベルトを締めなければなりません。

乗り物の後部空間を指す名詞として使われます。

動詞

他動詞

育てる、飼育する

to bring up and care for a child or animal until they are fully grown.

フォーマル

She reared three children all by herself.

彼女は女手一つで3人の子供を育て上げました。

子供を育てるという意味ですが、現代ではやや堅い響きがあります。

アカデミック

These birds are reared in captivity for conservation.

これらの鳥は保護のために飼育下で育てられています。

動物や家畜を飼育繁殖させる文脈でよく見かけます。

ニュース

The farmer rears cattle on his extensive land.

その農家は広大な土地で牛を飼育しています。

農業や畜産業での飼育活動を表すのに適しています。

自動詞

後ろ足で立つ、そびえ立つ

to stand on hind legs, or to rise high.

日常会話

The horse reared up in fear when it heard the noise.

馬は音を聞いて驚き、後ろ足で立ち上がりました。

rear up の形で、動物が怯えたり興奮したりして立つ動作を表します。

アカデミック

A massive mountain reared above the small village.

巨大な山が小さな村の上にそびえ立っていました。

建物や山が威圧感を持って高くそびえる様子を文学的に表現します。

ニュース

The bear reared to its full height to intimidate the rival.

クマはライバルを威嚇するために立ち上がって背伸びをしました。

動物が本来の大きさを示して立ち上がる場面で使われます。

語源

rear には2つの語源が混在しています。「育てる」の意味は古英語の rǣran(持ち上げる)に由来し、物理的に引き上げることから成長させる意味へと発展しました。「後部」の意味はラテン語の retro(後ろへ)に由来します。関連語には、retro と同じ語根を持つ retrospect(回顧する)があります。

派生語・ファミリー

形容詞rearward
副詞rearward

rearの使い方

よく使う組み合わせ

the rear window (後部の窓)the rear seat (後部座席)a rear view (後ろ姿)the rear entrance (裏口)rear a child (子供を育てる)

使い分け

rear は建物や乗り物などの後部をフォーマルに指し、back は日常的に最も広く使われる「後ろ」を、hind は主に動物の足や部位の「後ろ」を表します。

The rear door of the car is locked.

建物や乗り物などの後部をフォーマルに指すニュアンスです。

He is sitting in the back row.

日常的で最も広く使われる一般的な後ろを指すニュアンスです。

hind

The dog stood on its hind legs.

動物の足や体の特定の部位の後ろ側を指すニュアンスです。

よくある間違い

× She looked rear to see who was following her. ○ She looked back to see who was following her. → 「後ろを振り返る」という動作には back を使います。rear は主に空間的な「後部」を指すため不自然です。

× I was reared in Tokyo. ○ I was raised in Tokyo. → rear を人間の「育てる」に使うのはやや古風です。日常会話では raise や bring up を使うのが自然です。

コラム

豆知識

rear には「後部」と「育てる」という全く異なる意味がありますが、実は語源が異なります。「育てる」は古英語の rǣran(持ち上げる)から来ており、「後部」はラテン語の retro(後ろへ)に由来する古フランス語 rere が語源です。偶然同じ綴りになった珍しい単語です。

リアルな使われ方

ネイティブは車の追突事故を表現するときに、rear-end という動詞をよく使います。「I was rear-ended yesterday.(昨日、後ろから追突された)」のように受動態で使うのが定番です。日常会話からニュースまで、交通関連の話題で頻出する実用的な表現です。

映画・音楽での使われ方

アルフレッド・ヒッチコック監督の1954年の名作サスペンス映画『裏窓』は、原題が『Rear Window』です。足を骨折して部屋から出られない主人公が、アパートの「裏窓(rear window)」から隣人の行動を観察し、事件に巻き込まれていくという設定で、rear の空間的な意味合いがよく表れています。

イディオム・定型句

イディオムbring up the rear

最後尾を務める、しんがりを歩く

The slow runners will bring up the rear.

イディオムrear its ugly head

(不快な問題が)頭をもたげる

The financial problem reared its ugly head again.

定型句in the rear

後方に、背後に

The enemy attacked us in the rear.

rearを使った会話例

週末、友人の家の駐車場で

A

Can you check the rear of my car? I think I hit the wall.

B

Let me see. The rear bumper looks completely fine to me.

A

That is a relief. I could not see well through the rear window.

B

You should adjust your rearview mirror before driving backwards.

A

You are right. By the way, how is the puppy you are rearing?

B

He is great, but he always stands on his hind legs to beg for food.

A

That sounds adorable. I will come see him playing in the back yard soon.

B

Sure! He loves having visitors around.

文化的背景

「育てる」の意味で rear を使うのは、イギリス英語の古い表現の名残があり、現代のアメリカ英語では主に動物の飼育に対して使われる傾向があります。人間の子供には raise や bring up を使うのが一般的です。一方で「後部」という意味では、英米問わずフォーマルな表記として広く使われます。

よくある質問

Q. rear とは?

建物の「後部」や、動物・子供を「育てる」ことを意味します。『The rear door is locked.(裏口は施錠されている)』のように、空間の後ろ側を指すフォーマルな言葉としてよく使われます。

Q. rear と back の違いは?

back は日常会話で最も一般的に使われる「後ろ」です。一方の rear はよりフォーマルで、建物や乗り物の後部を指す際に好まれます。『the back of the room(部屋の後ろ)』に対し『the rear of the vehicle(車の後部)』のように使い分けます。

Q. rear を「育てる」という意味で使ってもいいですか?

人間の子供に対して使うことも可能ですが、現代ではやや古風で堅い響きがあります。『I was raised in Tokyo.(東京で育った)』のように raise を使うのが自然です。動物の飼育には rear をよく使います。

Q. 車の「バックミラー」は英語で何と言いますか?

英語では rearview mirror と言います。『Check the rearview mirror.(バックミラーを確認して)』のように使います。和製英語の back mirror では通じないため注意が必要です。

Q. rear はどのような場面でよく見かけますか?

車や建物の取り扱い説明書、ニュース、標識などで頻繁に見かけます。例えば『rear tires(後輪)』や『rear exit(裏口)』のように、物理的な後部を正確に伝えるフォーマルな場面で重宝されます。

CHECK QUIZ

Q: 「犬が後ろ足で立った」の自然な表現は?

Q: 車で「後ろから追突された」と言うときの自然な表現は?

Q: 「The problem reared its ugly head.」の意味は?