beast
- (名)野獣、大型の四足動物
- (名)残忍な人、嫌な奴
- (名)厄介なこと、困難な課題
発音のコツ
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beast の発音は /biːst/ です。最初の「b」で唇をしっかり弾いた後、母音の「iː」は口を横に引きながら「イー」と長めに伸ばします。最後の「st」は喉を震わせない無声音です。舌先を歯茎に当てて「ス」と息を吐き、そのまま軽く「ト」と破裂させます。「ビースト」と日本語のように母音「オ」を入れないよう注意してください。
活用形
- 複数形
- beasts
コアイメージ
獰猛で大型の四足動物や、手に負えない荒々しい存在であることがコアイメージです。野生の恐ろしい動物を表す時や、困難な課題、残忍な人を比喩的に表現する時に使います。
beastの意味・例文
名詞
野獣、大型の四足動物
A large and dangerous wild animal.
The zoo recently acquired a wild beast from Africa.
その動物園は最近、アフリカから野生の獣を受け入れました。
wild beast は「野生の獣」を表す定番の組み合わせです。
Early humans had to defend themselves against wild beasts.
初期の人類は野生の野獣から身を守らなければなりませんでした。
歴史や人類学の文脈で、人間を脅かす動物として登場します。
The legend speaks of a mythical beast in the forest.
その伝説は、森に住む神話上の獣について語っています。
ドラゴンなどの架空の恐ろしい生き物を指すこともあります。
残忍な人、嫌な奴
A cruel, uncivilized, or disgusting person.
He turned into a cruel beast when he was angry.
彼は怒ると残酷な野獣へと豹変しました。
理性を失い、動物のように荒々しくなる様子を表します。
Stop acting like a beast and eat properly.
野蛮な人のように振る舞うのはやめて、きちんと食べなさい。
行儀が悪く、粗野な振る舞いをする人を非難する時に使います。
The dictator was known as a beast among his people.
その独裁者は国民の間で残忍な人物として知られていました。
冷酷で人間味のない人物を比喩的に表現します。
厄介なこと、困難な課題
A very difficult task or problem.
This new tax form is a real beast to fill out.
この新しい税務申告書は記入するのが本当に厄介です。
手に負えないほど面倒で複雑なシステムや書類などを指します。
The final exam was an absolute beast.
期末試験はとてつもなく困難なものでした。
試験や課題が非常に難しかったことを強調するカジュアルな表現です。
Traffic on the highway is a beast today.
今日の高速道路の渋滞は本当にひどいです。
渋滞や悪天候など、コントロールできない厄介な状況にも使えます。
語源
beast はラテン語の bestia(獣、動物)を語源とし、古フランス語を経て英語に入りました。もともとは動物全般を指していましたが、次第に人間と対比される「理性のない野蛮な生き物」というニュアンスが強まり、現在の意味に発展しました。同じ語根を持つ関連語には、bestial(獣のような、野蛮な)があります。
派生語・ファミリー
beastの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
beast は獰猛で大型の四足動物や野蛮な存在を、animal は生き物全般を指す客観的な言葉を、creature は神の創造物というニュアンスを持ち、未知の生き物など幅広い対象を表します。
よくある間違い
× My dog is a cute beast. ○ My dog is a cute animal. → beast には獰猛さや手に負えなさがあるため、一般的な愛玩動物には animal や pet を使います。
× He studies the beasts in the ocean. ○ He studies the creatures in the ocean. → 海洋生物や小さな生き物には creature や animal を使います。beast は主に大型の陸上動物を指します。
コラム
豆知識
新約聖書の『ヨハネの黙示録』には「獣の数字」として 666 という数字が登場します。この the mark of the beast(獣の刻印)は、西洋文化において悪魔や反キリストの象徴として広く知られており、ホラー映画や文学作品でも不吉なモチーフとして頻繁に引用されます。
リアルな使われ方
若者言葉やスポーツの文脈では、beast mode(ビーストモード)というスラングがよく使われます。これは「野獣のように圧倒的な力を発揮している状態」を指し、「He went beast mode in the second half.(彼は後半戦でビーストモードに入った)」のように称賛の意味で使われます。
映画・音楽での使われ方
ディズニーのアニメーション映画『美女と野獣』の原題は Beauty and the Beast です。また、ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビースト』(Fantastic Beasts) にもこの単語が使われており、魔法世界に生息する危険で不思議な生き物たちを見事に表現しています。
イディオム・定型句
物事の避けられない本質や性質
“Bugs are just the nature of the beast in software development.”
荷役用の動物、重荷を背負う人
“The donkey has been used as a beast of burden for centuries.”
(人の)野蛮な本性を引き出す
“The intense competition brought out the beast in him.”
beastを使った会話例
金曜の夕方、オフィスで同僚と
This new software is a real beast to learn.
Tell me about it. It is so complicated.
I guess bugs are just the nature of the beast with early versions.
Exactly. We just have to deal with it until the next update.
I hope the update does not create a new monster.
Let's hope not. Have a good weekend!
文化的背景
キリスト教文化圏において、獣はしばしば悪魔や邪悪な力の象徴として描かれます。新約聖書の『ヨハネの黙示録』に登場する「獣の数字(666)」はその代表例です。一方で、現代のスポーツなどでは肯定的なニュアンスで使われることも増えています。
よくある質問
Q. beast とは?
獰猛で大型の四足動物や、手に負えない荒々しい存在のことです。『The lion is a wild beast.(ライオンは野生の獣だ)』のように、恐ろしい動物を指す際によく使われます。
Q. beast と monster の違いは?
beast はライオンやクマなど実在する大型動物を指すことが多いのに対し、monster は怪物や化け物など架空の恐ろしい存在を指します。『a scary monster(怖い怪物)』のように使い分けます。
Q. 人に対して beast を使うとどうなりますか?
文脈によって、残忍でひどい人を非難する意味にも、圧倒的な実力を持つ人を称賛する意味にもなります。『Stop being such a beast.(そんなひどい奴になるな)』のように使えます。
Q. スラングとしての beast にはどんな意味がありますか?
若者の間では、スポーツなどで圧倒的な実力を持つ人を褒める言葉として使われます。『He is a beast on the court.(彼はコート上では野獣のようにすごい)』のように表現します。
Q. the nature of the beast とはどういう意味ですか?
「物事の避けられない本質や性質」を意味するお決まりの表現です。『It is just the nature of the beast.(それはそういうものだ/避けられないことだ)』と、諦めや納得を示す時に使います。
CHECK QUIZ
Q: 「海に生息する小さな生き物」を指すのに最も自然な名詞は?
Q: 「それはそういうものだ(避けられない本質だ)」を意味するフレーズは?