artifice
- (名)策略、たくらみ
- (名)巧妙さ、器用さ
発音のコツ
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artifice は最初の母音「ɑːr」にアクセントを置きます。口を大きく開けて「ア」と発音しながら、舌を丸めて「r」の音を響かせてください。続く「tə」は力を抜いた曖昧な音にし、最後の「fice(fɪs)」は上の歯で下唇を軽く噛んで「f」を出し、短く「ィス」と発音します。「アーティフィス」と平坦にならないよう、最初を強く読むのがコツです。
活用形
- 複数形
- artifices
コアイメージ
他人を欺くための巧妙な仕掛けや、目的を達成するための巧みな技術がコアイメージです。相手を騙す策略や、芸術的なまでの器用さを表現したい時に使います。
artificeの意味・例文
名詞
策略、たくらみ
Clever or cunning devices or expedients, especially as used to trick or deceive others.
The Trojan Horse was an extraordinary artifice.
トロイの木馬は並外れた策略でした。
歴史上の有名な騙し討ちや仕掛けを表す典型的な用法です。
The politician used every artifice to win the election.
その政治家は選挙に勝つためにあらゆる策略を用いました。
政治やビジネスの場で目的を達成するためのズル賢い手段を指します。
Her tears were just an artifice to get sympathy.
彼女の涙は同情を買うためのただの策略でした。
相手の感情を操るための演技やごまかしを表現できます。
巧妙さ、器用さ
Cleverness or skill in making or doing something.
The play was directed with great artifice.
その劇は素晴らしい技巧で演出されていました。
芸術作品や演出の高度な技術を称賛する際に使われます。
He admired the artifice of the intricate clockwork.
彼は複雑な時計仕掛けの巧妙さに感嘆しました。
物理的な機械や構造物の精巧さを表すこともできます。
The novel is written without artifice or pretense.
その小説は技巧や見栄を張ることなく書かれています。
without artifice で「技巧に走らず自然な」というニュアンスになります。
語源
artifice は、ラテン語の ars(芸術、技術)と facere(作る)が組み合わさって誕生しました。熟練した技術を使って何かを作り出すという成り立ちから、人を欺く「巧妙な仕掛け」や「策略」という意味へ発展しました。同じ ars(技術)の語根を持つ関連語には、artificial(人工の、不自然な)があります。
派生語・ファミリー
artificeの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
artifice は目的を達成するための巧妙な技術や仕掛けを、deception は真実を隠して相手を欺く行為そのものを、trickery は悪意を持って人を騙すずる賢い手口を指します。
“He was guilty of obtaining money by deception.”
→ 真実を隠して相手を欺く行為そのものに焦点が当たります。
“The salesman used trickery to sell it.”
→ 悪意を持って人を騙すずる賢い手口であることを強調します。
よくある間違い
× The beautiful landscape is an artifice. ○ The beautiful landscape is a work of art. → artifice は「人を欺くための人工的な策略」という否定的な意味を持つため、純粋な芸術作品には使いません。
× He solved the math problem with artifice. ○ He solved the math problem with cleverness. → artifice の「巧妙さ」は人を騙す意図を含むことが多いため、単なる頭の良さや賢さを褒める場合には不自然です。
コラム
豆知識
artifice の語源であるラテン語の ars(技術)は、art(芸術)や artisan(職人)と同じルーツを持っています。古くは「職人の優れた技術」というポジティブな意味合いが強かったのですが、時代が下るにつれて「技術を使って人を騙す」というネガティブな意味に変化していきました。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話ではあまり登場しませんが、映画や文学のレビュー記事では頻出します。例えば、特殊効果や演出が過剰で不自然な作品に対して「too much artifice(技巧に走りすぎている)」と批判する際に便利な表現として使われます。
映画・音楽での使われ方
SF 映画『A.I.』(Artificial Intelligence)のテーマは、人間の感情と人工的な技術の境界線です。この artificial(人工的な)は artifice と同じ語源を持ち、「自然ではない作られたもの」という共通のコアイメージを持っています。作品を通じて、技術がもたらす虚構性について深く考えさせられます。
イディオム・定型句
飾らずに、ありのままに
“She spoke from the heart, without artifice.”
策略を用いる
“The general employed every artifice to win.”
まったく偽りのない
“His apology was completely devoid of artifice.”
artificeを使った会話例
映画館からの帰り道、友人と
What did you think of the movie? I loved the special effects.
It was visually stunning, but the plot felt like a cheap artifice to me.
Really? I thought the twist at the end was quite clever.
It relied too much on deception rather than solid storytelling.
I guess they did employ every artifice to surprise the audience.
Exactly. I prefer movies that touch the heart without artifice.
That makes sense. Next time, let's watch a documentary instead.
Sounds like a plan. I appreciate pure honesty in films.
文化的背景
西洋の文学や政治評論において、artifice は「自然(nature)」や「誠実さ(sincerity)」の対極にある概念として頻繁に登場します。英米間で使い方に大きな差はなく、学術書やフォーマルな批評の場で好んで使われる語彙です。
よくある質問
Q. artifice とは?
他人を欺くための巧妙な仕掛けや策略のことです。『The Trojan Horse was an extraordinary artifice.(トロイの木馬は並外れた策略だった)』のように、歴史や政治の文脈でよく使われます。
Q. artifice と trick の違いは?
trick は日常的で軽い手品やいたずらを指しますが、artifice はより高度で知的な技術を伴う策略を指します。『He used a cheap trick.(彼は安っぽい手を使った)』に対し、より複雑なニュアンスを持ちます。
Q. artifice は褒め言葉として使えますか?
基本的には人を騙す策略というネガティブな意味で使われます。ただし『a movie made with great artifice(素晴らしい技巧で作られた映画)』のように、高度な技術や巧妙さを称賛する文脈で稀に使われます。
Q. artifice を日常会話で言い換えると?
日常会話ではフォーマルすぎるため、trick に言い換えるのが自然です。『He used artifice to win.』は、よりカジュアルに『He used a trick to win.(彼は勝つために手を使った)』と表現できます。
Q. without artifice とはどういう意味ですか?
「飾らずに」「ありのままに」という意味の定型表現です。『She answered the question without artifice.(彼女は飾らずに質問に答えた)』のように、誠実さや純粋さを強調したい時に使います。
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CHECK QUIZ
Q: 「悪意のあるずる賢い騙しの手口」に最も適した単語は?
Q: 「She spoke without artifice.」の正しい意味は?
Q: artifice を使って「純粋な芸術作品」を褒めるのが不自然な理由は?