apathy
- (名)無関心、無気力
- (名)(政治・社会への)無関心
発音のコツ
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apathy は最初の母音「æ」にアクセントを置きます。口を横に引きながら「ア」と「エ」の中間の音を出してください。続く「ə」は力を抜いた曖昧な音にし、最後の「θi」は上下の歯で舌先を軽く挟んで隙間から息を出しながら「スィ」と発音します。平坦なカタカナ読みにならないよう注意しましょう。
活用形
- 複数形
- apathies
- 通常は不可算名詞として扱われます
コアイメージ
感情や興味、関心が完全に欠如している状態がコアイメージです。政治や社会問題、あるいは人生そのものに対して、何もやる気が起きない無気力な状態を表す時に使います。
apathyの意味・例文
名詞
無関心、無気力
A lack of interest, enthusiasm, or concern.
She sank into deep apathy after losing her job.
彼女は仕事を失った後、深い無気力状態に陥りました。
個人の深刻なやる気の喪失を表す際によく使われます。
The patient exhibited signs of apathy and depression.
その患者は無気力と抑うつの兆候を示しました。
心理学や医療の分野で、感情の鈍麻を表す専門用語として使われます。
We must overcome employee apathy to improve productivity.
生産性を向上させるために、従業員の無気力を克服しなければなりません。
職場のモチベーション低下を表現する際に適しています。
(政治・社会への)無関心
A lack of interest in political or social matters.
Voter apathy resulted in a very low turnout.
有権者の無関心が非常に低い投票率を招きました。
voter apathy は選挙に関するニュースで頻出する定型表現です。
The government is concerned about the growing public apathy.
政府は増大する大衆の無関心を懸念しています。
public apathy で社会全体が問題に関心を持たない様子を表します。
Political apathy is a threat to modern democracy.
政治的無関心は現代の民主主義に対する脅威です。
若者の政治離れなどを論じる際に欠かせない表現です。
語源
apathy は、否定を表す接頭辞 a-(無い)と、ギリシャ語の pathos(感情、苦痛)から成り立っています。感情がすっぽりと抜け落ちてしまった状態を指すことから、「無関心」や「無気力」という意味に発展しました。同じ pathos(感情)の語根を持つ関連語には、sympathy(共感)や pathetic(哀れな)があります。
派生語・ファミリー
apathyの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
apathy は感情や意欲が完全に失われた無気力な状態を、indifference は対象に対して良くも悪くも思わない無関心を、disinterest は個人的な利害関係がなく公平な立場であることを表します。
“She showed complete indifference to his proposal.”
→ 興味がなく、どちらでも構わないというニュアンスです。
“A judge must maintain complete disinterest in the case.”
→ 利害関係がなく公平で客観的であるニュアンスです。
よくある間違い
× I feel apathy about this problem. ○ I feel apathetic about this problem. → 自分の感情を表す時は形容詞 apathetic を使うのが自然です。「apathy を感じる」という表現はやや不自然です。
× The judge showed apathy in the trial. ○ The judge showed disinterest in the trial. → 裁判官に必要なのは感情の欠如を表す apathy ではなく、利害関係のない客観的で公平な態度である disinterest です。
コラム
豆知識
apathy の語源である pathos(感情)は、現代でも「ペーソス(哀愁)」として日本語に定着しています。感情が「無い(a-)」という成り立ちの通り、apathy は単に興味がないだけでなく、心が麻痺して何も感じなくなってしまったような深刻な状態を表す言葉です。
リアルな使われ方
ネイティブの日常会話では、名詞の apathy よりも形容詞の apathetic を使って「I feel apathetic today.(今日は何もやる気が起きない)」と表現することがよくあります。深刻な病気というより、一時的な燃え尽き症候群のような感覚を伝える際にも使われます。
映画・音楽での使われ方
2011年のグラミー賞ノミネート曲である Foster The People の『Pumped Up Kicks』など、若者の社会に対する apathy(無関心)や疎外感は、多くのポップミュージックや映画で重要なテーマとして描かれてきました。
イディオム・定型句
無気力状態に陥る
“He began to fall into deep apathy.”
無気力や無関心を振り払う
“We need to shake off this apathy.”
無関心な風潮
“A climate of apathy spread through the company.”
apathyを使った会話例
月曜の朝、大学のカフェテリアで
Did you watch the news about the local election?
No. To be honest, I feel completely apathetic about politics lately.
That widespread apathy is exactly what the politicians want.
Maybe. But it feels like my vote won't make a difference.
We need to shake off this apathy and start caring.
You are right. I shouldn't show complete indifference to our future.
Let's go vote together next time!
Sounds good. I will read the candidates' policies tonight.
文化的背景
英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。現代社会では「voter apathy(有権者の無関心)」や「bystander apathy(傍観者効果による無関心)」など、社会全体の連帯感が薄れる現象を指す言葉として頻繁に議論されます。
よくある質問
Q. apathy とは?
感情や意欲、関心が完全に失われた無気力な状態のことです。『He sank into deep apathy.(彼は深い無気力状態に陥った)』のように、深刻なやる気の喪失を表します。
Q. apathy と indifference の違いは?
indifference は「どちらでもいい」という単なる無関心ですが、apathy は感情やエネルギー自体が枯渇した「無気力」に近い状態です。『voter apathy(有権者の無関心)』のように社会問題としても使われます。
Q. apathy はどのような文脈で使われますか?
政治や社会問題に対する大衆の無関心や、個人の深刻な無気力を表す際に使われます。『overcome public apathy(大衆の無関心を克服する)』のように、ニュースや学術的な文章で頻繁に登場します。
Q. apathy の形容詞形は?
形容詞は apathetic(無関心な、無気力な)です。『I feel apathetic about my job.(仕事に対して無気力に感じる)』のように、日常会話では名詞よりも形容詞の方がよく使われます。
Q. apathy を簡単な言葉で言い換えると?
日常的な表現では lack of interest や not caring で言い換えられます。『His lack of interest is a problem.(彼の無関心は問題だ)』とすると、よりカジュアルで伝わりやすくなります。
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CHECK QUIZ
Q: 裁判官に求められる「利害関係のない公平さ」を表す名詞は?
Q: 「彼は仕事に対して無気力だ」の自然な英語表現は?
Q: 「有権者の無関心」を意味する社会問題の定番フレーズは?