afford
- (動)(〜する)余裕がある
- (動)提供する、与える
発音のコツ
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afford は後半の for にアクセントを置きます。最初の母音は力を抜いた曖昧な音にして「ア」と短く発音します。メインとなる ford は、上の前歯で下唇を軽く噛んで摩擦音の f を出した後、唇を丸めて「オー」と伸ばしながら舌を丸めて r の音に繋げます。「アフォード」と平坦なカタカナ読みにならないよう注意してください。
活用形
- 三単現
- affords
- 進行形(-ing)
- affording
- 過去形
- afforded
- 過去分詞
- afforded
コアイメージ
金銭的・時間的・精神的に何かをするための十分なリソースを持っていることがコアイメージです。主に、何かを買ったり行ったりする「余裕がある」と言いたい時に使います。
affordの意味・例文
動詞
(〜する)余裕がある
To have enough money or time to be able to buy or do something.
I cannot afford to buy a new smartphone right now.
今は新しいスマートフォンを買う余裕がありません。
金銭的な余裕がないことを伝える最も一般的な使い方です。
The company cannot afford to lose any more customers.
その会社はこれ以上顧客を失うわけにはいきません。
損失を受け入れる余裕がないという強い危機感を表します。
I wish I could afford a long vacation to Hawaii.
ハワイへ長期休暇に行く余裕があったらいいのにな。
時間やお金に対する願望を表現する際にも使われます。
提供する、与える
To supply or provide an opportunity or a required thing.
The scholarship afforded him the opportunity to study abroad.
その奨学金は彼に留学する機会を与えました。
機会や可能性を提供するというフォーマルな用法です。
The rooftop terrace affords a beautiful view of the city.
屋上のテラスからは街の美しい景色が望めます。
場所が景色などを「提供する」という文学的な表現です。
The new law will afford greater protection to consumers.
新法は消費者にさらなる保護を提供するでしょう。
権利や保護を与えるという文脈で使われます。
語源
afford は古英語の geforthian(成し遂げる)に由来しています。接頭辞 ge-(完全に)と forth(前へ)が組み合わさり、「物事を前へ進めて達成する」という意味になりました。そこから「達成するだけの資源やお金を持っている」という現在の意味に発展しました。同じ forth(前へ)を語根に持つ関連語には、forthcoming(近づきつつある)があります。
派生語・ファミリー
affordの使い方
よく使う組み合わせ
使い分け
afford はお金や時間の余裕があることを、manage は困難な状況でなんとかやり遂げることを、provide は必要なものを他者に提供することを表します。
“I will manage to finish the report by tomorrow.”
→ 苦労しながらもどうにか達成するというニュアンスです。
“The school will provide lunch for the students.”
→ 誰かに必要な物資やサービスを与えるというニュアンスです。
よくある間違い
× I afford to buy a new car. ○ I can afford to buy a new car. → afford は通常 can などの助動詞を伴って使われます。単独で使うのは不自然です。
× I cannot afford buying a house. ○ I cannot afford to buy a house. → afford の後に動詞を続ける場合、動名詞ではなく不定詞を使います。
コラム
豆知識
afford が「提供する」という意味を持つのは、古英語の「前へ進める、成し遂げる」という語源の名残です。現代では「金銭的余裕」の意味が主流ですが、契約書や文学作品などのフォーマルな場面では The contract affords protection(契約が保護を提供する)のように古い用法がそのまま生き残っています。
リアルな使われ方
ビジネスシーンでは We can't afford to make mistakes.(ミスをするわけにはいかない)というフレーズが頻出します。これはお金の話ではなく、「ミスが引き起こす結果を受け入れるだけの精神的・物理的な余裕がない」という強い危機感や責任感を示す定番の表現です。
映画・音楽での使われ方
2011 年の SF 映画『In Time(TIME/タイム)』は、時間が通貨として使われる世界を描いています。劇中では I don't have the time の代わりに I can't afford it(そんな時間を払う余裕はない)という表現が使われ、afford が持つリソースの概念がうまく表現されています。
イディオム・定型句
〜する余裕は到底ない
“We can ill afford to make any more mistakes.”
〜という贅沢を享受する
“He cannot afford the luxury of a day off.”
affordを使った会話例
昼休み、カフェで同僚と
Are you planning to go anywhere for the summer holidays?
I want to go to Europe, but I cannot afford the flight tickets right now.
Flights are really expensive these days.
Exactly. I think I will just stay home and relax.
That sounds nice, too. We cannot afford to get exhausted before the big project.
You are right. I need to save my energy.
文化的背景
日常会話では、can't afford to(〜する余裕がない、〜するわけにはいかない)という否定形での使用が圧倒的に多く見られます。金銭的な理由だけでなく、「そんなリスクは冒せない」という強い決意や忠告を表す際にも非常に重宝される表現です。英米間で大きな差はなく、どの地域でも広く使われます。
よくある質問
Q. afford とは?
金銭的、時間的、または心理的に何かをする十分な余裕があることです。『I cannot afford a new car.(新しい車を買う余裕がない)』のように、否定形で使われることが非常に多い単語です。
Q. afford はお金以外にも使えますか?
はい、時間や精神的な余裕、あるいはリスクを取る余裕についても使えます。『We cannot afford to waste time.(時間を無駄にする余裕はない)』のように、時間的な切迫感を表す際にもよく登場します。
Q. afford の後ろにはどんな形が来ますか?
名詞を直接置くか、to 不定詞を置きます。『afford a vacation(休暇の余裕がある)』や『afford to travel(旅行する余裕がある)』のように使います。動名詞(-ing)は来ないので注意しましょう。
Q. afford と affordable の違いは?
afford は「余裕がある」という動詞で、人の能力や状況を表します。一方の affordable は「手頃な価格の」という意味の形容詞で、『an affordable price(手頃な価格)』のように物に焦点を当てて使います。
Q. afford が「提供する」という意味になるのはどんな時ですか?
主にフォーマルな文章で、機会や景色などを「与える」と言いたい時に使われます。『The room affords a great view.(その部屋からは素晴らしい景色が見える)』のように、主語が無生物になることが多いです。
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CHECK QUIZ
Q: 「We can't afford to lose him.」の最も適切な訳は?
Q: 「車を買う余裕がある」の正しい英語は?
Q: 「困難な状況でなんとかレポートを完成させた」と言いたい時に最適な動詞は?